しろいるか旅行記

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2020年1月 近畿【3/9】「上御殿」泊 龍神温泉は紀州徳川家御用達。殿様用の部屋に宿泊!?

こんにちは、しろいるかです
近畿旅行の三日目、京都から南へ向かい、和歌山県にある秘湯、龍神温泉に泊まります!

近畿旅行 一日目の記事はこちら

近畿旅行 二日目の記事はこちら

龍神温泉とは

龍神温泉和歌山県北部の山あいにある温泉地。関東ではあまりその名は聞きませんが、そのかっこいい名前と泉質の良さから、関西では知名度が高いみたい。

また、高野山からも近いからか古くは弘法大師が開湯したとも言われ、江戸時代には徳川家康の息子、頼宜を家祖とする紀州徳川家に愛されたという歴史ある温泉地です。

アクセスは非常に悪く、公共交通機関は最寄り駅からバスで1時間以上というなかなかの秘湯。

また、冬季は高野山龍神温泉を繋ぐ龍神スカイラインにスノータイヤ規制がかかるため、ノーマルタイヤの場合は奈良県側から南下して行くことはできません。

私たちは京都からレンタカーを借りたのですが、当然ノーマルタイヤなため、一旦大阪を経由して和歌山市の方に抜けてから山奥に入っていく形を取ることになります。

(具体的には、有田ICから一般道を使うことになりました。)

京都からだとだいたい3時間程度かかります。隣の県なのに結構な長旅!

ほぼ和歌山県と思った方がいいかも

日本一のヤッホーポイント(椿山ダム

有田ICから龍神温泉に向かうと、よっぽど急いでいない限りはほぼ確実にこのスポットに目が釘付けになり、車を停めて吸い寄せられることになるはずです。

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(ちょっと写真だと逆光になってしまって見づらいですが…)

山の中に突然現れる、主張の激しい看板。

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主張の激しい看板に向かって伸びる主張の激しい吊橋

ヤッホーポイント…? 日本一…? 怪しすぎる・・・これは行くしかない!

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吊橋は両端は下が見える床になっていて高所恐怖症だとなかなかの怖さ。

私たち以外にも思わず惹き寄せられた人たちが何組もいて、皆疑問を口にしながら橋を渡っていました。

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橋からの景色は素晴らしいです。椿山ダム雄大な景色を見渡すことができます!こんな感じの場所に架かっています。

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橋を渡りきるとまずMSゴシック体的なフォントで歓迎の意を示してくれます。

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トーテムポールもよく来たと言ってくれています。

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遠くから見えていた看板の根本まで来たぞ!

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そう、日本一のヤッホーポイントとはこの椿山ダムの地形が最も山彦が返ってきやすい地形なことに由来するんですね。

この場所から対岸に向かってヤッホーと叫ぶと、面白いぐらいキレイに山彦となって返ってきます。意外に人がいて、ちょっと叫ぶのが恥ずかしかったですが笑

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その原理やらが説明されてました。これはなかなかユニークなスポット…。

じっくり楽しんでも橋を渡るところから含めて30分はかかりません。是非寄ってみて!

宿泊:龍神温泉 上御殿

日も落ちるころ、龍神温泉に無事到着。かなりの山奥なので、日暮れまでには到着できるスケジュールにした方が良さそうです。

龍神温泉は小規模な温泉宿が10軒ほど固まっている非常に小さな温泉地。温泉街が形成されるほどではなく、外湯とお土産物屋さんが1軒だけあります。コンビニも無いですので夕食付のプランにしておいた方が良さそうです。

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今回泊まるのは上御殿さん。宿の入口にもなる本館は登録有形文化財にも指定されている建物です。

なんでも徳川頼宜が龍神温泉をいたく気に入り、湯治をするための宿として作らせたのが上御殿のはじまりなんだとか。ちなみに隣には、殿様の湯治のお付きの人たちが泊まるために作られた下御殿というお宿もあります。

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立派な玄関。お正月の門松も和の建物に似合いますね。

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玄関には立派な活花などが色々飾られてました。

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中も板張りで歴史のあるつくり。さすがに創業当時(1600年代)の建物ではないですが、明治初期に建て替えられたものだそうです。

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2階部分が客室になっています。全部で3部屋かな?どれも入口は障子や襖になっており鍵付きの扉はついていません。お屋敷の1部屋に泊まらせてもらう感じですね。

ちなみに奥に新館もあり、そちらは旅館のようなつくりのお部屋が10部屋ほどありました。新館の方は文化財ではありませんが、見た目も綺麗でいわゆる温泉旅館のような雰囲気。お部屋のお値段は新館の方が少し高かったです。

上御殿の部屋(御成りの間)

さて、今回宿泊するのは御成りの間と呼ばれる部屋。実はこの部屋、徳川頼宜が宿泊するための部屋として作られたんだそうです。女将さん曰く建物自体は明治に建て替えているが、その際に御成りの間に関してはもとの間取りや調度品などをそっくりそのまま使っているんだとか。

実質殿様の間に泊まるようなものですね!ワクワクしながらお部屋に入ると…

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2部屋に分かれた間取りになっていました。

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手前の部屋は部下が控えるための場所で、奥の部屋と比べて一段低くなっているのはそのためだそう。今はコタツの間になってます笑

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奥の部屋が殿様用ですね。なんだか価値のありそうな襖があります。

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さぞかし名のある人が書いたんだろう。

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良さそうな調度品の数々。

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しっかりした活花と奥に隠れている良さそうな掛け軸。

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戸棚のなにやら銘品ぽい棚絵。

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部屋の上の方の縁に誰かの書。

全体的に殿様感あふれる部屋になっていました。

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奥の障子を開けると、旅館特有のあのスペースもちゃんとありました!

冬場は手前の部屋がコタツの間になっているので、だいたいコタツに入って過ごす感じですが、お布団は奥の部屋に敷かれるため、殿様気分で寝ることが出来ます。

立派なお部屋に泊まれて満足!大きなこたつに入ってごろごろテレビを見ながら元旦の夜を過ごすのもお正月感があって良かった。

上御殿の食事

なんと御成りの間ではこたつの間にお食事を運んでもらって部屋食が出来ました。

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こたつの上に並ぶ賑やかなお皿の数々。

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お正月なので先付がおせち料理になっていました。おせち料理は正直なところ美味しいとはあまり思えないけど、せっかくの縁起物だし。

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お正月なのでお屠蘇もついていました。これは嬉しい~!

料理をいただいている途中にも女将さんが新年のご挨拶に来てくださいました。

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こちらの名物料理、鹿肉のルイベです。どうみても生肉なんですが、一旦鹿肉を凍らせてそれをタタキにしたものみたいです。半解凍状態で食べるのですが、シャリシャリした食感と思ったより柔らかいお肉にびっくりしました。少し食べるのに躊躇したものの、臭みもなく、思ったより美味しかった。どうやらジビエ料理としてこういうレシピがあるみたいですね。

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アマゴの焼き物。出てきてすぐ食べてしまったので夫のものを反対側から笑

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デザートはキウイのゼリーでした。ソースはまるまる1個絞ったんじゃないかという濃厚さ。

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朝ごはんはお部屋食か、お食事会場での食事が選べます。朝はお部屋でゆっくりしていたいので、お食事会場を選択。定番の温泉旅館朝ごはんって感じです。

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朝ごはんにもおせちプレートが付いていました。夜のと合わせてだいたいの縁起物は制覇できた気がする。

料理は全体的に華やかで温泉旅館に来た!って感じられる料理。おせちじゃない普通の献立だとどんな感じだったんだろう。

上御殿のお風呂

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龍神温泉といえば泉質の良さで評判だと言われているようで、なんでも日本三美人の湯に数えられるんだそうな。あれ、温泉の三大って草津温泉有馬温泉下呂温泉だったような…と思って調べてみたら温泉のジャンルだけで三大〇〇ってめっちゃあるんですね笑

美人の湯ということで、無色透明、無味無臭ですがヌルっとしたタイプのお湯でした。化粧水いらずって感じですね!

上御殿では内湯が男女別一つずつに加えて貸切の露天風呂が1つあり、こちらは空いていればいつでも入れるタイプのものでした。

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宿の裏手からお風呂に繋がる通路を抜けていきます。この辺り秘湯感がありますね!

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こちらは内湯。

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男性用の方は誰もいなかったので写真を撮ってきてもらいました。女性用もほぼ同じつくりです。檜の香りを感じられるいい浴槽です。

源泉かけ流し・循環併用式のようで湯口からはやや温度の低めの源泉、内部で循環して加温している感じでしたが、湯船のへりからは注がれているのとほぼ同量のお湯がオーバーフローしていたのでほぼ源泉かけ流しですね。塩素の臭いも特にしませんでした。

入るとトロトロ感がいい感じ。ただ温度がちょっと高めかな?

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貸切露天はなかなか素晴らしいシチュエーション。渓谷の清流を眺めながら岩風呂に入ることが出来ます!

こちらも源泉かけ流し・循環併用式だったのですが、外気温が低いからかすぐお湯が冷めて、一定以上まで温度が落ちるとボイラーが作動するのか、一気に循環で湯船全体を高温に加温されます。熱めの風呂が少し苦手なのであまり長くは入っていられませんでした。シチュエーションは抜群にいいのに悔しい…!

また、客室数が10ちょっとに対して貸切露天は1つしかないため、基本は狙って入ろうとしないとまず先客がいると思います。みんなあまり長湯せず早めにあがってくれるので、少し待てば入れるんですが、扉の前で待つと寒いので、このあたり冬場はヒーターとかあればいいな…。

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お風呂から見える景色は抜群に良いからこそ長湯したい!

龍神温泉へはとても高い期待をもって訪れた中、思うように温泉で長湯できず個人的にはちょっと消化不良感。上御殿は熱めのお湯もいけるかどうか、お部屋(御成りの間)に価値をどれぐらい置くかによって評価が変わりそう。あとは、周りも温泉街というほどではないので、基本はお宿におこもりすることになります。尚更お部屋は重要ですね。

重要文化財の建物の、殿様用の部屋で過ごすというのは歴史的な面での満足度はもちろん、お部屋自体も思いのほか快適で良かった。他では味わえない宿泊体験だと思う。

次はパンダで有名な南紀白浜アドベンチャーワールドへ向かいます!