- ドーハ・ハマド国際空港(Hamad International Airport)
- アテネ・エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(Elefthérios Venizélos International Airport)
- 無名戦士の墓
- ハドリアヌスの凱旋門
- ゼウス神殿
- フレスコ・ヨーグルト・バー(Fresko Yogurt Bar)
- アクロポリス
- タナシス(O Thanasis)
- プラカ地区
- 宿泊:ホテル バイロン(Hotel Byron)
行きは成田空港、帰りは羽田空港という勘違いしやすい便にしていたためか、成田と羽田をギリギリまで間違えていて、家を出て駅に向かいながら最終確認したら羽田では成田だったという決定的なミスを犯しました。
幸いギリギリ間に合ったので良かったのですが、たまに聞く、成田羽田を間違えるなんてするわけない、と思っていた自分の考えを改めました。
自戒の念を込めてここに残す
ドーハ・ハマド国際空港(Hamad International Airport)
アテネへは、基本的に乗継が必要になりますが、航空会社によって乗継空港が異なります。今回はカタール航空で行くことにしたため、カタールにあるドーハ・ハマド国際空港を経由します。
カタールの首都、ドーハに近い空港なのでドーハ観光もアリかなと最初思いましたが、ドーハ自体にはそこまで観光地的な見どころが少ないことと、そもそもトランジットの時間が深夜の2時から7時というなかなかにヒドい時間帯であったため、断念。
成田から約半日、やっと着いた!謎のオブジェが出迎えてくれました。
深夜なのに免税店や両替所はバッチリ開いています。さすがハブ空港。ラグジュアリーな雰囲気はドバイ空港に似ているかも。やはりオイルマネーなのか・・・?
この空港のシンボル的な位置づけ、黄色い巨大テディベア。ちょっと怖い感じがしますが、みんな記念写真を撮ってました。
黄色いテディベアがあるあたりが出国検査後のエリアの中心地っぽいところで、一番賑わっていました。ラウンジもこのあたりにあります。
ダイナースカードで入ることのできる、オリックスラウンジ(ORYX LOUNGE)で時間をつぶします。やっぱり年1でも海外旅行をするのであれば、海外空港ラウンジに入れるカードを持っていた方が色々便利ですね。
中は軽食やドリンクがありました。アルコールはイスラム圏なので置いていないように見えますが、メニューは置いてあり、頼めば出してくれるみたいです。ソファーもフカフカで快適なラウンジでした。
アテネ・エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(Elefthérios Venizélos International Airport)
深夜に成田を出発し、翌日の昼過ぎにアテネに到着です。時差があるので、実質20時間ぐらいの移動でしょうか、長かった…。
空港から市内へ移動する方法は、タクシー、バス、電車の3通りありますが、個人的にはバスをおすすめします。おすすめの理由は…
- 安い!(一人6€。キャッシュのみなので注意。空港、シンタグマ広場ともにバス乗り場の目の前にチケット売り場があるのでそこで事前にチケットを買います。)
- 楽!(手荷物受取後、出てから少し右のほうに歩けばすぐ乗り場がありますし、降りる場所も終点で、シンタグマ広場というアテネ市街中心地になります。)
- 安心!(ぼったくりやスリ等の危険もない)
- 本数も多い!(深夜を除き、20分~25分に1本ぐらい出ています。)
バスは番号がいくつかありますが、X95番のバスに乗ればOKです。
特に寄り道もほとんどせず、1時間ぐらいでシンタグマ広場に到着します。
シンタグマ広場横の道路で降ります。
無名戦士の墓
シンタグマ広場を降りてすぐ宿に向かうつもりでしたが、なんだか人だかりが。広場から道路を挟んで向かいにある、無名戦士の墓では、1時間に一回、墓を見守る衛兵の交代式が行われるのですが、ちょうどその時間だったようです。
写真の建物は国会議事堂。左側に人だかりが…
民族衣装に身を包んだ衛兵の方たちを大勢の観光客が取り囲んでいる!
衛兵の方たちは、行進する際に足を大きく振り上げてすすみます。さらに、地面に足を付けるときにタップダンスのようにカッと靴音を鳴らすので、なかなか見応えがあります。動きもバッチリシンクロしてる。
ここはギリシャ独立戦争で亡くなった人たちを祀るお墓で、衛兵さん達の衣装はギリシャの民族衣装なんだって!
ハドリアヌスの凱旋門
まずはホテルにチェックインし、荷物を置いて身軽になってから観光開始です。まずはホテルに近い、ハドリアヌスの凱旋門へ。
街中に突如現れる門です。これ自体は遠目には何ということは無いですが
門を通して、アクロポリスを見ることが出来ます。
よく見たらハトが! 前の写真にも小さく映ってる笑
アテネはとにかくハトが多かったです。
ゼウス神殿
ハドリアヌスの門のとなりにある遺跡で、ゼウス神にささげられた神殿なのだとか。だいぶ倒壊してしまってますが、残っている柱は大丈夫なのだろうか。
入場料が必要ですが、柵の外から普通に眺められたため、まぁいいか・・・と入場せず。
フレスコ・ヨーグルト・バー(Fresko Yogurt Bar)
既に9月下旬でしたが、ギリシャはとにかく日差しが強い!日陰にいないと普通に熱くて熱中症になりそうでした。
甘いものとギリシャらしいものを求め、近くにあるこのお店へ。ガイドブック等にも良く乗っている、有名なお店のようです。
中はカウンターになっていて、試食もさせてくれました。
ヨーグルトのスムージーなどもありましたが、やはりギリシャヨーグルトを食べねば!ということでヨーグルトを注文。サイズとソース、トッピング等選べばOKです。
どれが良いかわかりにくかったのですが、オススメのソースとトッピングが組み合わされたものがメニューになっているので、それを指させばいい感じの味のものが出てきます!
頼んだのはハチミツのソースにクルミなどのナッツ類がトッピングされたもの。ヨーグルトが濃厚で、ハチミツが甘く、ナッツの食感がアクセントになって凄い美味しい!
アクロポリス
アクロポリスとは、有名なパルテノン神殿などがある小高い丘のことで、古代都市として数多くの遺跡が残っています。
アクロポリスはアテネのシンボルとも言えるほど目立つもので、日本でいう城のようなものに近いと感じました。入場料は20€と少々高めですが、アテネにきてここへ行かない選択肢はないです!
まずはゲートをくぐって、最初に見えてきたのがディオニソスの劇場です。アクロポリスの麓に建てられた野外劇場なのですが、これが紀元前3世紀に建てられたとは思えないほどよくできたものです。
客席跡に座ることもできます。ステージ部分の大理石の文様がクッキリ見える!
よくよく見ると彫刻も精細です。本当に紀元前…!?
左右に遺跡を見つつ、丘を登っていくと広がったのがイロド・アティコス音楽堂です。
2世紀につくられたものなのだとか。
これ、普通に現代で使えるレベルじゃないの!?
どうやらその通りで、今でもコンサート会場に使われているのだとか。ギリシャ恐るべし。
客席に転がっている黒い袋は謎です。何かの資材なのかな…?
音楽堂の奥にはフィロパポスの丘が見えます。アテネは小高い丘がところどころにある、独特の地形をしています。
いよいよ、アクロポリスの頂上へ。まずは、頂上に広がる神殿の門の役割でもあった、プロピュライアという建物にたどり着きます。
ここになぜこれだけ人がたむろしているのかというと…
後ろを振り返るとこの絶景!夕日が沈む方向にもなっているので綺麗な夕日も見られそうです。
プロピュライアの斜め後ろを見ると、アテナ・ニケ神殿があります。小ぶりですがかなり保存状態が良いのか、ぱっと見完全な形で残っています。
さて、プロピュライアを抜けて頂上にたどり着くと…
あぁっ、修復中・・・!
とはいえ、これまで見てきた遺跡とはレベルの違う壮大さを見せるパルテノン神殿を見ることが出来ます。教科書で見た光景が目の前に。写真では伝わりづらいですが、実物の存在感はすさまじいです。
逆光も美しい。
ぐるっと一周することができるようになっています。お気に入りポイントを見つけてみな座ってくつろいでいました。日差しはきついですが、小高い丘の上なので風通しが良く、本当に気持ちの良いところです。
神殿の奥にはギリシャ国旗が掲げられた展望台があり
アテネの丘でもひときわ高い、リカヴィドスの丘を眺めることが出来ます。リカヴィドスの丘自体も展望台やレストランがある観光地になっており、こちらは後日観光に行くことに。
頂上にはパルテノン神殿と並んでもう一つ、エレクティオンと呼ばれる遺跡があります。こちらも立派な建物で、柱の代わりに石像が使われています。
しかしどうやらこの石像はレプリカになっており、本物は新新アクロポリス美術館に展示されているのだとか。
しばらく頂上でのんびりしたあと、アクロポリスを後にしました。
最後におまけの一枚。
だるま落としかな?
タナシス(O Thanasis)
日も暮れてきて、少しお腹が減ってきました。時差ボケで既にだいぶ眠いですが何か食べたくなり、ギリシャ料理のファストフード、ギロピタの有名なお店でテイクアウトして食べることに。
モナスティラキ広場の近くにあるお店。テイクアウトもありますが、テラス席でゆっくりとランチやディナーを楽しむこともできます。ギロピタは一番シンプルなやつが2.5€ぐらいとお安く食べられます。
買ったギロピタはモナスティラキ広場で座って食べました。これがめっちゃおいしい!
ギロピタとは、ピタパンと呼ばれるギリシャのパンの中にギロスと呼ばれる薄切りの焼肉、野菜、ザジキと呼ばれるヨーグルト、キュウリ、ニンニクベースのソースをかけたものです。ケバブサンドがおそらく一番近い表現かな?
なお、ギリシャ滞在中にこれらの料理は数えきれないほど食べることになりますが意外に飽きず、美味しく食べ続けられました!
プラカ地区
アテネの観光地エリアは基本的にまとまっていますが、その中でもプラカ地区は古い町並みが保存されている区域で、タベルナ(食堂という意味ですが、お洒落なギリシャ料理レストラン)やお土産物屋さんなどが立ち並ぶ、とても雰囲気のいいところです。有名なパルテノン神殿があるアクロポリスもこの地区にあります。
また、地下鉄も2路線の駅が徒歩圏内にあり、空港行きのバス乗り場もシンタグマ広場にあります。
アテネを観光して思ったことは、宿は絶対このプラカ地区にとるべき!
観光面で間違いないのはもちろん、治安面においても、若干通りに左右されますが、基本的には夜でも安心して出歩ける雰囲気の場所です。
赤枠のあたりがプラカ地区。プラカ地区の中でも、右上のシンタグマ広場と、左上のプシリ地区に近づくほど人が増え、雑然さが多少出てきます。
ちなみに、今回訪れている場所は全てこのプラカ地区の中です。
古い町並みだからか、道は狭く入り組んでいるのですが、こんな感じで落ち着いた雰囲気です。
広めの通りだと賑やかな感じ。
車も通ってきます。
観光客向けのお店やタベルナが立ち並ぶ通り。
ちょっと小道にそれるとこんな雰囲気の場所も。
こういう感じの雑多な通りもあります。
宿泊:ホテル バイロン(Hotel Byron)
プラカ地区の南の方にある宿です。
観光通りに面していて夜になってもひっきりなしに観光客が行き交う場所にあります。
お部屋は地下の部屋と書いてありましたが窓の外には庭もあり、心配していたようなカビ臭さもなくて清潔なお部屋でした。
この立地で、このお部屋で朝食もついて一泊一人5,000円ちょっとなので良い宿だと思います。
朝食も、アクロポリスの見える屋上テラスで食べることが出来ました。それはまた翌日の記事で。
この日は夜ご飯はギロピタで済ませたのち宿に戻ると、時差ボケもあったのか8時頃には爆睡してしまっていました。