こんにちは、しろいるかです
長崎についてからの旅、まずは長崎のベタな観光をまとめてみました。
初日のお宿、天空の船の宿泊記
二日目の天草の旅
- 導入
- 四海樓(長崎ちゃんぽんと皿うどん発祥の店)
- 宿泊:ANAクラウンプラザ長崎グラバーヒル
- ツル茶ん(トルコライスとミルクセーキ発祥の店)
- 稲佐山展望台
- グラバー園と大浦天主堂
- 自由亭(西洋料理発祥の地でカステラ)
- オランダ坂
- 出島
- 出島テラス(出島ワーフ内のレストラン)
導入
長崎観光といえば、世界遺産のグラバー園、大浦天主堂に軍艦島。江戸時代の歴史を感じられる出島や、昔から日本三大夜景と称される神戸、函館に並ぶ夜景を見ておきたいところ。
また、長崎ちゃんぽんやトルコライス、ミルクセーキ、カステラなどローカルグルメも豊富にあって全て堪能したい!
今回の旅では長崎に2泊しましたが、初日の夜に到着。翌日は炭坑の島といわれる池島へ半日以上観光し、3日目は夕方まえには雲仙温泉へ移動したので、実質長崎観光に使った時間はちょうど1泊2日ほどです。
限られた時間で名所やグルメを堪能しましたので、1つの記事にまとめてみます!
また、泊まった宿はANAクラウンプラザ長崎グラバーヒルでしたが、観光に大変便利な立地でした。こちらもあわせてご紹介。
四海樓(長崎ちゃんぽんと皿うどん発祥の店)
全国的に長崎ちゃんぽんといえばリンガーハットかな?というかリンガーハット以外に長崎ちゃんぽんの店は知りませんでしたが、長崎にはちゃんと発祥のお店があります。それがここ、四海樓です。
立派な外観。これがちゃんぽん御殿か!
グラバー園の最寄り駅と同じ場所にあり、観光のついでに立ち寄れる場所にあります。
さすが人気のお店で、私たちも夕方7時頃に到着して30分ほど待つことになりましたが、お店自体も相当大きいので回転率はわりと早め。予約ができないのが残念です。私たちが行ったときは空いていませんでしたが、建物の2階にちゃんぽんミュージアム(入場無料)が併設されているので、とりあえずレストラン入口でウェイティングボードに名前を書いてから、待ち人数が多そうだったらそちらで時間を潰すのもアリですね。
レストランは5階にありますが、夜だと夜景も綺麗な展望レストランです!
こちらの名物はなんといっても長崎ちゃんぽん。初代店主さんが考案したものだそうです。
また、皿うどんに関しても四海樓発祥だそうで、ちゃんぽんを出前で汁が零れないように、と発明したものだそうな。
これは関係ないけどギョーザ!
予想を上回る激うま!というわけではないけど、これぞ求めていたちゃんぽん、皿うどんだと思えるお味で大満足でした。
個人的にはちゃんぽんより皿うどんがとくに美味しかった
宿泊:ANAクラウンプラザ長崎グラバーヒル
夜ご飯を食べた後は、宿泊するホテルに向かいますが、なんと泊まる宿は四海樓と道路をはさんで真向かいです。
こちらのホテルは観光地のど真ん中にあって街歩きには最適な立地。車で来た場合にも無料の駐車場が用意されていてとても助かります。私たちのときは駐車場が空いていませんでしたが、その場合でも、目の前にある市営駐車場を案内してくれチェックアウト時に精算してもらえました。
ロビーもとてもキレイ。
お部屋は普通のツインルーム。防音も効いていてしっかりとしたつくりのホテルでした。
朝ごはんもフレンチトーストが美味しいブッフェだったりしたようですが、素泊まりなので今回は試せていません。次宿泊するときはゆっくり朝ごはんを食べたいな!
安心と安定のANAブランド
ツル茶ん(トルコライスとミルクセーキ発祥の店)
さて、翌朝は朝早くから池島観光に向かいました。池島観光は次でまとめたいと思います。
夕方長崎に戻ってきたので、少し早いけど夜ご飯を兼ねて長崎名物、トルコライスを食べに発祥の店へ!
こちらのお店は長崎の繁華街、思案橋にあります。店の前の通りはこんな感じ。
ツル茶んは九州最古の喫茶店でもあるらしく、大正14年創業なんだとか!
店構えもどことなく歴史を感じさせます。
お店に入ると昔ながらの喫茶店といった感じです。サインが至る所に!
トルコライスといえば、トンカツにナポリタン、カレーのかかったピラフの三位一体のボリュームたっぷりワンプレートですが、こちらは発祥の店でありながらかなり冒険してます。上に乗っているもののバリエーションが半端なくあります笑
メニューを眺めていると、もはやトルコライスと呼んでいいのかよくわからないものまでありますが、私たちが選んだのは…
やっぱり普通のトルコライス!
かなり分厚いカツにたっぷりのナポリタンとピラフ、食欲を煽るカレーソースと罪悪感をちょっとだけ緩和してくれる少しの野菜。
完璧な布陣だ
ちなみに、写真だとわかりづらいですが相当量あって、お隣のご家族の方は食べきれずギブアップされていました…。しっかりお腹を減らして行く必要があります。
もうひとつはちょっとだけ冒険しました。ジパングトルコです。カレーソースのかわりに外国人大好きテリヤキソースがかかっており、インバウンド向けの一品だそうです。正直侮ってましたが、ある意味本家トルコライスより美味しいかも笑
しかしなぜトルコライスなのかは謎で、諸説あるようですがどれもイマイチしっくりこず後付け感があります…。気になる方は調べてみてください。
さて、こちらのお店はトルコライスだけでなくもうひとつ長崎名物、ミルクセーキ発祥のお店でもあります。
昔懐かしい感じの味。トルコライスの後にさっぱりできます。ただ量的にはハーフサイズを頼んだけど、トルコライスの後には少しヘビーだった。二人だったら、ハーフを1つ頼んでさらに分けるのが丁度いい気がする!
稲佐山展望台
ツル茶んでお腹いっぱいになった後は長崎の夜景を見にいきます。
長崎の夜景は夜景観光コンベンション・ビューローとかいう団体によって、世界新三大夜景に2012年に登録されたそうです。ほか2つは香港とモナコ。
調べていたら、この謎の団体、どこかで・・・
イルミネーションのランキングとかやってる団体だ!
日本三大イルミネーション あしかがフラワーパークの記事
惜しくも第二位になったらしい なばなの里のイルミネーションの記事
評価基準は謎ですが、どちらも確かに良かったです。長崎の新三大夜景にも期待が高まる…。
長崎の夜景を見られる稲佐山公園はグラバー園などの観光地とは長崎駅を挟んで真逆の方向にあるため、できれば車を使いたいところ。一応路線バスもあるし、一部のホテルからはふもとのロープウェイ駅までの無料シャトルバスも運行されてました。
当日の12時からWeb予約できるそうなので、思い立ったら!
私たちは車で行きました。ふもとのロープウェイ駅に車を置いてロープウェイに乗っていくこともできますし、いきなり山頂まで乗り付けることもできますが、車の場合は中腹駐車場がおすすめ。中腹駐車場から山頂の展望台までは2020年にオープンしたばかりのオシャレなスロープカーに乗って行くことができるからです。ちなみに山頂の駐車場は駐車台数がかなり少ないので停められなかった。
フェラーリも手掛けたデザイナーの人がデザインしたらしい。
中もキレイ
天気があきらかに悪くなっている…
山頂の展望台も最近改装されたみたいでした。お洒落なカフェとか、キッチンカーも出ていたりするのですが、あまり座る場所がありませんので注意。一応レストランは別途建物内にありました。
展望台の一番上は360度見渡せるオープンエアーの空間です。しかし今にも一雨きそうな雰囲気。
晴れてれば夕景も綺麗だっただろうな…
嵐がやってきそう
反対側を見ると高いテレビ塔が建っていました。
曇っていても夜景になれば関係ない!山の斜面までびっしりと建物があり、立体感のある夜景を楽しむことが出来ます。真ん中の湾のアクセントもいい感じ!
ここの夜景が素晴らしいのは、この展望台があるのも大きいかも。開けた場所に建てられていて、長崎を一望できます。
雨の時でも、展望台内部から夜景を楽しめます。私たちのときも途中から雨が降ってきて、建物内で夜景を見てました…。
テレビ塔もかっこよくライトアップされている!
長崎で夜を過ごすなら外せないスポット!
グラバー園と大浦天主堂
長崎観光最終日。グラバー園と大浦天主堂は隣接した場所にあるため、両方を巡ります。
ホテルからグラバー園へ続く石畳の道。
角煮まんじゅうという長崎グルメを売ってました。
まぁまぁ美味しい。食べ歩きにちょうどいい感じ。長崎の伝統的な料理、卓袱料理(日本料理、中華料理、オランダ料理の混成フルコース的なものらしい)から特に人気のメニューであるこの料理を単品で提供するようになったことがはじまりなんだとか。
アルバムのシングルカット的な位置づけ?
さらに、南山手プリンというお店がありました。ウリはステンドグラスプリンという、カラフルなゼリー寄せを乗せたプリンみたいですが、プリンソフトをテイクアウトしまます。
これはなかなか!どろっとしたプリンと濃厚なソフト、コーンフレークの食感が合わさってそれらをカラメルソースがまとめてくれます。
お腹も満たしたところで、大浦天主堂に向かいます。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産にも登録された、日本最古の教会です。つくられたのはまさかの幕末。明治維新よりも前に教会が建てられていたというのに驚きです。
その後、長崎では原爆などの被害もあったものの、完全な倒壊には至らず、現在までその姿を残し続けているんだとか。
内部は写真撮影禁止なので写真はありませんが、日本とは思えないほど規模が大きく、立派な教会でした。入場にはひとり1,000円とやや高額なお値段を取られるのですが、分厚いパンフレットを貰えるのでそれを中の椅子に座って読むのも良いかも。
欲を言えば、内部で常に教会の歴史を語る音声案内が流れ続けており、ちょっと神聖さというより観光地感が出てしまうのが残念。
さて、続いてはこちらは明治日本の産業革命遺産のひとつ、旧グラバー住宅を擁する観光地、グラバー園です。
長崎の高台に位置していて、エスカレータを使いながら進みます。
高台からは長崎の街並みも一望できます!天気がいまいちだったので響かなかったけど、たぶん晴天だったらベンチに座ってゆっくりしたくなるつくり。
グラバー園は、長崎の開港後活躍したイギリスの大商人、トーマス・ブレーク・グラバーさんの家の跡地に、点在していた洋風建築を集めて作られた観光地。昔は明治村と呼ばれていたそう。
グラバーさんは蒸気機関車や西洋式ドックを日本にもたらし近代化に貢献した人らしい
邸宅はそのまま保存されていて、中にも入ることが出来ます。いわゆるコロニアル建築のつくりで、大きなポーチ(入口の屋根のある部分)と大きな窓が特徴。
中も当時の調度が残されてた。
自由亭(西洋料理発祥の地でカステラ)
グラバー園の中にある喫茶ですが、日本ではじめての西洋料理店を移築したものなんだとか。
西洋料理発祥の地、とあります!
内部は喫茶室を思わせる雰囲気で、コーヒーの抽出マシンなども置いてあって落ち着いた雰囲気。
もと西洋料理レストランの建物ですが、現在は喫茶として営業しており、軽い軽食がメインです。歩き疲れたので長崎カステラとコーヒーセットを頼みました。やっぱりカステラはザラメ部分が美味しいと思う。
窓際の席だと眺めも良い感じ。
オランダ坂
長崎のフォトスポットのひとつ、オランダ坂です。長崎では外国人のことをオランダさんと呼んだそうで、外国人居留地がある場所なので、外国人が通る坂、という意味だそうですね。グラバー園から歩いていける距離ですが、私たちは疲れたのでタクシーで向かい、写真だけ撮らせてもらいました。これも晴天だったらなー…。
出島
さて、長崎最後の観光は出島へ向かいます。
そうそう、出島といえば張り出した島に一本の橋で繋がっていて・・・
あれ、これは島・・・?
なんか普通に街中にあって出島感はゼロです。それもそのはず、なんと出島周辺は明治期になって埋め立てられてしまい、今では出島でもなんでもなくなってしまっているんですね涙
そんな元・出島ですが、内部には当時の建物が復元されていました。内部は博物館のような感じ。まだまだ発展途上な観光地かな。
オランダ商船の人たちの住まいなどが再現されていました。畳敷きのお部屋に洋風の壁紙は和洋折衷で、一周回って今風にすら見えますね。
出島テラス(出島ワーフ内のレストラン)
出島の近くにある商業施設、出島ワーフ内にあるレストランで遅めのお昼ご飯を食べました。
天気も少し回復し晴れ間が!景色のいいテラス席です。
またトルコライス。こちらはツル茶んと違って割と普通な量。
冷製パスタ。なかなか美味しい。
長崎は観光にグルメに大満足の街だった
一泊二日で、なんとか主要観光地をギリギリ回れた!
この後は雲仙温泉に向かいますが、長崎で観光した、炭坑の島、池島の坑内探検の日帰りツアーを次の記事でまとめます。