しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2025年5月【1/3】香港 二泊三日で名所観光も街歩きも飲茶も満喫モデルコース。はじめての香港旅行記!

こんにちは、しろいるかです
2025年3月、香港とマカオを観光してきました!

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】

羽田空港香港国際空港~六安居~ピークトラム~ビクトリアピーク~ELEMENTS~OZONE
宿泊:リッツカールトン香港

【二日目】
スプリングムーン(嘉麟楼)~九龍塞城公園~土瓜灣散歩~シンフォニーオブライツ~Mott32~女人街~彌敦道
宿泊:ペニンシュラ香港

【三日目】
モンスターマンション~香港トラム~香港マカオフェリーターミナルマカオ歴史地区散歩~Litral(Taipa)~タイパ地区散歩~コタイ地区散歩~
宿泊:Morpheus(モーフィアス)

【四日目】
マカオ歴史地区散歩~香港国際空港

 

香港のあるきかた

日本から身近な海外といえば韓国、台湾、そして香港!

一時期政情が不安定な時期もありましたが、落ち着いてきたようなので行ってみることに。個人旅行する際に気になる、実際に旅行してこそ気づいたことをあげておきます。

●中国だけどクレカは普通に使える。オクトパスカードは特に不要

以前中国に行ったとき、クレカどころか現金すら使えないような社会になっていたのにたいへん驚きました。AlipayかWeChatPayを入れていないとほぼ何もできないとは思わず。

香港は中国返還後も長く一国二制度が維持されてきましたが、近年はそれも形骸化してきていると聞きます。支払いの文化もそうなったのかと思いましたが、現状はクレカ一枚と、少しの現金を持っていれば問題ありません。クレカ普及率で言えば日本と同等か、それ以上だと思います。タクシーを多用したり屋台で買い物をするのでなければ、私たちの旅のプランだと1万円分の両替だけでも持て余すぐらいでした。

クレカが使えない場所でも、オクトパスカード八達通)という電子マネーが使える場合があります。

こちらは公共交通の利用だけでなく、コンビニなどでも使える、まさに日本の交通系カードのようなもの。ただ、主要な交通手段であるメトロや香港トラムはクレカのタッチ決済での乗車が可能なため、特段なくても問題ないと感じました。

もし使う場合は、Octopus for Touristsというアプリを使ってApplePayと紐づけるのが利便性が良いと思いますが、2025年8月現在、iPhoneにしか対応しておらず、Androidでは使えないので注意が必要です。

Androidユーザーはおとなしく現地で物理カードを購入するしかないですね。

●ホテルは香港島と繋がる路線沿いだと便利

香港は狭いエリアに見どころが凝縮されています。とくに香港島と、その対岸の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)がメインの観光地になるので、ここでホテルをとると行動しやすいと思います。

もしくは、香港島九龍半島をつなぐメトロ路線沿いも良さそうです。荃湾線(Tsuen Wan Line)などですね。

出典:香港地図|ガイドブックにのってない香港

●町並みはボロいところも多いけど、治安はふつうに問題ない

治安に関しては観光客も多い町なので、危ない感じは全くなかったです。少なくとも香港島尖沙咀周辺の観光地や、ネイザンロード沿いは日付が変わるぐらいの時間に歩いても不安は感じなかったです。とはいえ、下町の方とか、人気のない場所などを深夜に一人で歩くのは避けた方が良いのかもですね。

●ピークトラムは、優先パス必須レベル!

これは実際にこのあとの旅行記で記載しますが、ピークトラムの混み方が半端ではなく、通常のパスを買って列に並ぶと、貴重な観光の時間を消費してしまうのと、ずっと並びっぱなしで体力も相当奪われてしまいます。

ちょっと高いけどRuby Special(優先パス)を買うか、バスまたはタクシーで行くのがおすすめ。歩くのが好きなら帰りは歩いて帰るのもアリだと思います。

実際に現地いかないとわからないことも結構多いよね

 

香港国際空港

さて、ここから旅行記兼モデルコースの紹介です!

まずは羽田空港から香港空港に無事到着。香港は空港もひとつしかないので必ずこの香港空港を経由することになります。

空港に降り立ったら、まずは電車に乗ってターミナルを移動。

 

空港を出たら、エアポートエクスプレスを使って市内に出ます。

改札がないのですが、もちろん乗るには事前に切符を買う必要があります。買ってないと降りる時の改札で詰むのかな…。

タッチ決済乗車はできないですがクレカでチケットは購入可能です。KKdayなどのアクティビティ予約サイトでも割引チケットを売っているので、そっちを買うのもありですね。QRコードで簡単に乗車できました。

 

路線図を頭に入れておかないとね!

 

香港駅から六安居

着いたのは終点の香港駅

香港島まで30分もかからずに移動できるのでかなり楽ですね。

なんかどんよりした天気…。

 

このあたりは香港でも賑やかな場所です。お店もいっぱいあります。

 

大きな道路は空中通路で横断しないといけない。

 

高層ビルに挟まれそうな感じです。狭い場所に密集してビルが建っているんですね。

 

路地裏はごちゃっとした屋台がたくさん。香港っぽい!

 

香港っぽいといえばこのビルの補修足場。

なんと、足場がアルミパイプとかじゃなくて竹なんです。何十階もあるような高層ビルだろうと関係なくこの足場です。竹ってそんなに丈夫なんだ。。

 

通りの名前などがイギリス統治時代のネーミングだったりするのも面白いですね。

 

香港駅を離れて歩いていくと、だんだんボロいビルが目立ち始めます。香港っていったい築何年なんだろう…というビルが現役で使われているのがすごい。

1950~60年代ぐらいのビルなのかな。室外機がむき出しになっています。

こういう古いビルと新しいビルが混在してるのがなんとも不思議

 

香港駅から歩いてきたのはこちらのお店が目的。飲茶で有名な、六安居というレストランです。

 

六安居

今回行くのは飲茶の老舗。

さすがに大人気。観光客もいますが、たぶん地元民の方が大勢を占める気がする。

 

少し並んで店内に入れました。2階部分と3階部分に客席があります。

中に入ってまず驚くのがこのカオス感笑

ワゴン飲茶と呼ばれる形態で、香港の昔ながらのお店では定番の提供スタイルらしいです。

飲茶ができあがるたび、店員のおばちゃんたちがワゴンに乗せて運んできます。そうするとお客さんたちがワゴンの前に行き、欲しいものをもらっていきます。本当はワゴンが各席を周っていくのが理想なのですが、店内がカオスな状態のためお客さんの方がワゴンに群がっていきます笑

ちなみにオーダーは難易度高いのかと思いきや、オーダー表があるので、おばちゃんにオーダー表を渡して、欲しいものを指させば、その飲茶に応じてチェックを入れてくれます。最後にオーダー表をレジで精算しておしまい。初心者でも安心です。

 

席は自由スタイル。空いているところにとりあえず座って店員さんを呼べば良い感じです。ただ今回は列もできていたので、空いている席に案内されました。

席についたらまずはお茶をオーダー。飲茶とはお茶がメインであり、お茶を頼むことからはじまるのです。

 

とりあえずメニューはさっぱりわかりません。中に何が入っているかもさっぱりですが、だいたいどれを持ってきても美味しかったです。

 

これはわかる!マーラーカオ(馬拉糕)だ!

少し甘い黒糖蒸しパンです。他の飲茶のソースにつけてたべるとおいしい。

 

ハトシ(蝦多士)です。これ長崎名物だと思ってんですが、まさか本場で実在する料理だったとは…。発音も日本と同じで、ハトシー!って店員のおばちゃんが叫んでいてなんか嬉しかった笑

 

たぶん大根餅

 

これはちょっと癖があった。鳥の足がしっかりまるごと入った一品。

なかなか美味しくいただけました。店内のカオス感に少しビビるかもしれませんが、意外に注文は簡単だし、アトラクション感も味わえて楽しいです。

香港に行ったらぜひ行きたいお店です。

ワゴン喫茶のお店は何軒かまだ香港に残っているみたい

現地感も味わえておいしい一石二鳥なお店

 

ビクトリアピーク

お腹もいっぱいになったし、次は観光に出発。

香港島は高低差がかなり激しいです。階段を登りながら上のほうへ。

 

この奥には最近できた、歴史的建造物を利用したショッピングモールがあるみたいです。大館(Tai Kwun)というらしい。

 

チラホラ昔(戦前?)の建物を見かけます。

 

結構あるいてビクトリアピークに繋がるピークトラムの乗り場に到着。

しかしここ、信じられないぐらいの混みっぷりです。事前にチケットは入手していたのですがほぼ意味はなく、乗車するまでに誇張抜きに1時間半かかりました。

ピークトラムを使わずともビクトリアピークへはバス、タクシーで行くことができるのでそっちの方が圧倒的にオススメです。もしくは優先パスであるRuby Specialパスを購入して乗車するべきですね。優先パスだと10分弱でたぶん乗れると思います。

 

やっと乗れる…!

 

運よく前のほうに座れました。

 

途中で降りて来る列車とすれ違います。

 

ぐんぐん登ってきた。高層ビルも超えそう。

 

ピークトラムの山頂駅に着いたら、ショッピングモールのような施設と繋がっていました。そのまま吹き抜けのエスカレーターを登って建物の最上階へ。

 

最上階は有料エリアです。SKY TERRACE 428というみたい。ピークトラムとセットのチケットも売っていますが、優先パスがついたセットチケットはなかったので、個別購入した方がよいかもです笑

 

さすがの景色!

山頂は意外と開けておらず、建物に遮られたりもするため、山頂まできて良い眺めを確保するにはここに来た方が良いですね。

 

建物の高さの感覚がおかしくなりそうですが、ところどころある抜きんでて高いビルはどれも世界最高クラスの高さ。海を挟んで左奥の建物は香港で最も高いビル、環球金融中心。なんと500mに迫る勢いです。

2025年現在で日本で最も高いビルは麻布台ヒルズのJPタワーですが、それでも320mなので桁違いですね。香港のビル群では埋もれてしまうぐらいです。

 

こんな超高層ビルなのに竹組みの足場…!!

どこか懐かしい雰囲気の街並みやSF的な高層ビル群…街歩きが楽しすぎた

天気が少しイマイチだったのが残念でしたが、凄い光景でした。天気に恵まれない時は夜景を見に来る方が良いのかも。ただその場合はさらに混みそうですね…。

 

ピークトラムですが、なんと帰りも行きとほぼ同じ大行列が。。さすがにもう嫌になって、気分転換に歩いて帰ることにしました。

急勾配ですが、下りなので何とかなります。ただ登りに使うのはやめた方がよいかもですね。

 

30分ぐらいで降りてきました。

 

高層ビルに囲まれながら、香港動植物公園という憩いの緑地がありました。鳥もたくさんいてまさに都会のオアシスです。

ここで一息ついて、さらに下っていきます。

 

一気に雰囲気も変わり街中へ。気づけばもう夜だった。

 

繁華街も賑わってきてる。

 

宿泊:リッツカールトン香港

初日の宿泊はまさに先ほどビクトリアピークから見た香港一高いビル、環球金融中心の最上階エリアに位置するリッツカールトン香港に泊まります。

最寄りは九龍駅。環球金融中心の足元はELEMENTS(エレメンツ)という高級ショッピングモールになっていて、そこからホテルの入口に入ることができます。

ここから一気になんと103階!!にあるロビーへ。102階から118階の最上階までを占めるという超高層ホテルです。100階層を超える建物ってドバイのブルジュ・ハリファ以外にもあったんですね。

宿泊記はこちら。

 

九龍塞城公園

翌日は悪名高き九龍塞城の跡地に整備されたという公園に行ってみることに。

九龍塞城とはかつて香港にあったスラム街。高層ビルがまるで城のように折り重なって作られた、まさに城のような見た目だったそうです。

九龍塞城公園周辺の雰囲気もなかなか下町感があります。ぱっと見治安悪そうですが全然そんなことは無かったです。

 

この辺りは再開発もまだ行われておらず、古い香港の姿が残っているみたい。

 

二階にあがったら何があるんだろう。

 

路地裏の風景。

 

住民の生活感が感じられます。

 

公園の中はとても整備されています。こうした伝統的な建造物もあります。

 

九龍塞城の模型がありました。

 

この凄まじいまでの密度。実在しているときに一目見てみたかったなぁ。

 

公園の中には中国風庭園もあります。

 

家族連れや、のんびりしてるおじさんとか、いろんな人たちがいます。市民の憩いの場ですね。

 

雀ものんびりしていました。とても癒される公園で、これがかつて魔窟と呼ばれていたとは思えない場所ですね。

 

土瓜灣駅まで歩く

もう少し下町の風景を肌で感じながら街歩きをしてみたい。2つとなりにある土瓜灣駅(To Kwa Wan)まで歩いてみます。

城壁のような巨大なマンションと、昔ながらの建物の対比。

 

ものすごい迫力!

迫りくる感じがすごい

 

いったいいくつの住戸があるんだろう…

 

足つぼマッサージは地元の人たちが行くのかな。

 

ドリアンがある!

 

どんどん新たに作られる高層ビル。再開発の波はまだまだつづくみたい。

 

人々の生活というか、暮らしが感じられるエリアです。

 

ここはカラフルな建物がいっぱい。角がまるいのも特徴的で、まさに昔ながらの香港の建物らしい。こういう建物が残っているエリアももう土瓜灣エリアぐらいなんだとか。

 

いやーすごい…

そして、室外機からの水滴も凄い。小雨のようにパラパラ降ってきます。絶対食べ歩きとかできない。

日傘が普通の傘としても役立ちそうなレベル

 

果物屋さんにはお客さんがいっぱい。

 

少し日も落ちてきました。

 

コウモリは幸運の象徴だそうで、コウモリを象った看板は至る所で見られます。

日本でも、長崎のカステラ屋(福砂屋)のロゴはコウモリマークだったりしますね。

 

こっちはオレンジ色。奥はピンク色。

 

物凄く充実した街歩きでした。

 

シンフォニーオブライツ

夜の香港で一度は行っておきたいのが香港島の夜景。そして、香港島の夜景を舞台に毎日20時から行われるシンフォニーオブライツというイベントがあります。音楽に合わせてビルを光らせたりサーチライトで照らしたりするみたいですね。

尖沙咀駅からすぐの海沿いエリアが香港島の夜景を見るのにぴったりです。

 

シンフォニーオブライツの時間になると、大勢の人たちが押し寄せます。感覚としては割とどこでも見られるので、位置取りとかあんまり気にしなくても大丈夫な気がします。

 

ピークの人ではこれぐらい。さすがに最前列?は人で溢れています。

 

肝心のシンフォニーオブライツ自体は毎日やっているのもあり、凄い!!!ってほどではないですが、ベースとなる香港島の夜景が凄すぎるので、結局トータルで凄い!!!です。

 

イベントの時間に合わせてピカピカ光る船がわらわらやってくるのも良い。

 

ものすごい光の物量。凝縮された夜景です。日本ではまず見られないレベル。

 

建物ひとつひとつが映えます。

 

夢中でシャッターをいっぱい切りました。

 

観覧車もある!

 

赤いマストが映えるアクアルナというクルーズ船がたまたま近くに。夜景バックにすてきな写真が撮れました。

すごい夜景だった

さすが、香港といえば夜景だね

 

Mott32

さて、今日の夜ご飯は、渣打銀行(Standard Chartered Bank)という香港ドル紙幣を発行する巨大銀行の地下にあるという中華料理屋さん。

なんだこれ…と驚くほど豪華な銀行のロビーを抜けていきます。

 

天井が高すぎる…

 

地下に降りたら受付が。ここからさらに降りていきます。

 

ムーディーなシャンデリアと、ガラス張りの螺旋階段を下っていきます。ここの時点で既に雰囲気に飲まれてしまった。

 

おぉ、なんか銀行っぽい…!

 

地下にある金庫を改装して作られたそうです。

店内はとにかく雰囲気があり、内装もかなり凝っています。

 

通してもらったのはこちらの席。奥はガラス張りでどこまでも続くトンネルのよう。

 

高級そうなお店なのに、お茶はめっちゃ安いです。

お茶を頼みつつ、キノコとアスパラの炒め物。

 

そして、事前予約が必要なイベリコ豚の焼き豚(蘋果木煙燻黑毛豬叉燒)。

物凄く柔らかくて味が染み渡る…。

 

さらに、北京ダックも。本格的なお店で食べるのは初めて。

こちらのお店のシグネチャーらしい。こちらも事前予約が必要です。

 

で、でかい。二人で食べたのですがたぶん3~4人で食べるのが適正です笑

 

皮はパリパリで、それでいて口に含むとジュワーっと溶けていくような…。

皮だけを、砂糖をかけて食べるのは不思議な感覚でした。それとは別に、お肉部分はクレープに包んでいただきます。北京ダックを堪能できました。

お値段はちょっと高めだけど、お店の雰囲気も素晴らしくて良い思い出になりました。

 

銀行の建物を出て、また少し周りを歩いてみる。

 

こんな歴史的建造物もありました。元は何だったんだろう。

 

女人街~彌敦道(ネイザンロード)

まだ夜は終わらない!

香港は台湾ほど夜市は発達していませんが、夜市のひとつ、女人街に行ってみました。

閉まりかけだったのですが、少しだけ雰囲気を味わえました。

 

売っているものは雑貨がほとんどかな?

 

女人街からホテルのある尖沙咀まで、ネイザンロード(彌敦道)を歩いて帰ります。

 

だいぶ歩き疲れて足裏マッサージしてもらいたい気分…

 

香港のメインストリートであるネイザンロードは、かつて頭上を覆うほどのネオン看板があったそうなのですが、当局による規制や老朽化によってそのほとんどは取り壊されてしまいました。

【2024年1月12日公開】香港の夜景を愛する人すべてに観てほしい映画『燈火(ネオン)は消えず』 | 地球の歩き方

現在はその面影はもうなく、普通の大きな通りです。

 

少し寂しさを覚えてしまいますね…

香港といえばネオンのイメージでした。

 

大通りは静かな一方、通りに入るとにぎやかな一角がちらほら見えます。

 

日付が変わるような時間帯でも空いている食べ物屋さん。

ネオンがなくとも香港の夜は明るい!

 

宿泊:ペニンシュラ香港

二日目の宿泊はペニンシュラ香港。香港いち有名な老舗ホテルですね。

立地も最高ですし、歴史的な建物の重みも感じられる良いホテルでした。

宿泊記はこちら。

 

モンスターマンション

三日目、香港の最後の観光はモンスターマンションへ。

おどろおどろしいネーミングですが、その正体は普通の住居(マンション)。あまりに密集したその姿から名付けられたそうです。映画のロケ地などにもなり、最早観光地になっているのだとか…。

場所は香港島の東側になります。メトロの太古駅(Tai Koo)で降りてすぐの場所です。

外壁部分ですが、既にモンスター感が漂っています…。

 

いくつか入口がありますが、わかりやすいのはこの辺り。

直接入るなら、和気包店(Gentle Bakary)というパン屋さんを目印に建物の中に入ると良いです。

 

建物の中を通ると、中庭のようになっている場所にでます。ここがフォトスポットになっているんですね。

 

これは…三方をマンションに囲まれ、無数の部屋が並ぶこの光景。確かにモンスターと形容されるのも頷けます。

 

もちろん、実際に住んでいる方もたくさんいます。

洗濯物が外に干され、換気のためか窓も空いています。醸し出される退廃的な雰囲気は、香港にたくさんある古いビル群の中でも随一です。

 

一階はアーケードモールのようになっていて、たくさん来る観光客のためになんとアラビカコーヒーのお店まで入っています。住民の方はいったいどう思っているんだろう…。

一時期はあまりに観光客が多すぎて立ち入りを制限していたそうな

今でも結構人いるんだよね…もはや入場料でも取っても良い気が…。

 

もちろん、こういった昔ながらの店もたくさん。

 

モンスターマンション、異色の見どころですが、ある意味香港らしく他では見られない場所。立地も悪くないのでおすすめです。

 

香港トラム

最後に香港島を走るトラムに乗って、マカオ行きのフェリーターミナルに向かいます。

コケそうな不安定さがどこか可愛い二段トラム。

 

運よく二階部分の最前列をゲット!

 

バスよりも遅く、短い間隔で停車しながら進むので街歩きしている気分です。移動手段として考えると圧倒的にメトロですが、一度は乗ってみると面白いかも。

 

フェリーでマカオへ!

さて、ここからはフェリーに乗ってマカオに行きます。

 

マカオへはフェリーで1時間。マカオから陸路で香港空港に戻ってくる予定のため、ここで香港とはお別れです。

 

香港、狭いエリアに凝縮された街はとても魅力的だった

どこか懐かしい雰囲気の街並みやSF的な高層ビル群…街歩きが楽しすぎた

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