こんにちは、しろいるかです
2025年1月、日光にある日本最古のリゾートホテルに泊まってきました!

- 旅の全行程
- クラシックホテルパスポート
- 日光金谷ホテル
- 館内
- 部屋:スタンダードA
- ディナー:メインダイニング(クラシックディナー)
- Bar DACITE
- 朝食:メインダイニング
- プール
- 日光金谷ホテルの感想
- せっかくなので日光東照宮
- 一汁山菜麺工房 寛
- 金谷ホテル歴史館
旅の全行程
【一日目】
宿泊:日光金谷ホテル
クラシックホテルパスポート
クラシックホテルパスポートをご存じでしょうか。
加盟ホテルに宿泊すると、プラン等に関係なく一人1枚スタンプを貰うことができ、4枚集めればペアランチチケット、9枚溜めればペア宿泊チケットが貰えるしくみです。
パスポートは加盟ホテルで購入することができます。
一冊1,500円するものの、じゃらんや一休などのOTA経由で予約しても押印が貰えますし、素泊りプランでもスタンプ押印対象になりますし、一人1枚パスポートを所持できるので、二人でスタンプを集めていけば特典も二倍になるんです。(パスポート代は倍かかるけど…)
クラシックホテル自体にも興味があったので、渡りに船とばかりにパスポートを買って、スタンプ集めの旅に出ました。
もう4か所目…
ペース早すぎじゃない?
日光金谷ホテル
金谷ホテル自体は鬼怒川や箱根にもあるのですが、実はこれは別会社のようです。
もともと金谷ホテルは金谷一族が経営するホテルで日光から始まったのですが、鬼怒川温泉が開発される際に支店を出すことになり、その際に経営が分かれたようですね。
現在では以下のような運営になっているみたい。
喧嘩別れとかではないので、仲が悪いわけではなさそう

そんなわけで今回泊まるのは本家本元?の日光金谷ホテル。
日光駅からは徒歩で30分。歩くにはややつらい距離かもですが、清涼な空気と、目の前にそびえる山々、そして観光客向けの店が立ち並ぶ通りでもあるので、のんびり歩いているとあっという間に到着します。
ちなみに駅からは時間帯が限られてますがシャトルバスもありました。

道幅も以前は狭かった気がしますが、舗装されて随分広くなって歩きやすくなった気がします。

途中、湯葉揚げを食べたりしながら。

この赤い瓦屋根が特徴的な建物の奥に金谷ホテルに続く坂道があります。

坂道を登りきると現れるクラシックな姿。
実は日光金谷ホテル、現存する最古のリゾートホテルであり、創業自体は明治6年の金谷カッテージインという民宿がはじまり。民宿といっても現代の民宿のイメージではなく、武家の邸宅を外国人向けホテルとして利用するような感じみたいです。
1893年に現在の場所にホテルを建てスタートしているので、途中に増築等はあれど、130年前の建物が現役ということなのですね。

KANAYA HOTELの看板がレトロですごく良い。
フォントが最高

柱とかはさすがに外壁を綺麗にしたのかな。外観としてはかなり綺麗な感じです。
館内
内部はなかなか特徴的です。まさにクラシックホテル!という印象です。

まずは手動の回転扉で中へ。赤い絨毯がクラシックっぽい。そして回転扉の上には気合の入った日光彫が。

天井がものすごく低い!
これは建築後しばらくして、地下を掘り下げてフロント部分を作ったためだそうで、岩盤が固くこれ以上掘れなかったんだとか。

中から振り向いて外を眺めた構図です。入って左手にはお土産物屋さんがあり、金谷ブランドの商品が色々売ってました。

この銅板のようなPUSH案内、よく見ると「をす」って書いてある…。創業間もない時期から使われているんですかね…。
こういうのが随所にあって楽しい

フロントには創始者たちの肖像がずらり。レトロスタイルなランプとか、チェックアウト時間を示す看板など、随所にクラシック感が出てます。

1階部分のごく一部の場所は吹き抜けになってます。

フロントの奥にいくと少し広めのロビーがあります。ドリンク等の提供はないですが、ホテル内はだいたいどこも狭いので、解放感あるエリアです。

これは…!
きっと火事になったときに客室のドアをぶち破るやつですね。奈良ホテルではツルハシでしたが、こちらはハンマーなんですね!

二階部分からフロントの吹き抜けをみるとこんな感じ。

館内のデザインが見ていてほんと心躍ります。
この鳥居を模したような不思議なアプローチ。和洋の調和とかそんなのではなく、和洋ごちゃまぜのカオス感がすばらしいです。

二階に上がるとこれまたすごすぎる。
朱塗りの手すりはゴリゴリの和風ですが、途中から擬宝珠のデザインが変わり、さらには白塗りの洋館のような手すりに変わっています。

この二階から三階への踊り場がたぶん館内で一番の見どころだと思います。ダイニングの入口もここにあります。
和洋関係なく、好きなものを全ぶっぱした感じ

三階部分は完全に洋風。天窓のデザインは何がモチーフなんだろう。

創業当時、外国人向けのホテルであったため、案内も英語です。これは当時の案内板なんでしょうか。

トンネルのような、上部分が湾曲している廊下。天井も高いです。

メイン階段ではない場所もこれまた良い雰囲気。

洋館っぽさ全開ですね。
部屋:スタンダードA
金谷ホテルには本館、新館、第二新館、別館とあります。
このうち第二新館だけは戦後作られた鉄筋のもので、他は戦前の木造建築、登録有形文化財となっています。
本館、新館、第二新館は中で繋がってますが、別館だけ少しだけ外に出る必要があります。

今回はスタンダードAというランクのお部屋、お部屋のランク自体は第二新館も含まれるようですが、本館指定できました。

ルームキーも風格を感じる。

お部屋自体はなかなか年季が入ってます。窓枠やテーブルはやや傾いてるし、ユニットバスだしテレビは小さい。けどそんなのはどうでも良いのです。このクラシック感が味わえれば。

ベッドも高級なホテルとは違うかもですが、そういうのじゃないんです。

ユニットバス。欲を言えばここだけバストイレ別が良かった。大浴場がないので…。
やっぱり温泉は欲しい…

この景色は素晴らしかったです。たぶんスタンダードAの中でもいいお部屋だと思う。目の前に山を望む形になっていました。写真右側に見えているのは別館です。

この景色を見ながら部屋でくつろげる幸せ。

お部屋としてはホテル正面ではなく、右手側に面している感じです。このちょうど3階の真ん中のお部屋ですね!
ディナー:メインダイニング(クラシックディナー)
夜ご飯もクラシックに浸るぞ!ということで、今回は100年前に実際に提供されていたメニューの中からいくつか再現したというクラシックディナーコースをいただきます。

もちろんこのダイニングで。テンションあがる!

ダイニングはかなり広かったです。宿泊客が全員同時に来ても受け入れられそうな広さ。

最初のセッティング。お皿の柄がかわいい。

どの料理も名前がそそりますね。クラシック成分がたっぷり詰まってそうでワクワクです。

まずは前菜。湖の黒ダイヤ レモン添えです。
その名前から連想できる通り、キャビアですね。添え物のパンにつけていただきます。今でいうカナッペ的な感じ?

お酒の気分ではなかったので、ノンアルをいただく。結構ノンアルも充実してました。

パンは金谷ベーカリーのパン。売店でも売られているようにパンに力入ってます。

続いてコンソメスープ。玉子豆腐のようなものが入っているロワイヤル仕立てです。これが100年前のレシピとは思えない。フレンチはほぼ完成された料理ですね。

魚料理は二種類から選ぶ形だったのでシェアしました。
こちらは鯛の陽光ソース。ソースの名前がなんとも今風じゃなくていいですね。

もうひとつはこちら、ニジマスのソテー金谷風。しっかり煮つけられており、ソテーというより煮魚のようです。しょうゆベースの味付けなのが面白いですね。

大正コロッケット。カニクリームコロッケのトマトソース仕立てです。これめっちゃ美味しい。衣が薄くてサクサクです。

牛フィレのステーキ。
いつの時代も牛は正義なんですね。

まさかの生野菜。これは当時、口直しのソルベのようなものが存在しなかったため、野菜で口をリセットしていたのだそうです。オーロラドレッシングがかかってますが、これは当時なかったのでしょうね笑

キジのロティ。ただ近年キジの安定した仕入れが難しいそうで、普通のチキンになってしまいました。牛フィレのあとに鳥というのがなんとも不思議なコースです。当時は牛よりこっちの方がメインを張れたということなんでしょうか。

最後は固めのクラシックなプリンと紅茶で〆です。
クラシック感重視で味は二の次になるのかなと思いきや、なかなかどうして美味しいです。良いディナーでした!
当時の雰囲気を味わいつつもめちゃ美味しいディナー
二兎を得た気分

ダイニングに飾られているこの絵。
見ます 聴きます 言います よいホテル
日光らしい言葉遊びですね。

建物の随所にあるこの日光彫もすごいなぁ。
Bar DACITE
ちょっと夜の散歩をしてから館内のバーにいこう。

夜の雰囲気はひかえめ。

別館のライトアップが綺麗でした。

ホテル入口まで坂を下りていくと、神橋がライトアップされていました。暗闇に浮かび上がる姿が幻想的です。

さて、軽い散歩も終えてバーへ。

バーはかなり薄暗い中で真空管アンプでジャズがかかり、焚火には火が灯り…。雰囲気抜群です。
暖炉のあたりの意匠がフランクロイドライトっぽさがあり、設計者不明なのですがもしかしたら…?と言われているそうです。

オリジナルの神橋カクテルと、果実酒をいただきました。

狭いバーですが賑わっていました。予約なしでもギリギリでしたが、もしかしたら予約した方が良いかもしれません。

音楽や薪の爆ぜる音が心地よく、気づけば結構長居してしまいました。
金谷ホテルに泊まるなら夜はバーおすすめです。温泉とかもないですしね。
近隣にも夜にビジターで行ける温泉ないんだよね…
朝食:メインダイニング

朝起きたらお部屋からこの景色。ほんと最高のお部屋です。

朝食時のメインダイニングは夜とはうってかわって、日差しの入る清々しい雰囲気。

夜と同じく、窓際の席に案内してもらいます。

外の景色を眺めながらお料理をまつ。

伝統的なブレックファストです。
まずはサラダを食べつつ、コーヒーをサーブしてもらいました。

このオムレツ、完璧すぎるレベルでふわっふわです。

朝からパンもたくさん。
プール
夏限定らしいのですが、金谷ホテルには屋外プールがあります。

冬場だったのですが閉鎖はされていないようで、見に行ってみることに…。
増築を重ねたホテルなので館内が迷路みたいなのと、従業員用通路?なのか使っていない場所なのか、明りのついていない場所がちょこちょこあったりします。
実は日も落ちた頃に行こうと思ったのですが、怖くて断念しました笑

立派な瓦屋根…。奥には山も見える良いロケーションです。

このあたりがスケートリンクだったのかな?今はただの広場です。

このクラブ棟みたいなのは実は登録有形文化財。

テラスビューと書かれた奥へ。

プールを見渡せる休憩エリアのような場所でした。
日光金谷ホテルの感想
クラシック感で言えば過去最高でした。ところどころメンテナンスが追いついていなかったりするところがあるのはご愛嬌です。
クラシックディナーも美味しかったし、バーの雰囲気も凄く良い。お値段も時期を選べば他のクラシックホテルと比べても少しお安めに泊まれます。
五つ星ホテルとか、高級ホテルを求めるとだいぶ雰囲気違いますが、クラシックホテル感でいえば完璧ですね!夜に行われる館内ツアーも楽しかったです。
一点だけ…グループホテルである中禅寺金谷ホテルには温泉があり、チェックアウト後温泉に行こうかなと思ったのですが、中禅寺金谷ホテルの温泉は13時から15時の間のみ。
折角金谷ホテル宿泊者は半額利用できる仕組みもあるのに、シャトルバスの時間が10時10分の次が14時40分と、温泉利用時間かみ合っていないので、そこだけお昼ごろに1本便を追加してほしい…!
せっかくなので日光東照宮
お天気も良いので、過去行ったけど東照宮に行かないわけにはいかないですよね。

輪王寺の立派な門をくぐり

広い参道を通り抜け

記念写真スポットの東照宮の石碑前を過ぎ

石灯籠が建ち並ぶ二荒山神社への参道をしり目に

東照宮にやってきました!

見ざる、言わざる、聞かざる。

想像上の生き物、獏です。
像みたいなデザインですね。

シンボルともいえる陽明門もみえてきました。

いや、やっぱりすごい!!

どこをみても黄金で、そして精巧すぎる。

修復を繰り返しているとはいえ、これが現代までそのままの姿を残しているのに驚きです。

見ていて飽きないです。当時は一日中見ていても飽きないとまで言われたそうですね。

本殿もまぁすごい。絢爛豪華の権化。
当時の富の集中っぷりに改めて驚く

ひっそり眠り猫も見つけた。

眠り猫の門を通って階段を登っていくと奥の院。

徳川家康の霊廟がありました。
一汁山菜麺工房 寛

昼食はそばを食べる。

落ち着いた店内のお蕎麦屋さんです。

店名の通り、山菜を使った前菜をいただけます。

お蕎麦も美味しかった。この値上げラッシュの世の中でも1000円以内で食べられるという価格帯にびっくりです。

追加で頼んだ山椒湯葉まき。これもまた風味たっぷりで良かった。
金谷ホテル歴史館

金谷ホテルの前身、金谷カッテージインが現存しています。
ここ金谷ホテル歴史館は、金谷カッテージインの見学ができる場所です。

これは民宿というにはほど遠い、豪邸ですね。

当時は日光にホテルも無かったそうです。むしろ明治6年とか、開国して10年も経ってないのに、これほど奥地に観光にくる外国人がいることに驚きます。

外から見ると二階建てなんですが、建物自体が三層構造になっており不思議なつくりです。

日光金谷ホテルの魅力を存分に味わった二日間でした。

日光、楽しいけど新幹線が通じてないので時間かかるのが大変なんですよね…。
特急けごんで頑張って帰ります!
クラシックホテルの元祖を見た!
建物も、ディナーも、クラシック感たっぷりだったね
クラシックなホテル宿泊記