しろいるか旅行記

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2025年10月【1/2】岩手「元湯夏油」泊 過去一ガチめな湯治宿に泊まり、岩手ソウルフードを食する旅

こんにちは、しろいるかです
2025年10月、岩手県の観光と、秘湯温泉旅をしました!

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】

一関駅~蔵元レストランせきのいち~厳美渓達谷窟毘沙門堂毛越寺
宿泊:夏油温泉 元湯夏油

【二日目】

盛岡~じゃじゃ麺白龍
宿泊:藤七温泉 彩雲荘

【三日目】

八幡平散策~松尾鉱山資料館~福田パン本店~菓匠松栄堂グランクラス初乗車

 

一ノ関駅~蔵元レストランせきのいち

今回の旅はまず新幹線に乗って一ノ関駅へ。仙台と盛岡のちょうど間ぐらいにある駅で、岩手県ですが、宮城県との県境に位置しています。

駅を降りたら太鼓パフォーマンスの歓迎を受けました。たまたまなのですが、なんだか嬉しいですね。音の粒が揃っていて聴いていて心地よかったです。

お天気悪いけどそれを吹き飛ばす気持ちよさ!

 

さて、レンタカーを借りてまずは駅の近くの世嬉の一酒造(せきのいちしゅぞう)へ。100年以上の歴史を持つ酒造です。ちなみに歩いても10分ちょっとです。

 

歴史的建造物を活用しながら、酒蔵見学やレストラン、ショップが並んでいます。

 

今回はその中のひとつ、蔵元レストランせきのいちへ。

 

こちらでは一ノ関の郷土料理、もち食を堪能することができます。

様々なお餅を使った賑やかなもち膳と、すいとんのように平べったい餅が入ったはっと汁を同時いただきます。

はっと汁に入れるはっとは、自分でこねて平べったくしてから、ちぎって汁の中に投入します。この行程が楽しかったです。

はっと はもちもちで美味しかった

 

もち膳は、数多くの伝統的なフレーバーの中から代表的な4つでもちをいただきます。

ずんだ黒ゴマあんこ、そして沼えびです。

沼えびはこの辺りで採れる食材だそうで、郷土の味をいただけました。

沼えびは食べるとちょっとチクチクする…笑

 

厳美渓

お腹もいっぱいになったので、渓谷美が拝めるという厳美渓(げんびけい)へ。

ちなみに似た名前で、こちらも渓谷美が特徴の猊鼻渓(げいびけい)という名所が近くにあります。ただ一ノ関駅を中心として厳美渓は西、猊鼻渓は東にあるんですよね。。

今回は片方に絞ることにしました。

ややこしい

厳美渓は橋の上から渓谷を眺めるような形です。

 

フォトスポットもあり、皆写真に夢中になっていました。

ちなみにもうひとつの猊鼻渓の方は、船にのって水上から景色を楽しむそうです。たぶん景色だけでいえば猊鼻渓の方が良さそう?

 

が、こちらには猊鼻渓には無い名物があるのです…!

なにやら人だかりが。

 

ヒモを伝って降りて来るのは…?

 

なんと、団子です!ヒモの先にはおっちゃんが団子とお茶を括り付けて流しています。

 

その正体は空飛ぶだんご、かっこうだんごというものです。

先ほどの場所では、籠にお金を入れると団子が送られてくるという仕組みなのですが、対岸に渡ってちゃんとお店に行くこともできます。

 

ほんとは空飛ぶだんごにしたかったのだけど、めっちゃ混んでたから空飛ばないだんごで我慢します。(中身は同じ)

 

こちらではテイクアウトのほか、店内でいただくこともできました。

 

このだんご、なかなかに美味しい!

みたらし、黒ゴマ、あんこの3種類なのですがどれも手作り感溢れる味わいで、何よりだんごのもっちり感が非常に良いです。

空を飛ばしてでも対岸から食べたい人が多いのがわかりました!

 

厳美渓に来たらもう一つ名所があります。

外観に一瞬ギョッとするのですが、こちらはちゃんとした一ノ関に本社を置くガラス製品等を扱う佐原という会社が運営するガラスのテーマパーク(?)

 

内部は超レトロな感じですが、大量のガラス製品がディスプレイされています。自社製品に加え、世界のガラス製品も扱っているみたい。

商品はかなり真面目なもので、普通に見ていて楽しい。

 

メルヘンな看板が素晴らしいカフェもあります。外観はちょっとびっくりかもですがガラス工房の見学もできたりして、普通におすすめです。

また、実は駐車場が無料であり、下手に近隣の有料駐車場に停めず、ここに車を停めて厳美渓を散策するのが黄金ルートなのではないでしょうか。

 

達谷窟毘沙門堂

さて、厳美渓に来たらそのまま少し北に足を伸ばすと岩手屈指の観光名所、世界遺産平泉です。

中尊寺金色堂は以前来たことがあるので、今回は前回時間切れで行けなかったいくつかの観光地を周ります。

以前平泉や岩手を訪れた時の記憶

 

まずはこちらの達谷窟毘沙門堂

坂上田村麻呂による北伐のなかで建てられたものだそうで、1200年以上の歴史があるみたいです。

 

建物自体は火災により何度も再建を重ねているようですが、岩壁に収まるように建てられたこの毘沙門堂は圧巻です。

 

こんなにピッタリはまる…?と思うぐらい。

他にも境内には色々と見どころがありました。

通り道で何気なく寄ってみたけど良かった

 

毛越寺

さて、もう一つ訪れたのは毛越寺(もうつうじ)。

こちらも先ほどの毘沙門堂とほぼ同じ歴史があり、奥州藤原氏の時代には栄華を極め、数多くの塔頭や伽藍があったそうです。

今はかつての栄華は失われたものの、本堂は平成元年に再建され、当時の繁栄を今に伝えています。

 

天気が良ければ間違いなく素晴らしいのがこちらの浄土庭園

極楽浄土をイメージして作られた池だそうで、晴れた日には青空や夕焼けリフレクションが美しいみたい。天気が悪かったのが残念無念…。

 

浄土庭園の周りにはいくつかの史跡が点在しています。池の周りを一周しながらこうした史跡を見ていきます。

 

池の向こう側から見る本堂も素晴らしい。

中尊寺金色堂とあともうひとつ、どこを見るかと言われればこの毛越寺でしょう。

 

元湯夏油

そろそろ宿へ向かいます。今回は秘湯で有名な夏油(げとう)温泉に泊まります。

夏油という名前は非常に珍しいですが、アイヌ語由来のグットオという言葉から来たという説と、夏の日差しで湯が油のように見えた…という諸説あるそうです。

坂上田村麻呂の北伐があったように、平安時代アイヌの勢力はこのあたりにまで広がっていたのであれば、アイヌ語由来なのもなんだか説得力がありますね。

夏油温泉は2軒の宿があります。

ひとつは夏油温泉観光ホテル、もう一つは元湯夏油です。今回は元湯夏油の方に泊まりました。

林道のような道を最後数キロに渡って運転することになるので、なるべく早めに到着することをおすすめします。

 

冬季休業の宿です。これほど山深い場所にあるのでそれも納得でした。

秘湯宿の中でもここはなかなか難易度の高い宿だと思います。

 

ロビーのある本館はまだ温泉旅館っぽいです。売店があったり、展示もちょいちょいあって賑やかです。

実は本館以外にもかなり広い宿で、まずは旅館部か自炊部のどちらかを選んで泊まることになるのですが、旅館部でも一般的な旅館と思わないほうが良いかもです。

 

旅館部の建物は本館以外には別館、嶽館、駒形館に分かれています。

写真の左が本館、左奥が別館、右手前が駒形館、右奥が嶽館ですね。

今回泊まったのは嶽館です。

鉄筋コンクリートで一番丈夫な建物だと思うのですが、内部はなかなか殺風景です。

旅館というよりは…山奥の合宿所?

 

さらに奥に進むと元湯夏油のメインストリートともいえる道。左右には湯治棟が建ち並び、奥に露天風呂につづく道があります。

 

嶽館には男女別の内湯、小天狗の湯があります。

 

ここが館内で一番綺麗かな?かけ流しで気持ちのいい湯です。

 

ドバドバのお湯です。

 

続いて本館にある白猿の湯へ。こちらも男女別内湯です。

 

こっちの方が小天狗の湯より開放的な感じかな?広さでいうと同じぐらいです。お湯の質は同じぐらい。

 

こちらのウリはなんといっても露天風呂です。

混浴の大湯真湯疝気の湯と、女性専用の滝の湯があります。

混浴の湯は時間によって女性専用になります。

 

旅館の設備的にはかなりギリギリな感じですが、ご飯は思ったよりちゃんとしてました。

 

お昼に食べたはっと汁もまた出てきた!

 

こちらは朝食。湯治宿的な感じがします。

 

宿泊の感想

三連休だったので、稼働率はほぼ100%でした。

これは…個人的には難易度高かったです。お天気がイマイチだったのもあるのかなぁ…

サービス自体は旅館基準で、お部屋にテレビが無いぐらいですかね。ただふつうの旅館と違うのは、建物全体の雰囲気がなかなかに湯治宿っぷりを醸し出しているのもそうなのですが、客層がかなり特徴的でガチ湯治勢がとにかく多いです。連泊当たり前な感じ。お風呂に入ってるとめっちゃ話しかけられますし、世間話してる人も多い。

そして、露天風呂はいつの時間に行っても人が多い。女性専用時間は言わずもがなですし、混浴の時間も男性風呂は常に人でいっぱいだったようです。内湯は逆にガラガラでしたが笑

晴天だったらもしかしたら受ける雰囲気が全然違ったのかも。あるいは嶽館以外に泊まったらまた違う感覚になったのかもです。ただ、私がこれまで泊まった温泉宿の中ではたぶん一番コアな温泉宿であったと思います。

お湯は素晴らしいです。足元湧出だし、ぬる湯の疝気の湯はスゴイ良かったです!

とにもかくにも人を選ぶ宿です。独特の雰囲気を味わえたのは良い経験になりました。

アクティビティみたいな感じと思えば良いのかも

 

白龍(ぱいろん)のじゃじゃ麺

翌日のお昼。盛岡のソウルフードじゃじゃ麺の祖、白龍(ぱいろん)へ行きました。

盛岡市の中心部、櫻山神社の参道に面した飲食店街にあるお店です。風情ある通りがいいですね。

 

この渋い店構えも良い…!

昔のお店って、味の店って枕詞をよく見かける気がします。当時の流行りフレーズなのだろうか。

 

肝心のじゃじゃ麺ですが、非常に独特な食べ物です。

ゆでたてで熱い、コシがちょっとある白いちぢれ麺と、キュウリとネギ、そして味噌で構成されています。

少しずつ混ぜながら、味噌とあわせて食べていきます。途中、酢とラー油、にんにくやしょうが、醤油を足して味を自分好みに整えていきます。

つまり、最初から完成した味ではなく、自分で味を作っていくのです。

これが非常に難しく、最後までうーん、ちょっと違うか…?と首を傾げつつ食べ進めていき、最後まで自分の理想の味には到達しませんでした…。

 

ゴールにたどり着いたか否かにかかわらず、最後1~2割ぐらい麺を残したところで、ちーたんたんに鞍替えをします。

ゆで汁と味噌を追加してもらい、さらに溶き卵を追加していただくのです。

これは割と味の調節が容易で、美味しくいただけました。

じゃじゃ麺、奥が深い…。自らの理想を追い求める求道者は是非試してみてください。

 

ちなみにお土産として、店と同じ麺・具材・味噌を売っています。私は購入して自宅でも再チャレンジしてみました。一回目よりちょっとうまくできましたよ!

やはり練習が大事

 

さて、食後に櫻山神社に向かうと催しをしていました。

 

これはなんの演舞なのだろう…。おそらく神楽とかの一種だと思うのですが、調べてもよくわかりませんでした。

 

獅子舞のようなお面をかぶった人が踊るのですが、ときおり頭の飾りを地面に打ち付けるのです。バチッと小気味よい音が響き、なんだか楽しくなります。

良いものが見られました。

 

藤七温泉・八幡平

この後は八幡平方面へ。藤七温泉に泊まり、八幡平を散策しました。

こちらはまた別記事で。

 

福田パン本店

さて、少し時間軸が変わりますが、八幡平から帰ってきて再び盛岡です。

こちらも岩手県民のソウルフード福田パンコッペパンです。

 

甘い系、しょっぱい系、おかず系など驚くほどたくさんの具材があります。さらにハーフ&ハーフもできるため組み合わせは無限大。

おまけにお値段も驚くほど安く、これは食べ飽き無さそうです。盛岡に来たら寄ってみるのをおすすめします。市内に泊まったら朝ごはんにもいいですね。

 

盛岡にはわんこそば盛岡冷麺など他にもご当地グルメがあります。それらは以前訪問したので、結構制覇できたかな?

 

グランクラスに乗って帰宅

さて、レンタカーで一ノ関駅に戻ってきました。

駅の近くにある老舗の和菓子屋さん、松栄堂

ごま擦り団子という面白いネーミングの名物菓子を買って帰りました。

 

このいちのせき駅の看板がなんだかレトロすぎる。

 

ふと見たらこの時計、厳美渓で見たサハラが作ってる…!

 

東北新幹線秋田新幹線が合体してました。

 

さて、今回ポイントにあまりがあったのでグランクラスにアップグレードしてみました。人生初のグランクラスです。グランクラスには軽食あり/なしのパターンがあるのですが、今回は軽食ありパターンです!

まず椅子が凄いです。フルフラット…まではいかないですが、かなりリクライニングします。幅も広いです。革張りです。

 

軽食の充実度も凄いです。フリードリンクに加え、和or洋食のおつまみセットをいただけます。さらにパウンドケーキもいただけます。(これらは一度きり)

 

ドリンクはアルコールもありますが、今回はノンアルスパークリング。

 

和食セットは品数多め。

 

洋食はキッシュやガトーショコラなどもあります。どっちが良いかは好みかなぁ。

 

グランクラス、初めて乗りましたが、食事もよいですけど椅子が良いですね。これなら東京から新函館北斗まで乗れるかもしれない…!

岩手の秘湯やB級グルメを楽しんだ旅だった

グランクラスは次も乗りたい…

東北観光の記録