こんにちは、しろいるかです
2021年6月、長野でお手軽な百名山、霧ヶ峰と美ヶ原に登ってきました。
旅の全行程
一泊二日で霧ヶ峰を散策後、美ヶ原に宿泊、翌日は美ヶ原を散策する旅です。
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
茅野駅~霧ヶ峰散策(ドライブイン霧の駅~車山山頂~ころぼっくるひゅって~八島湿原)
宿泊:山本小屋ふる里館
【二日目】
道の駅美ヶ原高原~美ヶ原散策(王ヶ頭~王ヶ鼻~パノラマコース)~諏訪湖~横谷温泉旅館~茅野駅
初めての百名山は四国・剣山でした。
霧ヶ峰へのアクセス
東京から霧ヶ峰への直通バスは無いのですが、新宿から特急あずさで2時間弱かけて上諏訪駅へ。そこから路線バスが出ているので40分ほどで到着します。
私たちは駅でレンタカーを借りて向かうプランでした。美ヶ原も廻るとなるとバスでは時間の制約がありいろいろ大変そうだったので。
なお、普段使っているレンタカー屋さんが上諏訪駅になかったため、上諏訪駅の隣の茅野駅でレンタカーを借りて霧ヶ峰へ向かっています。
登山ルート
霧ヶ峰は一応最高峰の車山がありますが、なだらかな高原のようになっていてどちらかというと最高峰を目指して登山するというよりは、高原を散策するイメージに近かったです。
出典:車山高原SKYPARK
上のマップを見るとわかる通り、普通の山と違い、散策路が張り巡らされているという感じです。
車山山頂を目指す場合、どこから散策を開始するかによって難易度が異なります。
- ルート1:車山高原から(上記マップのオレンジライン)
山頂へのリフトが用意されており、リフトを使えば実質歩き数分で山頂に到達。歩くと1時間半ぐらいかかるみたい。
- ルート2:車山肩(ころぼっくるひゅって)から(上記マップのピンクラインの途中から)
緩やかな登り坂を片道40分ほどで山頂に到達
緩やかな登り坂を片道1時間半ほどで山頂に到達。途中からルート2と同じ道。
- ルート4:八島湿原から(上記マップのブルーライン)
八島湿原を抜けて片道2時間ほどで山頂に到達
私たちは当初パターン4を想定していたのですが、八島湿原の駐車場が朝10時頃に既に空車待ちの行列ができており、早々にパターン3に切り替えました。
八島湿原から巡るルートの場合、ハイシーズンはかなり早朝から行かないと八島湿原の駐車場に車を停められないかもしれません。
ほぼ始発のあずさに乗っていったのに!
自家用車組はほんと陽が出る前とかから家を出発して来るのかもね
茅野駅
茅野駅は中規模ぐらいの駅。駅前にレンタカーやコンビニなどは一通りそろっており、食料などは一通り現地調達可能そうです。
霧の駅~ころぼっくるひゅって
茅野駅でレンタカーを借りて霧の駅へ。ここから散策開始です。
霧の駅にはトイレなども一通り揃っているのでここで最終確認ですね。
見渡す限り草原!めちゃくちゃ気持ちよいのですが、日差しを遮るものがないので帽子が欲しいところ。
エアコンのイメージから涼しいかと思ったら、そうでもなかった
このあたり一帯を霧ケ峰高原と呼ぶらしいです。霧ヶ峰という山はないんですね。
こんな感じのなだらかな道を進んでいきます。ちなみにこのルートはあまり人気がないらしく、ルート2と合流してから急激に人が増えました。
眼下に森を見ながら進んでいきます。
ころぼっくるひゅって~車山山頂
だいたい50分ほど歩いてちょうど中継地点、ころぼっくるひゅってのある車山肩駐車場に到着。ここからルート2と合流です。
ここからはルートが分かれていて、車山山頂に向かう道以外にも霧ヶ峰高原の奥の方まで入り込む道もあるみたいです。
このあたりは霧ヶ峰湿原というらしい。霧ヶ峰周辺には3つの湿原が形成されており、そのうちの1つみたいです。
少し登ると車山肩駐車場が一気に小さくなりました。
相変わらずなだらかな道。登山というよりは散策に近い感じです。行きかう人の装備レベルも結構バラバラでした。
ただとにかく見晴らしが抜群にいい!これまで歩いてきた低山とは一線を画す風景に圧倒されながら登っていきます。
ちなみに散策中も、山頂でも(刺してこないのでたぶん無害だけど)虫がいっぱいいました。虫が苦手な人は夏場は避けた方がいいかもしれない
車山山頂
40分ほど登り、無事に車山山頂に到着。
四国の剣山に続いて2つ目の百名山です!2,000mにはギリギリ届かず。
制覇!
車山山頂にはレーダー施設のような丸い球体を乗せた建物があります。
こんな感じで360度視界が開けていて解放感がすごいのですが、相変わらず日差しを遮る場所がないのと、当然ながら自販機なんかは置いていないため補給はできません。注意が必要です。
山頂にはお社もありました。
なんだか神聖な雰囲気。
下に見えるのはリフト乗り場です。これに乗ればわずか数分歩くだけで山頂にたどり着けますね。こんな簡単に登れるなんて…!
他にも恋人の聖地として、幸せの鐘が設置されていました。すかさず鳴らします笑
あの丸い施設はとにかく目立つので遠くからでも山頂がわかりやすいですね!
白樺湖も望むことができます。ちょっと行ってみたかった!
ころぼっくるひゅって
さて、下山途中でころぼっくるひゅってに寄って昼食をいただきます!
料理が美味しいことでとても有名な山小屋のようで、最近ではアニメのモチーフにも使われたりしてさらに人気上昇中だそうです。
林にかこまれた雰囲気のいい場所に建ってます。
お食事は中でもいただけるのですが、オープンテラス席もあり、そちらがオススメです。
テラス席は全部で8テーブルぐらいかな?それほど許容人数は無いので、お昼時はスムーズに入るのは無理かもしれません。ただお料理が出てくるタイミングが早く、お客さんの回転率がかなり良かったです。
テラスの一番突き出した場所、ここはまさに特等席ですね!
レストランというよりはカフェに近い形のメニューです。コーヒーに非常に力を入れているようで、サイフォンで淹れたコーヒーもいただけるみたい!
まさかの充実のケーキセット。
軽食としてボルシチと、トーストセットがあります。
このボルシチがとても評判だそうで、私たちもボルシチと、チーズケーキセットをいただきました。
ボルシチは具沢山で美味しいし、チーズケーキも山の中でこんな美味しいケーキが食べられるのかと思うほどレベル高いです。
これは評判になるのもわかりますね、霧ヶ峰に行ったら寄りたい場所です。
霧ヶ峰散策する際にも立地も良いのがいいね
霧の駅
ころぼっくるひゅってからまた1時間弱歩いて霧の駅に戻ってきました。
霧の駅にあった、木いちごソフトをいただきます。
食べきれそうだったら大盛にするよ!と言われ、喜んで大盛にした結果。
まさかの通常の2倍ぐらいのサイズでした。
木いちごはほんのりと酸味のさっぱりしたソフトで、とても美味しかったのでなんとかいけた。
八島湿原(八島ヶ原湿原)
霧ヶ峰に来たら車山山頂にはもちろん登っておきたいですが、もう一つ見ておきたい見どころとして、八島湿原があります。
こちらは国の天然記念物としても指定されており、1億年以上も前に形成されたという古い湿原で、あの有名な映画、「君の名は」の1シーンのモチーフにもなったらしい。
さすがに午後だと駐車場もだいぶ余裕があり、普通に停められました。お手洗いや売店、ビジターセンターがあります。
既に日は若干傾き始めていますが、歩き足りなかったので湿原一周することに!
湿原に入ってすぐにあるのが八島ヶ池。空を映す鏡のようです。
青と緑にちょっと黄色、これは綺麗です…。
木道を伝って、湿原の周りを歩いていきます。
時間帯のせいかわからないけど、ここは虫が全然飛んでなった
一周する場合、途中から湿原を少し離れてこんな感じのあぜ道に変わりました。
あぜ道から再び湿原の方に向かい・・・
涼しそうな小川を渡って・・・
木道がまた敷かれ始め・・・
湿原の周囲を歩くように戻ってきました。
はるか遠くにさきほど登った車山山頂のレーダー施設の球体が見えました!
八島湿原はのんびり歩いて一周すると1時間半ぐらいですが、高原植物と湿原の美しさのおかげで退屈せず周ることができた気がします。
低山とは違う、高原の気持ちよさを満喫できた。
八島湿原の景色もまた特有の美しさで、見て良かった!