こんにちは、しろいるかです
2021年4月、三度あることは四度ある、よたびの初心者登山へ。神奈川県は箱根、仙石原にある金時山に登ります。
- 金時山とは
- 金時山へのアクセス
- 登山ルート
- 持って行ったもの
- 金時神社入口
- エヴァンゲリオントイレ
- 金時神社
- 山頂への道
- 金時山山頂
- 金時山登山道への下山
- リ・カーヴ箱根
- före bakery(箱根リトリートföre 内)
- 帰りにまさかの・・・
金時山とは
箱根、仙石原周辺にある山で、火山噴火でできた箱根外輪山のひとつです。標高は1,212mと、外輪山の中でもっとも高いらしい。
金太郎伝説の名で知られる、坂田公時の生まれ故郷だともいわれ、ふもとには坂田公時を祭る公時神社が鎮座しています。
金時山へのアクセス
基本的には箱根仙石原に向かうことになります。公共交通機関の場合は、箱根湯元から登山電車で強羅まで行き、そこからバスで向かうルートや小田原から仙石原への路線バスを利用するルートがありますが、オススメは高速バスです!
新宿(もしくは池尻大橋)から乗車でき、なんと2時間ほどで、登山口の入口のバス停まで乗り換えなしで行けてしまうんですね!
お値段もWeb予約すれば片道1,800円なのでお手頃価格です。
登山ルート
出典:環境省 国立公園へ出かけよう! ホームページ
金時山はいくつかの登山ルートがありますが、今回はもっともお手軽なこちらのコースにならって登山しました。コースタイムは2時間半ほどです。
大事なことなのでもう一度書きますが、登山口は高速バスの金時神社入口というバス停を降りてすぐなので、新宿からバスに乗って、降りたらすぐ山を登り始められるという、好アクセスっぷり。
なお、下りは金時登山口というバス停の方に降りてくるので、逆ルートでも良いのかもしれません。
ちなみに、今回の金時山にはケーブルカーなどはありませんので自力で頑張るしかありません!
頼れるのは自分の力だけ
持って行ったもの
- 街歩き用のリュック
- トレッキングシューズ
- ランニングウェア
- 500mlのペットボトル2本
- お菓子類
やはり山歩き用のシューズはあるとないとで疲れが全然違う気がするので、揃えるならここからな気がします。
また、今回の登山は天気がややいまいちで、雨には降られなかったものの、雨具が欲しくなりました…。
登山じゃ傘は使えないし、急に降られたときに備えて軽い雨具が要るね
金時神社入口
他の山と違って乗り継ぎの必要もないのは思った以上にすばらしかった!ノンストレスです。
こちらが金時神社バス停を降りたところ。ここから駐車場の中を通過して、金時神社に向かいます。
エヴァンゲリオントイレ
途中、エヴァンゲリオンのトイレが!?思わず撮ってしまった。なんだこれ。
令和2年2月末からのオープンだそうで、出来立てです。
森の中に突如現れるインパクトあるデザイン。案内板なんかも細部まで作り込まれていて世界観が感じられます。駐車場からもほど近いので、ファンなら山登りせずとも箱根に来たついでに見てみてもいいかも。
さらに進むと、なんだか白い塊が・・・これはヒヨコだ!
金時神社で鶏を飼っているようで、ヒヨコがそこら中を歩いてました。思わぬ癒しにホッコリです。
ずっと見てられる
金時神社
こちらが金時神社。有人の小さな社務所も設けられており、書置きの御朱印やお守りなどをいただくことができます。
山頂への道
神社の横から、いよいよ本格的な登山道へ。しばらくこんな感じの道が続きます。
30分ほど歩くと到着する金時宿り石。金太郎がこの岩の下で寝泊まりしたという伝説が残る岩です。真っ二つに割れたのは気温の寒暖によるものらしい。
登山ルートマップにもデカデカと乗っていましたが、周囲にベンチとかはなく、休憩するぞ!って感じの場所ではなかった。
さらにこういう感じの山道を登っていくと・・・
だんだんと見晴らしがよくなってきて、仙石原一帯を見渡すことができます。
途中下山道との分岐点を超えると、最後山頂までのラストスパートです。分岐点から山頂までは距離は短いものの、高低差のある岩場を何か所か超えるのでなかなか大変です!
無事に山頂に到着!バス停からは1時間半ぐらいかかったかな?
金時山山頂
山頂は開けていて絶景を望めます。特に仙石原、芦ノ湖方面は大涌谷を中心とした箱根のカルデラ地形が顕著に感じられてすてきです。
お天気がイマイチなのが残念でしたが、これはこれで悪くない!
金時山の山頂の標識はなんと、まさかり仕様!笑
こういうのなんかいいですよね。
御殿場側の眺めは、本当であればここから間近に富士山を見ることができるはずだったのですが、全く見えず。ここからの眺めが有名な山だっただけにこれはちょっとガッカリ。。
天気がいいとこんな感じらしい。悔しい!
出典:箱根観光協会公式サイト
気を取り直して仙石原の方を見てみる。
遠くは蘆ノ湖まで見渡せ、写真の左の方には噴煙を上げる大涌谷も見えますね。満足した!
金時山は、山頂に2件の茶屋があります。ひとつはキノコ汁で有名な金時茶屋と、もうひとつがまさカリーうどんで有名?な金太郎茶屋です。
キノコ汁食べたかったんだけど金時茶屋が混雑してたのとカレーを食べたくなったのでまさカリーうどんをいただきます!
登山で疲れた体にカレーが沁みます・・・
山頂は見晴らしもいいし、茶屋もあるし、バイオトイレもあったよ
これほど充実してるとは驚き
金時山登山道への下山
下りは行きとは違って金時山登山口方面へ下山。こっちの方が少し傾斜が緩やかかな?
途中、大パノラマのスポットがあります。大きな岩の上で休憩してる人もいていい感じです。
こちらのコースは人の背丈ほどの藪の間に道ができています。木々の間を抜けていく行きとはまた違った趣で飽きずに下れました。
リ・カーヴ箱根
さて、下山の後は温泉に入りたいのですが、ここはなんといっても天下の温泉地。日帰り温泉の選択肢もたくさんあって逆に迷ってしまいます。
色々考えた結果、私たちはリ・カーヴ箱根へ。これらの条件を満たすお宿でした。
- 源泉かけ流しの浴槽がある
- 濁り湯がある
- 露天風呂がある
- サウナ・水風呂がある
リ・カーヴ箱根では日帰り入浴は受け付けておらず、私たちは日帰りプラン(デイユース)でお部屋とセットで利用しました。ちょうどお昼に下山したので、夕方までお部屋でのんびりしつつ、お風呂を堪能するという算段です。
ちなみにデイユースプランもじゃらん等で予約することができました。
なお、サウナがなくても良ければこちらのマウントビュー箱根が良さそうでした。こっちはデイユースじゃなくても日帰り入浴も11時~15時の間で受け付けているようです。
リカーヴ箱根は仙石原のはずれの方にあります。金時山登山口のバス停からは仙石原の中心街を抜けて30分ほど歩きます。
中規模ぐらいのホテル。
ロビーはきれいです。
デイユースプランのお部屋。めっちゃ広かった。
取ってつけたような感じだけど、和室もある笑
出典:リカーヴ箱根
お風呂は写真が撮れないのでお宿のホームページから。日帰り入浴を受け付けていないからか、空いていて良かった。
サウナ→水風呂→露天風呂のベンチで外気浴→源泉かけ流し浴槽のループであやうくトんでしまいそうでした。。。
やはり登山と温泉はセットにしたい
デイユースプランは13時からお部屋を利用できるのだけど、お風呂は15時からしか入れないとのことで、お風呂上りに食べる甘いものを調達しにお散歩へ。めっちゃ天気が良くなってきました。
宿から徒歩10分ぐらいで箱根ガラスの森美術館もあります。
före bakery(箱根リトリートföre 内)
箱根ガラスの森美術館の近くに、箱根リトリートföreというホテルの入口があります。こちらのベーカリーが美味しいと評判らしい!
ちょっと進んだところでご宿泊の方ですか?と聞かれました。敷地内は広いため、パンを買いに来ただけでも、ロビーまでカートで送迎してもらえます。
こちらは外来でお食事もいただける、WOODSIDE diningというレストラン。
雰囲気がとても良さそうだったのと、ランチコースも3000円弱とお手頃価格なので今度行ってみたい!
反対側に見えるのがロビー棟で、ここにパン屋もあるらしい。
おぉー、めっちゃおしゃれ!テンションあがります。
パンも美味しそう!種類も結構豊富です。
ケーキまであります!
ちなみに、カフェ&ラウンジとあるものの、席数は少なく、宿泊者の方向けのラウンジでもあるようなので、外来ではテイクアウト推奨な気がします。
ということで、ホテルまで持って帰ってお風呂上りにいただきました。黒いのは竹炭を使ったパン。あとなんだったか忘れてしまったけど、なかなか美味しいパン達でした。
そして、ケーキ達も思った以上に美味しい!ミルフィーユとチョコ系のケーキでしたが、どっちもレベル高かったです。
仙石原の他のお宿に泊まっていても、これは買いに行く価値アリですね!
ホテルも良さそうな雰囲気だったので今度泊まってみたい
帰りにまさかの・・・
夕方になり、このまま宿泊したい気持ちを抑えて帰りの高速バスのバス停へ・・・リカーヴ箱根からは徒歩数分で仙郷楼前というバス停があり、そこから新宿行き高速バスに乗ることができます。
バスに乗っていたら、最後に富士山が見えました!乙女峠というバス停前が富士山スポットみたいですね。夕日でシルエットが浮かび上がってとてもきれいだった。
金時山はアクセス抜群で初心者向けの良山!
箱根にあるから、下山したら温泉も美味しいものも、選択肢が多いのもいいね
これまでの初心者登山の記事はこちら