こんにちは、しろいるかです
2019年山形旅行の三日目を振り返ります。
1つ目の記事はこちら
四ヶ村の棚田
肘折温泉に向かう途中の山道に、日本の棚田100選に選ばれたという四ヶ村(しかむら)の棚田があるという看板を見つけたため、帰りに寄ってみることに。
棚田ってそもそも100箇所もあるんだ…
展望台の案内看板があったので、それに導かれて農道のような道を5分ほど行くと、見晴らしの良い場所に出ます。ここが棚田らしい。
ベンチもあります。周りは人もおらず、道路も交通量は0で、自分たちだけ。
近くの小川をちょろちょろと流れる水の音と、蝉の鳴き声だけが響き渡っていました。
日差しを遮るものがなく、暑かったけどなんだか気持ちが良く、しばらく景色を眺めていました。
本当にのどかなところです。
ところどころ痕跡が残っていたので気になって調べたのですが、どうやら夏の夜には、棚田がライトアップされ、ここでコンサートが行われるようです。
2019年は8月3日でした。惜しい。
肘折温泉や四ヶ村の棚田を有する大蔵村ですが、「日本で最も美しい村」連合なる組織に属しているらしいです。日本の原風景的なものが残っているのは良いですね。
最上川 白糸の滝ドライブイン
折角なので最上川も車窓ではなく、もうちょっと落ち着いて眺めてみようということで、肘折温泉から鶴岡方面に帰る際の最上川の国道沿いのドライブインに寄ります。
ドライブインという響きが昭和を感じさせてイイですね!
雰囲気も期待を裏切らない、なんとも鄙びた感じが良いです…!建物の中にはレストラン、お土産物屋さん、テイクアウト系の軽食と一通り揃っていて、ドライブ休憩にぴったりです。
最上川は時間があれば川下り船にも乗りたかったですが、今回は飛行機の時間もそこまで余裕がなかったのでパスしました。暑い日でも屋形船のように屋根がついているタイプの船があるようなので安心です。
冬場はこたつ完備の船もあるんだって!
ドライブインの建物からは、白糸の滝を眺めることが出来ます。
白糸の滝はやはり連想しやすい名前なのか、全国にいくつか存在しており、軽井沢のものなどが有名ですが、こちらも松尾芭蕉のおくのほそ道に登場することで有名です。
滝の根本にはお堂もあり、川下り船だと上陸してお参りすることもできます!
羽黒山 出羽三山神社
さて、前日も羽黒山には訪れていますが、二日続けての訪問です。ここからは前日の写真も織り交ぜてお届けします。
ここでちょっと羽黒山のことを少し整理します。
羽黒山とは、出羽三山と呼ばれる、山形県にある3つの霊峰(月山・羽黒山・湯殿山)のうちの一つです。それぞれの山に神社がありますが、羽黒山には月山、湯殿山の神が合祀された出羽三山神社があり、出羽三山における信仰の中心地ともいえる場所です。
それぞれの山は異なる時間軸を表しており、すなわち
と言われています。(未来だけちょっと直接的じゃない気がしますが…)
過去、現在、未来を三山を巡ることで、生きながらにして生まれ変わりの旅をすることが出来る、というものなのだとか。
羽黒山は鶴岡市内から車で30分ほどの距離で、アクセスも非常に良いですね!
出羽三山神社は羽黒山の山頂にあり、車で直接山頂まで行くこともできるのですが、まずは山のふもとの門前町にある、山門(随神門)に行くのがよいです。有名な五重塔も、ここを通って行くことになります。
ちなみに駐車場は随神門の目の前あたりにいくつもあり、無料で駐車できます。
随神門をくぐると、そこからは山道です。道は整備されていますが、歩いて山頂まで行くとほぼ階段の道を1時間弱かけて登る必要があるため、途中にある五重塔で引き返して、そのまま車で山頂まで向かう人が多みたい。
ただ、途中にお茶屋さんもあるので休憩もできますし、自力で登り切ったあとに神社で参拝するのはやり切った感があります!
車を置いて登っても、山頂からはふもとの駐車場までちゃんとバスが出ているので帰りは楽!
歩いていて気持ちのいい道です。
5分ほど歩くと、おそらく山頂の神社よりも有名と思われる、羽黒山五重塔が現れます。古くは平将門が創建したようですが、火災などで焼失してしまい、現在の姿は600年前に再建されたものだそうです。
再建されたものでも十分古い! 国宝なのも納得
2019年の11月30日まで、特別に内部が公開されているので、是非拝観してみてください。拝観料は500円と少し高いですが、内部に入る前に神主の方からお祓いもいただけます。
そして、この期間中、毎月5のつく日(5日、15日、25日)には、特別に金の墨で描かれた御朱印をいただくことが出来るのです!(イオンのセール日みたいな表現ですね笑)
ばーん!事前に用意しているものではなく、ちゃんと御朱印帳に書いてもらえます。
ちなみに先ほど紹介した随神門のところに御朱印所があり、そちらでいただくことが出来ます。
門前町にはいくつかご飯を食べる場所があります。(山頂にもレストランやお茶屋さんがあります)
ざるそば・・・ではなく、麦切りです。 山形の中でも主に庄内地方で食べられている、わかりやすく言えば細いうどんです。ひやむぎに近いのかな…?こちらの御休み所Zuisin門さんの麦切りは、なんと自家製モロヘイヤを混ぜ込んでいるのだとか。美味しかったです。
車で山頂に行くと、大きな駐車場があります。
駐車場には売店とレストランがある建物があります。ここの焼きだんごが美味しいのでおすすめです!少し甘い下味の付いた団子が炭火で焼かれていて、注文をするとあまじょっぱい味噌を塗って少し炙ってから出してくれます。
駐車場から出羽三山神社までは歩いて数分です。途中にはやはりお茶屋さんもあり、にぎやかです。
鳥居が見えてきました。
鳥居を抜けると社務所があります。
こちらが本殿です。屋根が分厚い…!
冬場は雪に埋まってしまうので、5月から11月にかけてぐらいが青々とした樹々に囲まれた、気持ちよく参拝ができるベストシーズンです。
OMIKUJIがありました。確かに外国人の方もちらほら見かけましたので、ここにもグローバルの波が押し寄せているようです。
庄内に来られたら羽黒山、是非行ってみてくださいね!
次に帰省した時は月山に参拝しようかな。