こんにちは、しろいるかです
今回は2019年のお盆に行った山形旅行を振り返ります。
旅の全工程
お盆ということで、自分の実家のある山形にも帰省することに。二泊三日でしたが、二日目は実家のある山形県鶴岡市から少し足を伸ばして、肘折温泉に一泊して帰ってきました。記事では主に二泊目以降の旅の思い出を書いていきます。
【一日目】
8月1日から就航したばかりのジェットスターに乗って成田空港から庄内空港へ!
【二日目】
羽黒山~月山高原牧場~余目駅(やくけっちゃーの)~肘折温泉
宿泊:優心の宿 観月
【三日目】
肘折温泉~四ヶ村の棚田~羽黒山~庄内空港~成田空港
予算(大人二人分)
宿泊費 約18,000円(優心の宿 観月)
交通費 約35,000円
- 飛行機(成田~庄内往復):約20,000円
- レンタカー(三日分) :約15,000円
その他経費 約10,000円(食事等)
合計 約63,000円
2019年8月1日に就航したばかりのジェットスターで庄内空港へ!
庄内空港と言えば、羽田を結ぶANA便が一日4便しかない、ちょっと物足りないかもしれない空港でした…がそれも昔の話。
なんと、成田空港と結ぶジェットスター便が2019年8月1日から就航したのです!
お値段も片道一人5,000円ぐらいからと、大変お手頃な価格です。これで庄内地方にアクセスしやすくなりますね!
また、ANA便は羽田発なので、成田と羽田の使い分けも可能となります。
さて、この日は実家に帰省をして、翌日から活動開始です。
羽黒山
山形県で唯一の国宝指定された建造物と言えば、羽黒山五重塔です。庄内地方(酒田・鶴岡)の代表的な観光地となっています。
この羽黒山ですが、今回の旅で二度訪れることになります。その理由は、羽黒山にある出羽三山神社では、2019年4月頃から、毎月5のつく月にとある特別なものを頒布されており、最初に訪れたのが4日でしたが、そこでその特別なものが頒布されることが分かったため、翌日にも訪れることになるのです…。
ということで、羽黒山の魅力は翌日の記事でまとめて書くことにして、初日の記事では飛ばします。
月山高原牧場
月山高原牧場は羽黒山から近くにある牧場です。中心にあるふれあいハウス・ハーモニーパークでは美味しいソフトクリームやジンギスカンが食べられる・・・はずだったのですが、まさかのお店が開いておらず。色々と調べてみたのですが、どうやら閉店してしまったみたいです…。
景色はとても良いです。展望台からの景色。
季節によってはひまわりやとうもろこし畑も見られるみたいです!
季節を見計らって行きたいところ
やくけっちゃーの
気を取り直して、余目駅前にある、やくけっちゃーのでランチをします。
ここは、山形にあるイタリアン、アル・ケッチャーノのお店で有名な奥田政行シェフ監修のレストランで、荘内豚や地場野菜を活かした焼肉ランチを食べることが出来るんです!
お店の名前はアル・ケッチャーノをもじったのかな笑
アル・ケッチャーノがとても美味しかったので、こちらのお店にも期待が高まります。
やくけっちゃーのは、余目駅前にある庄内町新産業創造館クラッセという道の駅的なポジションの建物の中にあるレストランです。駐車場もあるため、車で行っても安心。
店内はおしゃれな感じ。換気もしっかりしているようで、煙のにおいもほとんどありませんでした!
メニューはいっぱいありますが、生のお肉を自分で焼いて食べる、焼肉スタイルのやくけっちゃーの定食がおすすめです。1,200円の庄内豚食べ比べセットを頼みました。
まずはサラダが運ばれてきますが、さすが地場野菜をうたうだけあって美味しいサラダでした。地元の鯉川酒造さんの酒粕で作られたというドレッシングも美味しかったです。
続いて二種類の豚肉が運ばれてきたのですが、どちらも脂がのっており、柔らかくてとても美味しいです。鮮度も抜群で、これほどの豚肉はそう食べられないと思います。ちなみに食べ比べと言いつつ、品種とかは忘れました。ともかくどちらも美味しい笑
ご飯もお替りしてしまいました。
+280円でコーヒーとデザートも足すことが出来ます。焼肉の後なのでアイスクリームとコーヒーがさっぱりして相性抜群。
手ごろなお値段で美味しいご飯が食べられて大満足です。
鶴岡、酒田の間に位置する少し不便な場所だけど、是非行くべき美味しいお店!
同じ建物内にある余目製パンさんもおすすめです。やくけっちゃーのでランチをした後、おやつ用にパンを買っていくと完璧です!
肘折温泉街
肘折温泉は、山形県大蔵村にある温泉地。大蔵村は日本有数の豪雪地帯として有名で、一度はニュースで目にしたことがあるでしょうか。
最上川沿いの国道から道を逸れて、30分ほど山道を登ってようやくたどり着く場所ですが、道自体は広く見通しが悪い場所やすれ違いに難儀する場所などもほぼ無いので車でも気軽に行くことが出来ます。
肘折温泉の特徴は、湯治場の雰囲気を残した素朴な雰囲気の温泉街でしょうか。湯治場ということでお湯も素晴らしく、全ての旅館で源泉かけ流しを楽しむことが出来るようです。
ずっと山道を登ってようやく景色が開け、川沿いに作られた小さな温泉街を見つけた時のうれしさ!
この温泉街に降りていくためには、この肘折希望大橋(ひじおりのぞみおおはし)を渡っていきます。S字に折れ曲がった特徴的なこの橋は、肘折温泉に通じるこの道が土砂崩れで崩落してしまったことをきっかけに作られたものだそうです。ぐるぐる回りながら一気に降りていくので、この橋が出来る前はどうやって降りていたのだろうと気になります…。
温泉街の脇を流れる、銅山川(どうざんがわ)。この近くに日本三大銅山の一つである永松銅山という銅山があり、それに由来するのだとか。
どんなものでも三大〇〇ってあるな…
温泉街のシンボル、旧肘折郵便局舎です。大正ロマンを感じる建物です。(ほんとうに大正時代のものかは不明)
残念ながら中の見学はできないですが、イベント会場などとして利用される日もあるらしいです!
肘折温泉には大きな旅館は無く、小~中規模旅館が立ち並ぶ感じです。豪雪地帯だからか、木造の純和風な建物が立ち並んでいる、というわけではないのですがレトロな雰囲気を感じ取ることができ、路地散策が楽しい温泉街です。
温泉街に欠かせない、神社もあります。上までは登る元気がなかったのですが、 片道40分ほど山を登ると地蔵倉という場所があります。
肘折温泉の名前の由来は、とある老僧が折れた肘を漬けたらたちどころに癒えたことだそうですが、その老僧が住んでいた地が地蔵倉なのだとか。
温泉街の奥には足湯があります。
肘折ダムから流れる川の水を見ながら足湯に浸かることが出来ます。ただし、夏場は時間帯によっては虫が多いのでちょっと注意かもしれません。
足湯の近くには羽賀だんご店があります。あんこ味やしょうゆ味、ずんだ味のだんごなど色々食べることが出来ます。素朴な味で美味しい!
肘折温泉には外湯は2つありますが、そのうちの一つ、温泉街の中心にある上の湯には、肘折温泉の旅館の宿泊者であれば無料で入浴券をもらうことが出来ます。
いわゆる共同浴場なのですが、肘折温泉に来たのであれば是非ここに一度は行くべきだと思います!
まず、ここの源泉は肘折温泉の大半の旅館で使われている源泉とは違う源泉が使われており、旅館のお風呂とはまた違った気分を味わえます。
そして、大きめの湯船から源泉がオーバーフローし続けており新鮮なお湯が楽しめます。お湯はわずかに緑がかったような透明な色で、温度はややぬるめでいつまでも入っていられそうです。
また、写真では伝わりづらいのですが建物の天井は高く、窓も大きいため内湯とはいえ解放感があり気持ちよく入ることが出来ます。
出典:肘折温泉
宿泊:優心の宿 観月
肘折温泉には温泉宿が20軒ほど存在するのですが、露天風呂のある旅館は数軒しかありません。さらにその中でも露天風呂からの眺めを楽しむことが出来ると旅館となると、こちらのお宿、観月さんがおすすめです。お値段も朝夜付きで一人8,000円と大変リーズナブルでした。
やっぱり露天風呂は外せない
川沿いの旅館で、温泉街の建物では一番高いぐらいです。露天風呂は屋上にあるため、眺めがいいのもうなづけます。
外観は少し古さを感じますが、中はリノベーションされていてとても綺麗です。ロビーの写真。
お部屋も広くて清潔でした。
夜ご飯を食べにお食事会場へ。スイカアートが飾ってありました!このあたりでは尾花沢スイカというブランドスイカを栽培しており、夕食のデザートは尾花沢スイカ食べ放題でした!
夕食は十分すぎるほど量があります。
さらに途中でお料理が出てきました。こちらはちょっと写真うつりがイマイチですが、鮎の唐揚げと焼き野菜の一皿です。
デザートのスイカは一切れでお腹いっぱいになってしまいギブアップ。無念。
出典:肘折温泉
お風呂は写真が撮れないので肘折温泉のサイトから。緑色のにごり湯が露天風呂でも掛け流されており、とても気持ちよく入れました。
ただ、少し注意点が…。深夜も入ることができるのですが、深夜に露天風呂に行くと虫が多く飛んでおり入れなかったです。夕方や朝方は問題なかったので、夜は露天の明かりに虫が吸い寄せられてしまうのかもしれません。
虫は無視・・・・できなかった
肘折温泉街の朝と夜
肘折温泉では夜と朝にイベントをやっており、宿泊者を楽しませてくれます!(夜のイベントは季節によって異なるようで、やっていない時期もありますので注意です。)
夏場にやっている夜のイベントは、「ひじおりの灯」というもので、温泉街の至る所に装飾された燈篭が設置され、夜歩きを楽しむことが出来ます。2019年は、秋口の9月16日までやっているようですね。
各旅館の入口に一つ、それぞれ装飾の違う燈篭が飾られています。
肘折温泉にはバーや居酒屋といったナイトスポットは存在しないため、夜ご飯を食べたのち、夏の夜風を感じながら腹ごなしにお散歩する、といった感じです。
これは肘折温泉で一番の高級宿、丸屋旅館さんです。いい感じにライトアップされていました。
また、毎朝朝市が開かれており、地元の方が露天を広げています。こちらは通年の開催です。
朝の6時とは思えない賑わい。朝市の露天だけでなく、周りの商店もこの時間から一斉に開店しています笑
商店でお土産物を探すも良し、露天で採れたての山菜や野菜等を買うもよしです。
数日間ここで過ごしたら朝型の生活スタイルになれそう
肘折温泉はなんだか懐かしい気持ちにさせてくれる、他にはない魅力を持ったすてきな温泉地でした。数日間、何も考えずに湯治をしに行きたい…。
ということで、2つ目の記事に続きます!