こんにちは、しろいるかです
2019年京都旅行の二日目を振り返ります。
一日目の記事はこちら
進々堂 京大北門前
朝ごはんはホテルには無いので、京都の喫茶店でモーニングを食べよう、ということで歴史あるこちらのお店へ。
進々堂と言えば京都の有名なパン屋さんで、だいたいどの店舗もいまどきのお洒落なお店になっています。しかし、ここ京大北門店は他の店舗とは一線を画します。(というか名前は同じですがもはや別物?)
外観はレトロな感じです。進々堂と言われなければ気づかず素通りしてしまいそう。
場所は最寄り駅が出町柳ですが、10分ほど歩く距離にあります。
店内もレトロな雰囲気です。このテーブル、人間国宝の方が作ったそうで、とても重厚感がありました。
お盆時期だからか、学生さんは少なかったです。とても静かな環境なので、勉強するにはぴったりです。
既に11時ぐらいでしたが、パンとサラダが付いてくるセットを頼みました。600円ぐらいだったかな。コーヒーには最初から砂糖が入っており、ミルクも入れるのがどうやらおすすめのようです。しかし、それを知らずミルク抜きにしてしまった。
歴史あるカフェでモーニングができた!
京都大学 時計台
折角京大の近くに来たので、京大のシンボルである時計台を見に行きました。
周辺は市民の憩いの場みたいになってます。中には京大の歴史がわかる展示スペースと、売店がありました。おしゃれなレストランもあり、 ランチ2,000円ぐらいで食べられそうです。こちらで食べても良かったかも。
緑樹案 清水
出町柳駅と京大の間に、有名なお菓子屋さんがあります。緑寿庵清水というお店なのですが、ここはなんと日本でただ一軒の金平糖専門店なのです。
金平糖って今でもたまに見かけますが、手作りの金平糖というのはここぐらいしかないようで、作るのに非常に手間がかかるそうです。
また、独自の技術?で金平糖に果汁等を入れ込んで味を作ることができるそうで、スイカ味やブルーベリー味の金平糖なんかも売られています。
店構えもすてき!
最近、銀座にもお店を出店したようですが、銀座店は和風なたたずまいではなく、宝石店のような洗練された感じです。個人的にはこちらの方が好きかな。
小袋だと500円ぐらいから商品があるので、ちょっとしたお土産にぴったり!
味は美味しい・・・気がするけど金平糖をそこまで食べ歩いていないので比較できない…。話の種に食べてみるといいと思う!
鞍馬寺
京都のローカル線、叡山電鉄に乗り、終点にある鞍馬駅まで行きます。
途中、青もみじのトンネルを抜けていきます。紅葉の季節はライトアップされており、ここを通る時だけ電車の明かりが消えるという粋な演出をしてくれるらしい!
鞍馬駅に着くと、天狗がお迎えしてくれます。
天狗が住む山として有名みたいです。かの有名な源義経もここで天狗に武術を教わったのだとか…!
駅から少し歩くと、すぐ立派な山門が見えてきます。
雰囲気ありますね!
鞍馬寺は本堂まで普通に歩いていくとかなりの山道を登ることになるため、まさかのケーブルカーがあります。片道200円で利用することが出来ますが、20分に1本ぐらいしか運行しないので、人が多いと1本先の電車になってしまうため、結構時間がかかります。ただ、ケーブルカーを使わないと結構しんどそうです。
ケーブルカーを登ってからも少しだけ歩きます。5分ぐらいかな?
随分上まで登ってきた…
本堂に着きました!
ここで終わり、としても良いのですが、ある程度体力に余裕があって、この後貴船にも行くつもりであれば、このまま奥の院を経由して貴船に降りてくるルートがあるため、そちらをお勧めします。
というのも、貴船に行くためには結局また山を下りて、電車で一駅となりの貴船口まで行って、そこからバスに乗って・・・と結構面倒なのです。
ただ、奥の院経由の貴船までのルートは、普通の山道を1時間ほどハイキングするようなコースになっているため、結構へとへとになります。
当然途中に自動販売機などの休憩所もないため、飲料水は忘れずに!
山の中なので空気も綺麗で歩いていて気持ちいいです。
奥の院に着いた~!ちょうど中間点ぐらいで、ベンチもあるのでここで休憩している人も多いです。
ここからまた歩いて貴船にたどり着きます。ちなみに、貴船川からこのルートを使って鞍馬寺まで行くこともできるのですが、その場合はほぼ登りになるため相当キツそうでした。
貴船神社
貴船についてまず思ったことは、涼しい!
道の脇を貴船川が流れているのですが、この水が冷たい湧水なのと、日光があまり当たらないこともあるのか、相乗効果で市内と比べると5度以上涼しく感じます。
貴船川には至る所に川床(かわどこ)が設置されています。貴船川の水も綺麗!
ちなみに床をゆかと読むのは、鴨川に設置されている納涼床(のうりょうゆか)だとか。京都はややこしい笑
神社周辺が貴船の中心街となっており、川床料理を出す料亭が立ち並んでいます。
まずは貴船神社にお参りします。なんとなく参道は鞍馬寺に似ているかも。
この神社では、水占みくじと呼ばれるおみくじが大人気です。水に浸すとあぶり出しのように占いの結果が見えてくるんですね!
水の神様を祀っているようなので、水占いということみたい
こんな感じで、水占みくじ用に貴船の霊水をたたえた場所があります。
結果は残念ながら小吉…
兵衛カフェ(貴船の川床)
貴船に来たのなら、是非体験したいのが川床を体験すること。しかし、川床で食べる料理は良いお値段をしており、お昼でも軽く8,000円~1,0000円ぐらいします。
ひろ文という料理屋さんが流しそうめんをやっており、そこであれば1,000円ちょっとで楽しむことが出来るのですが、だいたい休日だと2時間~3時間待ちというなかなかヘビーな待ち時間が設定されています。私たちが通りがかった時も2時間半待ちと看板が出ていました…。
お値段は安く済ませたい!そして並びたくもない!という場合におすすめしたいのが奥貴船 兵衛さんが経営する兵衛カフェです。
貴船神社からさらに奥の方に徒歩5分ほど歩いた場所にあります。カウンターでテイクアウトの飲み物(500円ぐらい)を注文して、さらに川床使用料+500円を支払うと川床に入れる仕組みです。
ここが兵衛カフェの川床の入口です。
おぉ~!ほとうに川の水面間近に床が設置されています!
思っていた以上に涼しいです!冷房のかかった室内のよう。ここまでくると朝方や夜は寒いぐらいかも。
川に足を伸ばして、足湯のようにすることもできます。めちゃくちゃ冷たい!!涼しいのも納得の水の冷たさです。
貴船の中でも奥のほう、川床スペースも広い、コーヒー系の飲み物しかテイクアウトメニューにないため人が長居しない、この辺りが重なっているのか、土曜日の15時頃でも並ばずに入れました!
カフェのように利用できる川床って他にないので、おすすめの場所!
比叡山へ
今日の宿泊は比叡山の頂上にある、延暦寺の宿坊、延暦寺会館です。貴船口駅から延暦寺に登る叡山ケーブル(ケーブルカー)のある八瀬比叡山口駅まで移動します。
叡山電鉄は一両編成なところ、いかにもローカル線って感じでいいですね!
八瀬比叡山口駅の駅舎。レトロでいい感じ…!
ちなみに、紅葉で有名な瑠璃光院もこの駅から歩いてすぐの場所にあります。その時の記事はこちら。京都は中心街以外にも見どころがほんとうに豊富です。
八瀬比叡山口駅から歩いて5分弱、ケーブルカーの八瀬駅に到着!
本日二度目のケーブルカーです。ちなみに山頂駅から延暦寺まではシャトルバスを使わないと歩くにはつらい距離なのですが、結構早い時間に無くなってしまいます。今回は既に17時を回っており、延暦寺会館さんに電話をしたら迎えに来てくれました!
途中で写真を撮ってみる。
この叡山ケーブル、なんと高低差が日本一です。561メートルもの高さを10分足らずで登ってしまうのですが、転がり落ちそうな傾斜です。写真だと伝わりづらいのが残念…!
ケーブルカーで上まで登ると、次はロープウェイに乗り換えて山頂まで行くことになります。待ち時間が5分ほどあるのですが、その際の暇つぶし?としてアトラクションが。
写真にあるようなわっかに、願いごとを書き入れた土器(かわらけ)を投げて入れるというかわらけ投げに挑戦できます。3枚100円という絶妙な値段設定と、入りそうで入らない絶妙な難易度設定。
ちなみに1枚も通らなかった
ケーブルカーからの景色は絶景!
思わず写真をたくさん撮ってしまいます。
稜線が重なって美しいです。
ちなみに、ケーブルカーがこの時間帯まで運行しているのは夏場の一部の時期だけですので、夕日や夜景を見ようとしている方はご注意ください。頂上にハーブガーデンがあり、そこの営業時間とセットになっている感じです。
宿泊:延暦寺会館
頂上に着いたら、お迎えをお願いしていたマイクロバスで延暦寺会館へ。
翌朝の写真ですが、宿坊というよりはもはや旅館です。立派・・・
お部屋も立派です。これは旅館だな。
この延暦寺会館、泊まるなら何が何でも琵琶湖側のお部屋にすべきです!
というのも、なんとお部屋からの景色が…
すごい!くっきりと滋賀の街と琵琶湖が見えます。
夜景も綺麗ですし、朝日側なので朝も素晴らしい光景を見ることが出来ます。
まずは夕食を食べにレストランへ。
ここはさすがにお寺らしく、精進料理!足りるかなと思いましたが、十分お腹いっぱいになりました。
お肉が食べられないので、さしみ湯葉、湯葉揚げ、おから、湯豆腐・・・大豆祭り!
ここも良い景色です。
大きくはないですが、大浴場まであります。温泉ではなく、露天風呂も無いですが琵琶湖側に大きな窓がとられていて、気持ちのいいお風呂でした。
お風呂からあがって部屋に戻ると、滋賀の夜景が!琵琶湖の輪郭が浮き出ますね。
ちなみにこの後もう少し月がのぼると、琵琶湖にムーンロードが出来ました!その時の写真も撮ったのですが、撮ったカメラを紛失してしまった泣 凄い綺麗でした。
遠くの方でものすごく小さく花火が上がっていたのを見つけて、方角と開催日を照合すると、どうやら岐阜の長良川の花火大会の花火が見えているみたい!
京都から岐阜の花火が見えるとは、思わぬサプライズで嬉しくなります。
部屋の電気もテレビもつけず、夜景と月を見ながら就寝。とても満たされた時間でした。
しかし、ほんとうにすごかったのは翌朝の景色でした。延暦寺会館では宿坊らしく、朝の御勤めをすることが出来るため、朝早く起きて外を見てみるとすごい光景が待っていたのです…!
続きは次の記事で!