こんにちは、しろいるかです
夫が温泉行きたい病を発症したため、弾丸で箱根に行ってきました。
※2023年8月追記 残念ながらあおい荘は閉館してしまったようです…。
旅の全工程
一泊二日の箱根旅です。箱根湯本からは登山電車で強羅方面へ、その後仙石原に抜けて高速バスで東京に帰るという流れです。一泊二日の日程なので行くポイントを絞り、出来るだけのんびり観光できるようにしてみました。
箱根には過去行ったことがあり、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、バスと全ての乗り物を使って一周するルートで観光したため、今回は過去の旅で漏らしていた観光地をゆっくり巡ることにしました。
【一日目】
箱根湯本~彫刻の森~強羅
宿泊:箱根強羅温泉 あおい荘
【二日目】
強羅~仙石原~帰宅
予算(大人二人)
宿泊費 約8千円
交通費 約8千円
その他経費 約2万円(観光・食事)
合計 約3万6千円
宿泊費が安かった
1日目の行程
箱根湯本~彫刻の森~強羅
箱根湯本
小田急の快速急行に乗って小田原へ。代々木上原から小田原まで1時間半で、運賃が800円ちょっと。小田原から箱根湯本までの箱根登山鉄道の料金や、自宅から小田急線の駅までの運賃を考慮しても、一人1200円ほどで東京から箱根湯本まで行けてしまいます!
所要時間はロマンスカーと比べてもあまり変わらないのですが、普通の電車の椅子に合計2時間ぐらい座ることになるため、ちょっとつらい…
2日目の記事で後述するつもりですが、東京から箱根へのアクセスについては、小田急箱根高速バスが良いと感じました。
箱根湯本駅に到着。ワクワクしますね!
箱根湯本でのお目当てはお昼ごはんと食べ歩き。まずはお昼ご飯を目指して、湯本駅から商店街沿いを5分ほど歩きます。
箱根湯本で一番有名なお蕎麦屋さんだと思われる、はつ花 本店です。
自然薯を使ったお蕎麦がとても美味しいと評判。
平日のお昼でしたが、入るまでに5分ほど待ちました。休日はとても混みそう…
せいろそばを頼みました。このせいろそば、つけだれがなんと自然薯のとろろなのです。自然薯にも味がついているため、そのまま漬けて食べてもいいのですが、とっくりの中に入っただしをとろろに入れて味を調節します。
とろろのもっちり感が美味しい
食べ終わりには蕎麦湯も持ってきてくれました。
ちなみに、本店から数分歩いたところにははつ花 新館があります。こちらの方が人も少なく、落ち着いて食べられるかもしれません。
続いて寄ったお店は湯もち本舗 ちもとさんです。
こちらは和菓子のお店で、店名の通り、湯もちというお菓子が看板商品のようです。他にも八里(鈴の形をした最中)や、わらび餅、団子等いろいろありました。お菓子は少量から売っているので、泊まる宿で夜食べるお菓子を買うのもおすすめかと思います。
店名ちもいし かと思った
ツバメが巣をつくっていました!
まだまだいきます!次は箱根焙煎珈琲さんの珈琲牛乳ソフトです。しっかりした珈琲の味があり、美味しかったです。
店内は狭め。冬場は挽きたての豆から作るホットコーヒーが美味しそうですね。
まだまだ!今度は手焼堂さんです。
こちらは名前の通り、その場で焼いてくれるお煎餅屋さんで、最近の観光地にはよくあるタイプのお店ですが…
箱根ならではの豆腐ソフトが美味しいです。ソフトクリームというよりはもっちりとしたアイスで、思いっきり豆腐の味がします。甘さも控えめ。ついでに煎餅も1枚おまけについてきてなんだかおしゃれな見た目です。
食べ歩きにも満足したので、箱根湯本駅に戻り、箱根登山鉄道に乗って彫刻の森を目指します。
平日なのでがらがらでした。
ちなみに、車窓から景色を眺めたい場合、最後尾の車両の一番後ろ、進行方向左側の席がおすすめです。スイッチバックが途中3回あるので、始発時点で最後尾の車両が結局先頭車両になる時間が長いんですね!
途中から見た景色。緑色の鉄橋は、早川橋梁といって現存する日本最古の鉄道橋なんだとか!もちろんここも通って登ってきます。
景色を眺めているうちに彫刻の森駅に到着。
彫刻の森
彫刻の森美術館は、彫刻の展示物をメインとした、野外美術館です。
入館料は1600円ですが、駅などで割引クーポンが配られています。また、箱根の他の施設も巡るつもりであれば、箱根湯本に着いた段階で、駅構内にある小田急トラベルのお店で前売券を購入するのが良かったです。私は、箱根ガラスの森美術館とセットになった券で、正規料金で合計3100円のところが2200円で入ることができました。当日から利用可能です。
(箱根ガラスの森美術館は、メルカリ等で無料招待券が安く売られており予定が前々から決まっているのならそちらも良いかもしれません。)
非常に広い敷地面積が特徴の一つで、なんと7万㎡もの敷地があります。東京ドームで例えると1.5個分ぐらいのようです。
勇猛な場面のはずが何故かシュール
「人とペガサス」
ギリシャ神話の英雄ベレロフォンがペガサスに乗って、怪物キマイラの退治に向かう場面である。
そそり立つ台座の上で人もペガサスも思いきり体を伸ばし、さらに高く飛翔しようとする。
ミレスの彫刻には美術の諸様式が混合しており、ギリシャ・アルカイック期やゴシック、あるいはバロック的な要素が盛り込まれている。
想像力豊かな構図、自由奔放な動きを得意とする彼の作品は、 空を背景にした野外に映える。
-彫刻の森美術館 ホームページより抜粋-
至る所に彫刻作品があります。
彫刻作品だけでなく、建物のような作品もありました。「幸せをよぶシンフォニー彫刻」という作品らしいです。
中はなんと全面ステンドグラス。螺旋階段が真ん中にあり、それを登ると展望台になっています。多くの人がステンドグラスを背景に写真を撮っていました。
とにかく広く、点在している作品を見ながら散歩するだけでも楽しいです。敷地内にはカフェや足湯もあり、疲れたら休憩もできます。のんびり一周するためには2時間ぐらいは見ておいた方がよいかも。
トリップアドバイザーの箱根町観光スポットランキング1位なのも納得
ここと、ポーラ美術館が箱根の美術界隈で双璧を成す美術館な気がする
強羅
彫刻の森駅から強羅駅までは一駅分、歩いても10分程度でした。
日も暮れてきた。強羅駅前はお土産物屋さんが連なっていますが、5時頃には閉まり始めるので注意です。
宿は素泊まりだったので、外で夜ご飯を食べていきます。
強羅屈指の有名店、田むら銀かつ亭 本店です。駅から歩いてすぐの場所にあります。ランチ営業はもちろん、強羅周辺では夜ご飯の時間帯もも営業されている貴重なお店です。
17時半開店で、平日だったのに開店直前で既に8組の方が待っていました。
店の前に電子予約発券機がおいてあり、そこで整理券を発券して呼ばれるまで待つ仕組みです。これは便利!
看板メニューは豆腐かつ煮です。定食(1380円)と御膳(2100円)がありますが、今回は定食を選びました。写真にはないですがしろごはんとお味噌汁もついています。
御膳だとサラダや小鉢、デザートもついてくるみたい。
この豆腐かつ、表現が難しいのですが、豆腐の挽肉はさみ揚げのようなものでしょうか。それが普通のかつ煮のように卵でとじてあります。
めっちゃおいしい
硬めの食感の豆腐とカツと挽肉の相性が抜群で、普通のとんかつより美味しいかも!また箱根旅行をしたときにも寄りたい!と思えるお店でした。
あ、豆腐かつ以外に普通のとんかつもメニューにありましたよ!
豆腐が美味しかったのでどこの豆腐を使っているのか調べてみたら、お店のすぐ近くにある銀豆腐さんというお店のものを使っているらしい。そしてこちらのお店は、しゃくり豆腐というその場で食べられるお豆腐を売っているらしいです。時間的に売っていなくて残念。
どちらのお店も「銀」が入っているのは偶然?
宿泊「箱根強羅温泉 あおい荘」
おなかもいっぱいになったので、本日の宿泊先である箱根強羅温泉 あおい荘さんへ。強羅駅からはちょっと急坂を登りますが、10分ぐらいで到着します。
写真ではわかりづらいですがなかなかの急坂。猫が横切っていきました。
小規模なお宿ですが、建物は外観もキレイでした。もとは保養所だったらしくシンプルな設備です。ロビーにはコーヒーの無料サービスや、立派なマッサージチェアが置いてありました。マッサージチェアはお風呂上りに良い感じです。
お部屋も綺麗でした。
お風呂は大涌谷からのお湯(にごり湯)ではないのが残念でしたが、内湯、露天風呂ともに源泉かけ流しです。早雲山からの引湯で、ナトリウム塩化物泉です。
こじんまりとしていますが、宿泊室数も少ないので時間帯さえ間違えなければ貸し切りに近い形で入ることが出来ます。
一泊素泊まりで、二人で8000円以下という非常にリーズナブルなお値段でした。設備や立地を考えると申し訳ないくらいです。
食事つきプランもありますが、素泊まりの場合は宿すぐ前にデイリーヤマザキがあるのでそこで色々買い込むこともできます。21時までしかあいていないので注意かな。
二日目の記事はこちら↓