しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2021年2月 熱海箱根【2/3】「ふたり木もれ陽」泊 濁り湯の専用露天に岩盤浴、大満足のプレミアムスイート宿泊記

こんにちは、しろいるかです
2021年2月、箱根熱海の2つのおこもり宿へ泊まりに行きました。二泊目は熱海の「ふたり木もれ陽」です。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
宿泊:箱根吟遊

【二日目】
宿泊:ふたり木もれ陽

【三日目】
熱海梅園~飯田商店(ラーメン)~ホテルニューグランドアフタヌーンティー)~山下公園お散歩

ふたり木もれ陽とは

なんか若干こっ恥ずかしいネーミングなのはともかく、2016年にオープンした比較的新しめのお宿。

旅館予約サイトの一休では、強豪ひしめく伊豆・熱海・箱根エリアにおいても評価ランキングほぼトップに君臨するほどの評判で、いつか泊まるチャンスを狙っていました。

オールインクルーシブで全室源泉かけ流しの客室露天付き、さらには客室からは太平洋の水平線を望むことができるというとにかく全部盛りで贅沢なお宿です。

ちなみに熱海のホテルと銘打っているものの、立地的には少し南の網代温泉エリアのはずれに位置しており、最寄り駅も網代駅熱海駅からだと車で30分ほどかかります。

網代駅からは送迎もしてくれるみたいだよ

入口

普通にたどり着いてホテルの全景を把握することは非常に困難なので、ホームページの写真を頼ります。

出典:ふたり木もれ陽 公式ホームページ

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こんな感じで崖沿いに建っていて、下は国道が走っているのですが、国道からは全く見えない立地。

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熱海から伊東に向かう国道の途中で山を登る道に折れ、急な坂をすこし登るとホテルの入口がありました。

ちなみに国道からホテルに至る道の角には、まるで目印のようにアレ系のホテルが建っていて、その裏手を進む感じになるのでちょっとテンションが下がってしまうのですが、たどり着くためには致し方なし。

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入口からはすぐに駐車場になってるんですが、すでに景色抜群です。

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ここはホテルの建物の屋上に該当する場所。急斜面ならではのつくりですね。

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車を停めているとホテルマンの方がやってきて、建物の中に入るエレベータに案内してくれました。

こんなところから入っていくのか!

ロビー

すこし殺風景だった駐車場とこじんまりとしたホテル入口からは想像もつかないような豪華なシャンデリアに出迎えられながら、ロビーでウェルカムドリンクをいただきます。

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白一色のインテリアにグリーンと、豪華シャンデリア。天井も高くて解放感があります。どことなくバブルっぽさを感じなくもない?

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ウェルカムドリンクにスパークリングワインと、手作りっぽい一口タルトケーキをいただきました。すでに豪華な気分。期待が高まってきました。

タルトケーキも美味しい

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ロビーでチェックインを終えると、お部屋まで案内してもらいます。館内着もここで好きなものを選んでいくのですが、浴衣ではなく男性は南国っぽい柄のシャツと女性は南国っぽいワンピースです。基本はお部屋におこもりの宿なので館内をウロウロしたりする感じではないのですが、雰囲気作りに一役買ってる気がします。

部屋まで

こちらのお宿は全室オーシャンビュー。お部屋は2階・3階部分がお部屋になっていて、それぞれ5室ずつの計10室です。

お部屋のランクは5つに分かれていて、上から順にお部屋の特徴は以下のとおり。

  • プレミアムスイート(今回宿泊):客室岩盤浴+専用露天
  • ラグジュアリースイート:客室岩盤浴
  • コンフォートスイート:3名利用想定のソファベッドあり
  • スタンダードスイート
  • ジオスイート:眺望が若干落ちる

お部屋の作りや広さ自体はほぼ変わらず、どのランクのお部屋もオーシャンビューで、客室に源泉かけ流しの半露天がついています

ただ、宿の立地的にジオスイートは国道や山が視界に入ってしまうようで、眺めににこだわるのであればそこだけ注意っぽい。

あとは設備面で、ラグジュアリースイートになるとお部屋にプライベート岩盤浴がつき、プレミアムスイートになるとさらに専用の露天風呂がつきます

一番下のランクのジオスイートでもかなり良いお値段するので、今回は奮発してプレミアムスイートを選んじゃいました!

専用の露天風呂にとにかく惹かれた

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内廊下はこんな感じ。

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今回宿泊するプレミアムスイートは2階部分の一番奥に位置しています。この一番突き当りの扉は、非常口・・・ではなく、専用露天風呂に続いています。

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専用露天風呂は敢えて客室に設けず、お部屋とは別枠であると聞いていて、都度部屋から出るの不便だな、なんて考えていましたが、それは杞憂だった。

そもそも客室露天は部屋の目の前だし、なんとこのプレミアムスイートのお部屋の手前がカーテンで仕切られていて、パブリックスペースから切り離されているので、専用露天ももはや部屋の一部のようです。これはすごいなー。

飛行機のクラス分けみたいな感じだ

部屋

お部屋に入ってまず視界に飛び込んでくるのは広い窓から見える一面の海!

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100㎡ぐらいあるお部屋みたいですが、ワンルームになっていてめっちゃ広く感じる!

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お部屋は窓際の方が小上がりのフローリングになってます。

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そこにリゾートでよく見かけるデイベッドとテーブルが置いてあって、ここがなかなか良い感じ。お宿側は「インガーデン」と呼ぶスペースらしいです。

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インガーデン部分から手前を撮ってみる。

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ベッドはハリウッドタイプ。

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なんかラグジュアリー感を放つソファとテーブル。

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ソファの後ろにはマッサージ機がなんと二台も!これは取り合いにならずに済みますね。

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おしゃれオブジェも完備。

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オーシャンビューの宿は、お天気が良い日だと景色がほんと素晴らしい。

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テラスは張り出したような作りになってて、広くはないですが思わず出てみたくなる。

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お宿の紹介写真でよく見る感じのアングル。ここのベンチには意外に座ることはなかったです。

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一面オーシャンビューで、遠くには初島も見えますね!いい景色だ・・・。

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お部屋のお風呂は源泉かけ流し。窓を開ければ半露天になるつくりです。

浴槽もかなり広くて、お湯はうす黄土色の濁り湯。匂いはほとんどなく、ほんのり甘い香りがするような。金気臭タイプじゃないやつですね。網代温泉にはこの特徴のお湯のお宿が結構あるみたい。

リゾートホテル感バリバリの内装なのに、ここにきて突如浴槽も変色するほどのガチの温泉があるのがなんだかミスマッチで、でも最高です。

さらにさらに、かけ流しなのに手元のパネルで浴槽全体の温度調節ができました。これ地味にありがたくて、ぬる湯にして長湯するもよし、寝起きにカーッと熱いお湯に入るも自由自在です。

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洗面台は2個!こちらも広くて良いですね!アメニティはフランスのスパブランド、テマエというブランドのものが置かれていました。

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うーん広々。

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さらに。バスルームに隣接する形でプライベート岩盤浴があります!

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これがまた、最高に良い。ウトウトして危うく寝るとこでした。アラーム必須です。岩盤浴用の服も用意されています。

岩盤浴の後、ぬる湯のお風呂に浸かって・・・。まさに癒しの極致です。

客室岩盤浴は初体験だった。

サウナ・水風呂付客室なんてのも世の中にはあったりするのかな

オールインクルーシブ

こちらのお宿は、アルコールや軽食のルームサービスが無料でついています。オールインクルーシブですね。

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私たちはお酒はほとんど飲まないので、ノンアルコールワインを頼んだりしたんですが、アランミリアのものが用意されていたり、軽食メニューも非常に豊富だったりとお酒好き以外も楽しめるラインナップです。

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ついやってしまった全種盛り・・・。ブッフェと同じくやっちゃいけないと思うけどやってしまうやつです。軽食もオマケ的なものではなくかなりしっかり用意されていて、油断したら夕食が食べられなくなってしまいそう。

ちなみに到着日の23時半までで、翌朝は頼めないので注意!

プライベート露天風呂

さて、お次は専用の露天風呂。

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専用露天棟と客室棟の間には非常階段があって、そこだけちょっと雰囲気が雑然としてるんですが、ほんの一瞬です。そこを抜ければこんな感じの・・・

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急に温泉旅館のような感じの通路が広がります。

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脱衣所とシャワーは1基。

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この専用露天、最高に良いです!

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客室の半露天と同じように温度調節もパネルで行えるし、同様に源泉かけ流し。さらにオーシャンビューで浴槽も広い。本当に隙がない。。

客室の冷蔵庫にあったハーゲンダッツを食べながら入りました。温泉に入りながら月見酒、みたいなのはたまに聞きますがハーゲンダッツは前代未聞かな…。

ぬる湯に温度調整して、ずーっと入ってられるのが最高

景色も抜群だし、これは下手にお部屋の中に造らず、別に広いスペースをとって専用露天って形にしたのも納得!

ディナー

お風呂に入って、ルームサービスを食べて、岩盤浴に入って・・・。いろいろしていたら夜ご飯の時間になりました。

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ディナーはフレンチで、1階のレストランでいただきます。

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ちなみにこちらのレストランでもドリンクはオールインクルーシブ。高いワインリストとかもあるっぽいですが、私たちは気にせずカクテルです笑

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一品目はアブラカマスを使ったマリネみたいなやつだったかな。上に大量に乗ってるのはキャビア。贅沢だー。

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お次は浜名湖の大ハマグリと春野菜。ジュレがかかってて、さっぱりいけます。

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またカクテルを頼んだ。

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続いては黒アワビとホワイトアスパラガスのソテー。

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お魚のメインはアンコウのロースト。一皿一皿見た目も味も良いですね。

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お肉は伊豆牛のサーロインステーキ。柔らかで美味しい。

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途中で、誕生日のお祝いが!前日のお宿でも祝ってもらったのですが、ありがたく何度も祝われます笑

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デザートはみかんとゆずミルク、三島のイチゴを使ったケーキの二種。前者は写真撮り忘れた・・・。

お料理も非常においしく、レベルが高かったです。

地元の食材をたくさん使ってるのも良い

旅行感が出るよね

夜の館内散歩

ほとんど共用スペースはないけど、ラウンジっぽい場所をちょっとだけお散歩。

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夜なのでお外は全然見えません。

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ラウンジには本とかが置いてました。コーヒーとかもあったけどお部屋でみんな飲んじゃうからここでゆっくりすることはあまりないのかも。なんだかちょっと勿体ない。

夜のお部屋

お部屋に帰るとターンダウンされていて、さらにオーディオプレイヤーでBGMが流されていました。誕生日のサービスだと思うのですが、これはちょっと感動。ぜひ誕生日に泊まってみてほしいです。

ハッピバースデートゥーユー♪

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さらに、一口チーズケーキとハーブティのお夜食まであった。いたれりつくせり。

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よるのテラスはちょっと怖い。

朝のお部屋

ふと目覚めたら、空が白み始めていました。

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東の空がほんのり赤くなってきています。

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幻想的な雰囲気。

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初島灯台の灯りも薄れるぐらい、すぐに空が染まりました。

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日の出だ・・・。

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太陽の道ができてる。

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お部屋で朝風呂しながら朝日を眺めます。あー、めっちゃいい。。

朝のプライベート露天

露天の方にも行ってみます。

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だいぶ太陽は登ってあたりは明るくなりました。鳥の声がめっちゃ聞こえます。

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朝日が露天風呂にも反射して、インフィニティ感ある。

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あまりにきれいすぎて、しばらくお風呂で放心していました。

ふたたびお部屋

お部屋に戻ると、お部屋からの光景も最高に良い。

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朝日が見える部屋っていいですね。

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この椅子はこんな感じで映えに使うのかー。

朝食

朝ごはんはお部屋でいただきます。

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和食・洋食から選べるというので、それぞれ頼んでシェアすることに。

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インガーデンのテーブルでいただきます。

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洋食はシンプルな感じだけど、オニオングラタンスープがいい味してます。

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和食の方が賑やかな感じかな。フレンチのレストランしかないので和食はイマイチかと思いきや、ぶり大根もしっかり作ってあって驚き。

感想

これまで泊まった宿の中で一二を争う素晴らしさでした。ファシリティ面は間違いなく最高で、特に部屋からの眺めと専用露天は唯一無二です。お料理もとても美味しく、とにかく非の打ちどころがない。旅行サイトで非常に高評価なのも納得!

専用露天がかなり良かったので、温泉好きだったらぜひプレミアムスイートを選びたいところ。そうでないならスタンダードスイートでも十分満足できそうです。

唯一の残念ポイントは宿への道ですが、それは立地的なものもあるのでさすがにしょうがないですね。とにかくまた行きたいと思えるお宿です!

あと、お宿の名前がちょっと気になる・・・

そこは趣味の問題だ

甲乙つけがたい、他にも泊まってよかったお宿の記事

2021年2月 箱根熱海【1/3】「箱根吟遊」泊 日本一予約が取れない宿!? 星宿(メゾネットタイプ)のお部屋の宿泊記

こんにちは、しろいるかです
2021年2月、箱根熱海の2つのおこもり宿へ泊まりに行きました。一泊目は「箱根吟遊」です。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
宿泊:箱根吟遊

【二日目】
宿泊:ふたり木もれ陽

【三日目】
熱海梅園~飯田商店(ラーメン)~ホテルニューグランドアフタヌーンティー)~山下公園お散歩

箱根吟遊とは

老舗の富士屋ホテルで有名な、箱根の宮ノ下にある全室客室露天付きの旅館

もともとは1951年にオープンした武蔵野観光旅館 本館がもとになっていて、2002年箱根吟遊としてリニューアルしたようです。リニューアル後はバリのリゾートホテル風のという一風変わったコンセプトの旅館で、その独特の世界観でまとめられた館内は美しく、高級温泉旅館を紹介する本などを読むと必ずといっていいほど紹介されてました。

全室客室露天のお宿って最近の流行りで、現在進行形でも雨後の筍のように各所で誕生している気がしますが、ここのオープンは前述のとおり2002年。今でこそ当たり前のスタイルではあるものの、20年近くも前にこのような形でリニューアルオープンするとはなんとも時代の流れを読んでますね。

そんな歴史もあってか、熱狂的なリピーターも多いらしく、予約が取れない宿としても有名だそうで、一休などをいつみても空席待ちになっていました。

今回、このような情勢もあってかたまたま空きがあったため予約して行ってみることに!

ちなみに、宿泊後に気づいたのですが一休経由よりもお宿直接の方が幾分かお値段が安い設定になってました。空きを見つけたらお宿に直接電話してみるのもいいかも。

ロビー

14時過ぎに到着しチェックイン。みんな滞在時間をギリギリまでとろうと、チェックイン開始時間はものすごく混みあってます。客室に案内されるまで30分近くは待ちました。到着順で案内されると思うので、チェックイン時間ちょい前ぐらいに到着するのがいいのかな。

人が減ったところでロビーの写真を撮りました。

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旅館に入るなりこの光景。広々とした壁一面の窓をバックに、この旅館のシンボルともいえるような特徴的なデザインの椅子が二脚セッティングされてます。

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超広角レンズでも一枚。実際に目で見る感じはこっちに近いかな。

天井や壁の意匠はまさにバリ風(行ったことないけど)で圧倒されます。

椅子はデンマークの有名なハンス・J・ウェグナーというデザイナーのピーコックチェアというもので、一脚100万はするんだとか。すごい。けど普通に座れます。

座るときちょっと緊張する

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壁のこの模様とかも吸い込まれる感じでじっくり見てしまう。どうやら炭らしい。

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窓側は回廊になっていて、外に出ることができます。

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眺めがすばらしいです。さえぎるものや人工物は何もなく、深い渓谷を挟んで対岸の山々を眺められるのは最高の立地ですね!

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熱帯魚のいる水槽の目の前の席でお部屋の準備を待ちます。

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不思議な味のウェルカムドリンクを飲みながら待ちます、なんとなくオリエンタルなお味。

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かわいい恐竜のおもちゃもありました。

お部屋へ

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館内は間接照明を多用し、一般的なお宿と比べてもかなり薄暗く、落ち着く感じ。

また、小さな音ですが、謎の環境音(コォン…コォン…みたいな音)もかかってて、不思議とリラックスできます。

この謎の音、癖になるわ・・・

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20年前に建てた旅館とは思えないほどハイセンスでした。ちょこちょこリニューアルしてるのかな?

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ちょこちょこ置いてある、主張の激しいオブジェはご愛敬笑

これも世界観づくりに一役買ってます。

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吟遊は5階建てのつくりで、5階がロビー、4階が風タイプ、3階が星タイプ、2階が空タイプ、1階が月タイプのお部屋になってます。

お値段は月>風>星>空となっていて、1階が一番高いのも珍しいですね。

今回泊まるのは星タイプのお部屋なんですが、その中でも1室しかないちょっと特殊なメゾネットタイプのお部屋で、こちらはお値段がちょっと高めに設定されてます。

写真じゃうまく見えないけど、星宿というお部屋らしい。

お部屋(星宿)

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広めのテラスがついています。

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ベッドルームではなく、小上がりの上に設置されてます。

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お部屋にもバリっぽい壁掛け。

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洗面所も独特の世界観です。

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アメニティも専用のものを自社で作っているみたいで、それが一通り揃ってました。

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メゾネットタイプなので、2階への階段も。

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階段をあがったところにある謎スペース。ここが意外にも居心地よかった笑

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二階にも簡単な流しがついてます。これまたバリ感あふれてる。

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4階部分のメインはお食事処。お部屋食なんですが、4階にある扉から給仕してもらえるつくりになっています。

そのため、3階部分はプライベート感が保たれつつ、ゆったりお部屋食を楽しむことができるという。考えられてますね。

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3階部分を見下ろす長ーい照明。

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お茶うけがたくさんありました。

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テラスには素晴らしい景色と客室露天が。

これだけ景色が開けてる客室露天はそうそうないと思う

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一見フチから溢れてかけ流しっぽいのですが、一部循環してるっぽくて僅かに消毒の香りがします。ほんとこれだけが唯一ここの宿の残念ポイント…。

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下をのぞき込むと資材運搬用ケーブルの線路が見えたのですが、滞在中一度も動いてませんでした。時期によって動くようだとちょっとイヤかも。

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シャワーは外です。冬場はちょっと震えてしまう笑

売店

お部屋で一休みしたら、館内探検へGo!

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まずはロビー横の売店からです。オリジナル商品と、その奥には・・・

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バリグッズの数々!ここがバリ風なのも、オーナーがバリのリゾートホテルに感銘を受けたからだそうで、それがうかがえるガチっぽい品揃えです。

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カエルのバリエーションが多すぎてすごい。黄金の王様ガエル三兄弟。

バリはカエルが有名なのかな

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有料ですが、ラウンジもありました。ケーキが美味しそうだった。

大浴場(月代)

大浴場は男女入れ替え制。

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月代(つきしろ)と月音(つきのね)で、月代の方が後でリニューアルされたのかな?設備面でも断然素晴らしいです。14時から22時が男湯で22時から翌朝10時半までが女湯になっているので、こちらは忘れずに入りたい。

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脱衣所。

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内湯は完全に排して、シャワーだけ。

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このインフィニティ風呂がとても気持ちよかった。完全かけ流しではないっぽいけど、消毒のにおいもほとんどありません。

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新緑や紅葉の季節に来たらさらに最高だろうな~。

大浴場(月音)

こっちはもう一つの大浴場。

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こっちはちょっとイマイチかな。内湯はジェットバスのようになってるんですが、消毒の匂いが充満してしまってます。

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露天風呂は普通。まぁ、客室露天があるからあんまり気にならない!

どちらの大浴場にもサウナがあるのがいいのだけど、水風呂がないのが惜しい。

夕食

夕食はお部屋の4階部分でいただきます。

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おこんだて。料理長は𠮷原さんという人らしい。

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期待感が高まる前菜のセッティング!

写真が照明のせいか、後から見返したら全体的に黄色く仕上がってしまっていた…。

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とらふぐ白子焼。

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前菜四種。どれも美味しいわ~。

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なんだか悩ましいフォルムのグラスで登場した梅酒。

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蟹真丈の入ったすり流し。出汁が利いててかなり良かった。

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お造り四種。どれも鮮度高い!

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ヒラメの昆布締めのお寿司と金目鯛の卸し煮。途中でお寿司が出るとは思わなかった。卸し煮の方は大根おろしがボールのようになって器に用意されてて、これを入れて食べます。

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最後は牛の溶岩焼き。

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溶岩席がセッティングされてて、ここでジュワジュワ焼きます。ちょっと火力が足りず、思っているレベルに焼けなくて後半苦労しましたが美味しかった笑

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お口直しのトマトのグラニテだったかな。

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最後は豚バラ大根の炊き込みご飯と赤だし。

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デザートでフィニッシュです。吟遊スイーツはこのブリュレのことかな?

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最後に嬉しいサプライズが!寄木細工のコンパクトミラーもいただけました。嬉しい!

お料理は全体的に非常にレベルが高く、大満足でした。

ネット見てると賛否両論っぽい感想もあり、数年間の間で何度か料理長の方が交代になったりしていた時期もあったそうですが、私はこれまで食べたお料理の中でもかなり美味しい部類だったと思います!

記事書いてたらまた食べたくなったな~

まずは予約を頑張ってとらなきゃね

夜のお散歩

夜も館内の雰囲気は素晴らしいです。

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ロビーの椅子は相変わらずの存在感を放ってます。

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敷地内の木々もライトアップしていて、これがまた周りが真っ暗なので際立ちますね。

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館内にあった謎スペース。ラウンジっぽい感じ?

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探検していると至る所にオブジェだったりがあって飽きないです。

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1階部分にある、バーのようなエリア。このような情勢でなければ賑やかだったのかも。この奥にはスパもあるらしいです。行ってないのでわからないですが…。

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青く輝く特徴的なライト。

夜のお部屋

お部屋に帰ると、客室露天の雰囲気がため息が出るほど美しい・・・

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全体的にいえることだけど、この宿ライティングがうますぎ。

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外の明かりに照らされた樹々を見ながらお風呂に入りました。

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早朝もまたお風呂。客室露天でこの景色は間違いなく最高峰ですね。

これでかけ流しだったら・・・!!

泉質重視派じゃなければたぶんそこまで気にならないけどね

朝食

朝ごはんは和食・洋食から選べます。

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洋食ってどうなのかなと思いつつ二人で別々に頼んでシェアします。洋食はシンプルだけどホテル並みのオムレツが美味しかった!

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パンもたっぷりなのがいいね。

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和食はさすがの安定感。間違いなく美味しいです。

感想

日本一予約の取れない宿と言われていたのも伊達じゃない満足度でした。20年前からこんな世界観の宿が作られていたんですね。

お料理も最高に美味しく、客室露天の眺めも抜群で、設備面は非の打ち所がないです。お値段もこのクオリティから考えたら他の宿と比べてもかなりお安いと思う。

ただ、お風呂に関して言えば、かけ流しじゃない点がほんとうに唯一の残念ポイント。ここがかけ流しだったら完全無欠になるのに…。あと大浴場に水風呂が欲しい笑

温泉旅館は泉質がすべて!だとオススメできないですが、そうでなければ全体的に見て素晴らしいお宿だったと思います。

予約はまた取れなくなってる!

まだまだ人気は続きそうだね

大涌谷

ついでに寄った箱根の観光地。旅の思い出とともにさらっと振り返ります。

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大涌谷は黒たまごと富士山ビューが迎えてくれます。

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噴煙が上がる山肌は迫力満点で、何度も行ってるけどつい寄ってしまう。
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黒たまごもつい買ってしまう。

食べ過ぎて寿命は一体何年になってるんだろう。もはやオーバーフローしてそう。

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箱根最高峰の神山。そびえたってます。

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白煙のなかをロープウェイが通り抜けていきます。乗ってたら迫力満点だろうな~。

芦ノ湖箱根神社

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芦ノ湖は火山活動で出来たカルデラ湖。なぜか海賊船が運行してます。なんで海賊なんだろ。

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湖畔にある箱根神社。緑に癒されます。

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しっかりお参りして。

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苔むした狛犬もステキ。

やっぱり箱根はいいね

間違いない

次の記事は熱海にあるふたり木もれ陽というお宿の宿泊記です。

そのほかの箱根の記事はこちら

2021年5月 初心者登山【神奈川/金時山】新宿から高速バスで行ける山。下山後は箱根の名湯と絶品のパンを堪能!

こんにちは、しろいるかです
2021年4月、三度あることは四度ある、よたびの初心者登山へ。神奈川県は箱根、仙石原にある金時山に登ります。

金時山とは

箱根、仙石原周辺にある山で、火山噴火でできた箱根外輪山のひとつです。標高は1,212mと、外輪山の中でもっとも高いらしい。

金太郎伝説の名で知られる、坂田公時の生まれ故郷だともいわれ、ふもとには坂田公時を祭る公時神社が鎮座しています。

金時山へのアクセス

基本的には箱根仙石原に向かうことになります。公共交通機関の場合は、箱根湯元から登山電車で強羅まで行き、そこからバスで向かうルートや小田原から仙石原への路線バスを利用するルートがありますが、オススメは高速バスです!

新宿(もしくは池尻大橋)から乗車でき、なんと2時間ほどで、登山口の入口のバス停まで乗り換えなしで行けてしまうんですね!

お値段もWeb予約すれば片道1,800円なのでお手頃価格です。

箱根線(新宿-御殿場・箱根)|小田急箱根高速バス

登山ルート

 出典:環境省 国立公園へ出かけよう! ホームページ

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環境省_国立公園へ出かけよう!_箱根_おすすめコース_金時山コース

金時山はいくつかの登山ルートがありますが、今回はもっともお手軽なこちらのコースにならって登山しました。コースタイムは2時間半ほどです。

大事なことなのでもう一度書きますが、登山口は高速バスの金時神社入口というバス停を降りてすぐなので、新宿からバスに乗って、降りたらすぐ山を登り始められるという、好アクセスっぷり。

なお、下りは金時登山口というバス停の方に降りてくるので、逆ルートでも良いのかもしれません。

ちなみに、今回の金時山にはケーブルカーなどはありませんので自力で頑張るしかありません!

頼れるのは自分の力だけ

持って行ったもの

  • 街歩き用のリュック
  • トレッキングシューズ
  • ランニングウェア
  • 500mlのペットボトル2本
  • お菓子類

やはり山歩き用のシューズはあるとないとで疲れが全然違う気がするので、揃えるならここからな気がします。

また、今回の登山は天気がややいまいちで、雨には降られなかったものの、雨具が欲しくなりました…。

登山じゃ傘は使えないし、急に降られたときに備えて軽い雨具が要るね

金時神社入口

他の山と違って乗り継ぎの必要もないのは思った以上にすばらしかった!ノンストレスです。

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こちらが金時神社バス停を降りたところ。ここから駐車場の中を通過して、金時神社に向かいます。

エヴァンゲリオントイレ

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途中、エヴァンゲリオンのトイレが!?思わず撮ってしまった。なんだこれ。

令和2年2月末からのオープンだそうで、出来立てです。

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森の中に突如現れるインパクトあるデザイン。案内板なんかも細部まで作り込まれていて世界観が感じられます。駐車場からもほど近いので、ファンなら山登りせずとも箱根に来たついでに見てみてもいいかも。

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さらに進むと、なんだか白い塊が・・・これはヒヨコだ!

金時神社で鶏を飼っているようで、ヒヨコがそこら中を歩いてました。思わぬ癒しにホッコリです。

ずっと見てられる

金時神社

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こちらが金時神社。有人の小さな社務所も設けられており、書置きの御朱印やお守りなどをいただくことができます。

山頂への道

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神社の横から、いよいよ本格的な登山道へ。しばらくこんな感じの道が続きます。

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30分ほど歩くと到着する金時宿り石。金太郎がこの岩の下で寝泊まりしたという伝説が残る岩です。真っ二つに割れたのは気温の寒暖によるものらしい。

登山ルートマップにもデカデカと乗っていましたが、周囲にベンチとかはなく、休憩するぞ!って感じの場所ではなかった

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さらにこういう感じの山道を登っていくと・・・

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だんだんと見晴らしがよくなってきて、仙石原一帯を見渡すことができます。

途中下山道との分岐点を超えると、最後山頂までのラストスパートです。分岐点から山頂までは距離は短いものの、高低差のある岩場を何か所か超えるのでなかなか大変です!
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無事に山頂に到着!バス停からは1時間半ぐらいかかったかな?

金時山山頂

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山頂は開けていて絶景を望めます。特に仙石原、芦ノ湖方面は大涌谷を中心とした箱根のカルデラ地形が顕著に感じられてすてきです。

お天気がイマイチなのが残念でしたが、これはこれで悪くない!

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金時山の山頂の標識はなんと、まさかり仕様!笑

こういうのなんかいいですよね。

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御殿場側の眺めは、本当であればここから間近に富士山を見ることができるはずだったのですが、全く見えず。ここからの眺めが有名な山だっただけにこれはちょっとガッカリ。。

天気がいいとこんな感じらしい。悔しい!

出典:箱根観光協会公式サイト

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富士山ビュースポット|箱根町観光協会公式サイト 温泉・旅館・ホテル・観光情報満載!

気を取り直して仙石原の方を見てみる。

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遠くは蘆ノ湖まで見渡せ、写真の左の方には噴煙を上げる大涌谷も見えますね。満足した!

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金時山は、山頂に2件の茶屋があります。ひとつはキノコ汁で有名な金時茶屋と、もうひとつがまさカリーうどんで有名?な金太郎茶屋です。

キノコ汁食べたかったんだけど金時茶屋が混雑してたのとカレーを食べたくなったのでまさカリーうどんをいただきます!

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ふつうのカレーうどんだった。ガラムマサラかけ放題。

登山で疲れた体にカレーが沁みます・・・

山頂は見晴らしもいいし、茶屋もあるし、バイオトイレもあったよ

これほど充実してるとは驚き

金時山登山道への下山

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下りは行きとは違って金時山登山口方面へ下山。こっちの方が少し傾斜が緩やかかな?

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途中、大パノラマのスポットがあります。大きな岩の上で休憩してる人もいていい感じです。

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こちらのコースは人の背丈ほどの藪の間に道ができています。木々の間を抜けていく行きとはまた違った趣で飽きずに下れました。

リ・カーヴ箱根

さて、下山の後は温泉に入りたいのですが、ここはなんといっても天下の温泉地。日帰り温泉の選択肢もたくさんあって逆に迷ってしまいます。

色々考えた結果、私たちはリ・カーヴ箱根へ。これらの条件を満たすお宿でした。

  • 源泉かけ流しの浴槽がある
  • 濁り湯がある
  • 露天風呂がある
  • サウナ・水風呂がある

リ・カーヴ箱根では日帰り入浴は受け付けておらず、私たちは日帰りプラン(デイユース)でお部屋とセットで利用しました。ちょうどお昼に下山したので、夕方までお部屋でのんびりしつつ、お風呂を堪能するという算段です。

ちなみにデイユースプランもじゃらん等で予約することができました。

なお、サウナがなくても良ければこちらのマウントビュー箱根が良さそうでした。こっちはデイユースじゃなくても日帰り入浴も11時~15時の間で受け付けているようです。

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リカーヴ箱根は仙石原のはずれの方にあります。金時山登山口のバス停からは仙石原の中心街を抜けて30分ほど歩きます。

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中規模ぐらいのホテル。

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ロビーはきれいです。

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デイユースプランのお部屋。めっちゃ広かった。

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取ってつけたような感じだけど、和室もある笑

出典:リカーヴ箱根

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お風呂は写真が撮れないのでお宿のホームページから。日帰り入浴を受け付けていないからか、空いていて良かった。

サウナ→水風呂→露天風呂のベンチで外気浴→源泉かけ流し浴槽のループであやうくトんでしまいそうでした。。。

やはり登山と温泉はセットにしたい

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デイユースプランは13時からお部屋を利用できるのだけど、お風呂は15時からしか入れないとのことで、お風呂上りに食べる甘いものを調達しにお散歩へ。めっちゃ天気が良くなってきました。

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宿から徒歩10分ぐらいで箱根ガラスの森美術館もあります。

före bakery(箱根リトリートföre 内)

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箱根ガラスの森美術館の近くに、箱根リトリートföreというホテルの入口があります。こちらのベーカリーが美味しいと評判らしい!

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ちょっと進んだところでご宿泊の方ですか?と聞かれました。敷地内は広いため、パンを買いに来ただけでも、ロビーまでカートで送迎してもらえます。

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こちらは外来でお食事もいただける、WOODSIDE diningというレストラン。

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雰囲気がとても良さそうだったのと、ランチコースも3000円弱とお手頃価格なので今度行ってみたい!

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反対側に見えるのがロビー棟で、ここにパン屋もあるらしい。

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おぉー、めっちゃおしゃれ!テンションあがります。

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パンも美味しそう!種類も結構豊富です。

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ケーキまであります!

ちなみに、カフェ&ラウンジとあるものの、席数は少なく、宿泊者の方向けのラウンジでもあるようなので、外来ではテイクアウト推奨な気がします。

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ということで、ホテルまで持って帰ってお風呂上りにいただきました。黒いのは竹炭を使ったパン。あとなんだったか忘れてしまったけど、なかなか美味しいパン達でした。

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そして、ケーキ達も思った以上に美味しい!ミルフィーユとチョコ系のケーキでしたが、どっちもレベル高かったです。

仙石原の他のお宿に泊まっていても、これは買いに行く価値アリですね!

ホテルも良さそうな雰囲気だったので今度泊まってみたい

帰りにまさかの・・・

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夕方になり、このまま宿泊したい気持ちを抑えて帰りの高速バスのバス停へ・・・リカーヴ箱根からは徒歩数分で仙郷楼前というバス停があり、そこから新宿行き高速バスに乗ることができます。

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バスに乗っていたら、最後に富士山が見えました!乙女峠というバス停前が富士山スポットみたいですね。夕日でシルエットが浮かび上がってとてもきれいだった。

金時山はアクセス抜群で初心者向けの良山!

箱根にあるから、下山したら温泉も美味しいものも、選択肢が多いのもいいね

これまでの初心者登山の記事はこちら

2021年4月 初心者登山【神奈川/丹沢大山】ケーブルカーで登った先からが本番。眺望抜群の富士見ハイク!

こんにちは、しろいるかです
2021年4月、みたび初心者登山へ。東京都は神奈川県の丹沢山系のひとつ、丹沢大山にへ登ってみました。

丹沢大山とは

大山は神奈川県にある丹沢大山国定公園のなかのひとつで、丹沢大山と呼ばれることが多いようです。

丹沢自体は標高1,500メートル級の山々が連なる山系で、そのなかには神奈川県最高峰である蛭ヶ岳も含まれます。

大山は山の中腹までケーブルカーが通っており、中腹には「富士に登らば大山に登るべし、大山に登るなら富士に登るべし」とまで謡われる、阿夫利神社という由緒ある神社もあります。

このような感じから高尾山的な観光地感あふれる山なんですが、阿夫利神社のある中腹から山頂までの道は、急に本気の登山道でした!

丹沢大山へのアクセス

東京からだと小田急小田原線伊勢原駅までおよそ1時間ちょっと、さらにそこからバスで大山ケーブルバス停まで30分ほどの道のりでアクセスできます。日帰りにピッタリですね!

登山ルート

 出典:大山観光電鉄 ホームページ

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バスを降りた大山ケーブルバス停から、まずは大山ケーブル駅まで徒歩で15分ほど。間にこま参道と呼ばれるお土産物屋さんや料理屋が立ち並ぶエリアを抜けていきます。

その後はケーブルを使うか、徒歩で阿夫利神社下社のある中腹エリアへ。

阿夫利神社下社からは富士見台を経由する表参道コースで阿夫利神社本社(丹沢大山山頂)に行き、下りは見晴台経由でまた阿夫利神社下社に戻ってくるという周遊ルートを取ることにしました。

下社から山頂までは表参道ルートで約1時間半ほど、下りが1時間ほどです。さらに下りはケーブルカーを使わず徒歩で降りてきましたが、30分ほどで阿夫利神社駅から大山ケーブル駅まで降りてこられました。

持って行ったもの

いよいよちゃんとした靴を買いました。

  • 街歩き用の普通のリュック
  • トレッキングシューズ
  • ランニングウェア
  • 500mlのペットボトル2本
  • お菓子類

次はちゃんとしたリュックを揃えたい

大山ケーブルバス停

バスに乗ってたどり着いた先のバス停はすでに自然いっぱい。伊勢原駅前は普通の住宅街ですが、バスで少し行くだけでこんなに山の中になるんですね。

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警備員さんがいたり、自家用車用の駐車場もあったりと観光地感ある。

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バス停からは坂を登ってこま参道を目指します。

こま参道

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こま参道の入口。ここは大山こまというこまが名産なので、それにちなんでつけられたのかな?

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中にあるお茶屋さんで少し遅めの朝食をいただきました。大山の湧き水を利用した大山豆腐が有名だそうで、味噌とからしが乗った一口豆腐をいただきました。これは美味しい!

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おそばも。こちらはキノコ類がたくさん入ったキノコそば。

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こっちはとろろそば。適度にお腹も膨れたところで山登り開始!

ちなみにこま参道はお土産物屋さんもたくさんあるので、つい目移りしてしまいます。

ここは下りも通るので、帰りに買って帰れるね

大山ケーブル駅

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さて、今回登りはケーブルカーを使うことにしました。使わなくても40分ほどで中腹まで行けるそうですが…。

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ケーブルカーは数年前に新調されたようでとても綺麗です。緑の山々にも溶け込む色合いになっていて、グッドデザイン賞も受賞したんだとか。

阿夫利神社駅

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ケーブルカーを降りたらすでにかなりの高さ!遠くは東京湾まで望めます。

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中腹にはご飯がないのかな、と思っていたのですが、何店舗もお茶屋さんがあって、ちゃんとしたレストランまでありました。思いっきり観光地です!

山に登らない人も多く訪れていて、普段着のひともたくさん

こんなに観光地だったとは

阿夫利神社下社

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さて、まずは阿夫利神社におまいり。阿夫利神社駅からは少しの階段を登ります。

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今日は快晴!遠くの海までばっちり見渡せました。

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山を背にどっしり構えるのが阿夫利神社下社です。ここでしっかりセーブしてと。

ちなみに、神社の裏手にご神水が湧いていた

ペットボトルに汲んで水分補充できるね

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なんだか高級感のある喫茶もありました。インスタ映えしそうな雰囲気のテラス席もあったりするようで、ちょっと気になったが今回は我慢・・・!

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下社の左手奥から本社へ向けての表参道ルートを登っていきます。いきなり急な階段で心が折れそう。

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階段を登りきると、ゴロゴロした岩が散在する登山道になります。

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途中には夫婦杉的なやつがあったり・・・

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樹々の隙間から下界を眺めて休憩しながら登っていきます。ほぼ登りっぱなしのルートで、山頂への最短コースではあるもののなかなかしんどいです。

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かなり登ってきました。遠くには富士山も見えた!

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もうこれは頂上といっても差し支えないんじゃないかな。

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それでも頑張って登ります。標高1,000メートルを超えると植生も変わってきますね。

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ようやく到着!だいたい下社から本社まで1時間半程度の道のりです。わりとガチの登山道だったため、ほんとうに靴を新調してよかった…。

足場が安定しないので下りに使ったら登りより大変かも

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頂上からの眺めは格別です!

ただ、わりと混みあっててベンチに座ってゆっくり、というのは日によっては難しいかも。お茶屋さんもあるので飲み物や食べ物も補給できるのですが、ペットボトルのお茶一本でも数百円レベルなので、やはり頂上にお茶屋さんがあってもお水は自力調達した方がいいな…と感じました。

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頑張った甲斐があった。

ここで自分でコーヒー淹れて飲んだら美味しいだろうな・・・

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少しわかりにくいですが、頂上から裏手の方に抜けると富士山側のビューになります。ちょっと写真では雲がかかってしまったけど、富士山もバッチリ見えました!

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さて、帰りは行きとは違うルート、見晴台を経由して下山するルートです。

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こちらのルートは登りに使った表参道ルートと比べ、とにかく視界が開けています。

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ところどころ木道が渡してあったりと、道もかなりしっかり整備されています。景色はいいし歩きやすいしで最高!

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まるで先が途切れているような場所。実際はこの先急こう配になってるだけなんですが、写真を撮っている人も多かったです。

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快適な道をしばらく歩いていくと見晴台に到着!1時間もかからなかったかな。

ここはベンチも多く、大規模登山グループが休憩していました。

ルート分岐もあるので間違えないように阿夫利神社方面を目指します。

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見晴台からの道はまた雰囲気が変わり、背の高い樹々の間を抜けていく道となりました。木漏れ日が心地よいです。

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途中には祠と滝がありました。

こちらも30分程度で進んだら阿夫利神社前の茶屋に到着です。

登りは急で道も悪い表参道ルートだったからこそ、下りのこちらの見晴台ルートの快適さが際立ちます。下山ってどうしても目的達成後でテンションさがりがちなんですが、下山もとても楽しく降りてこられました!

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このまま下りはケーブルカーを使わず歩いて降りていきます。実は阿夫利神社駅大山ケーブル駅の間には大山寺というお寺さんがあります。そちらに寄ってちょっと参拝。

なお、阿夫利神社駅からの下山ルートは男坂、女坂の2ルートがあるのですが、大山寺に行けるのは女坂経由だけなので注意が必要です。

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丸いかわらを投げて願掛けをするかわらけ投げができるそうです。これっていろんなところで見かけるけど発祥はどこなんだろう。

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無事下山し、温泉に・・・入りたかったけど、疲れたのでそのまま帰宅しました。なお、最寄りの伊勢原駅の隣駅に藤巻温泉駅があり、日帰り入浴施設等もあるようなのでそっちに流れてもいいかも。

丹沢大山は阿夫利神社のにぎやかな観光地感も味わえるし、登山道は変化に富んでいるしかなり満足度が高い

首都圏からアクセスが良いのもいいね、登っていて楽しい山だった!

だいぶ山に慣れてきたかも。次は箱根の金時山に登ります。

これまでの初心者登山の記事はこちら

2021年4月 初心者登山【東京/御岳山 日の出山】「御岳山荘」泊 天空の集落に宿泊。日供祭で身も心もリフレッシュ

こんにちは、しろいるかです
2021年4月、ふたたび初心者登山へ。東京都は奥多摩にある御岳山へ一泊二日の登山旅です。

御岳山とは

東京都の23区からだいぶ西のほう、青梅市にある標高929メートルの山です。

山頂には武蔵御嶽神社があり、御嶽神社の関係者(御師)たちが宿坊などを営んでいる集落も形成されています。ケーブルカーが山頂付近にまで繋がっており、御岳山への登山はもちろん、周辺の日の出山や大岳山などの登山ルートにも使われるみたい。

御岳山へのアクセス

東京からだと新宿からJR青梅線御嶽駅まで1時間20分ほどかけて行き、そこからバスで10分ほど揺られたら御岳山ケーブルカー滝本駅まで到着です。

東京都内ではあるものの、23区からのアクセスだと2時間ぐらいかかると思った方が良さそう!

熱海とか、箱根の方が下手すると近いかも・・・

登山ルート

 出典:東京都御岳ビジターセンター ホームページ

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御岳山頂への道のりは、ケーブルカーを使わない場合もケーブルカー滝本駅を目指す必要があります。

JR御嶽駅からケーブルカー滝本駅まではバスでも行けますが、私たちは駅から御岳渓谷を経由して徒歩で滝本駅まで向かうルートをとりました。だいたいかなりのんびり歩いても1時間かからずに到着するぐらいです。

ケーブルカー滝本駅からはケーブルカーに乗らずに徒歩で山頂を目指します。ルートは1本だけなので迷うことはありませんが、変化のない道が続くのでちょっとつらいかも…。こちらも山頂まで1時間ちょっとでした。

山頂付近の集落にある宿坊のひとつ、御岳山荘に宿泊して、翌朝日の出山経由で下山するスケジュールです。御岳山頂から日の出山頂までが30分強、日の出山頂からふもとのつるつる温泉までが1時間ちょっとかかりました。

なお、御岳山頂からはロックガーデンと呼ばれる清流に沿ってハイキングを楽しむことができるエリアにアクセスすることができ、そちら目当ての方が結構いそうでした。(むしろそっちがメイン?)

持って行ったもの

基本的には初回の鋸山の時と同じ装備。宿泊するので着替えなどは用意するものの、基本はリュックひとつに収まる程度に荷物は抑えました。

  • 街歩き用の普通のリュック
  • 街歩き用スニーカー
  • ランニングウェア
  • 500mlのペットボトル1本
  • お菓子類

なお、この次の登山で靴を伸長しました。ハイキングシューズだと安定感が全然違ったので、やっぱり靴は高いものではなくても専用のものがあった方が良いと感じました…。

JR御嶽駅

新宿から乗り換えを挟みつつ1時間ちょっと。すでに乗車疲れを感じつつようやく御嶽駅に到着!

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木造っぽいすてきな駅舎。東京都とは思えないほど周りは山に囲まれた自然あふれる駅です。

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駅前にはコンビニはないですが、自販機などはあるので飲み物は買えます。パン屋さんや飲食店もあったので、宿泊前提の場合はここで昼食を摂ってから行くのも良いですね。常時営業はしてなさそうな雰囲気もあるので営業時間は要確認です。

手打ち蕎麦 玉川屋 

私たちは、御嶽駅前で人気の高いお蕎麦屋さんでお昼を食べることに。

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駅からは徒歩1分ほど。駅舎を出て左手に向かうとすぐたどり着きます。

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この日は天気の良い休日だったこともあり、お昼の時間は結構待ち時間がありました。整理券の発券システムがあり、チケットにあるQRコードからあと何人待ちかを確認できたりとハイテクでした!

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周りをちょっとだけ散策したりして30分後、中に入れました。

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とろろそばと・・・

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かも南蛮をいただきました。一見おそばの量が少なそうに見えましたが見かけによらず十分量があって、おそばもとても美味しい!特にとろろそばはとろろたっぷりでいい感じ。

山菜の天ぷらや川魚の串焼きなんかもサイドメニューにあって美味しそうでした。店内も雰囲気があり、オススメのお店です。

人気店なのもうなづける!

BAKERY LETTER 

駅前に見かけたパン屋さん。もうお蕎麦は食べたけどお邪魔してみることに。

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おしゃれ系の外観。

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写真の真ん中にある、黒いやつ(チョコパン)を買ったけどとても美味しかった!

私たちが訪れた時は焼き立てだったので、店内にも甘い香りが充満してました。

山に入る前に買っておきたい逸品

御岳渓谷

さて、バスには乗らず歩いてケーブルカー滝本駅を目指します。

ちょっとわかりづらいですが、駅前の道路を渡ると御岳渓谷に降りる小道があるので、そこから渓谷沿いの遊歩道に行くことができます。

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こんな感じの景色と癒される川音を聞きながら川沿いを上っていきます。

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途中こんな橋をくぐったりします。

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道はだいたい舗装されていて歩きやすい感じ。

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15分ぐらいかな?歩くとこんな感じの見た目の神路橋が見えてくるので、この橋を渡ります。

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橋の上から遠くに川の中州が。バーベキューをしたり、川遊びをしたりしている人がたくさんいて楽しそうなスポットです。

ケーブルカー滝本駅までの道

橋を渡って急な階段を登ると、車道に出ます。

赤い鳥居が目印、御岳山の入口ですね!

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ここからは見た目的にはあまり変化のない車道の脇を進んでいきます…。

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道端にあったヤマザクラ。紅白でめでたい感じですね。

ケーブルカー滝本駅

勾配が結構ある車道を頑張って登ってようやくケーブルカー滝本駅に着きました。

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駅前にはちょっとした売店と自販機が。

ケーブルカーに乗りたい衝動を抑えてとりあえず休憩します。

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ケーブルカーがめっちゃカラフル!

ケーブルカー滝本駅からケーブルカー御岳山駅までの道

駅のそばから徒歩で山頂を目指す道に入ります。

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この道がつらかった…。時間にしたら1時間ぐらいなんですが、とにかく勾配がきついのと、こんな感じのコンクリ舗装路がずーっと続くので歩いていて変化がないのがつらい…。

これはケーブルカーに乗っちゃった方が良いかもしれません!笑

ちなみに結構歩いている人はいた

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徒歩用の登山道を登りきると、ケーブルカー御岳山駅から山頂集落に向かう道に合流します。山頂を目指す前に少し寄り道。ケーブルカー御岳山駅のようすを見に行きます。

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景色も開けていて平坦で歩いていて気持ちいいです。

最盛期はすぎてしまったけどヤマザクラのトンネルも見ることができました。

ケーブルカー御岳山駅

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山頂駅はふもとの滝本駅と比べるとかなりにぎやか。レストランやお土産物屋さんが広場の周りにありました。

人も一気に増えてびっくり

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さらに上に続くリフトがあります。距離が短いのでなんとお値段は片道100円!

ただ裏に徒歩で登るみちがあるのでそっちからでもすぐ登れます…笑

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山頂駅の展望台からは都心を望むことができます。ちょっとかすんでいたけど、日によってはスカイツリーも見えるんだとか!

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徒歩でリフトの終着点まで登ると、さらに開けて良い景色がみられました。

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これもヤマザクラの一種?紫にも見えるあざやかな花が咲いていました。

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リフトの終点から先にはお社があり、夫婦杉が祭られていました。

御嶽神社までの道

さて、いよいよ御岳山頂にある御嶽神社へ向かいます。

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山頂の集落の間を進んでいきます。こんな山奥なのにこれほどの集落があるのが驚きです。住んでいるほとんどの方が武蔵御嶽神社の管理をされている御師の方々なんだとか。

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途中、樹齢1,200年だという神代杉がありました。1,200歳ってもう全然想像がつかないですね。

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神社の手前にこの一角だけですが、門前町のようなにぎやかな通りが!

夕暮れの時間だったためお店はもう閉まっていましたが、宿坊やお土産物屋さん、レストランが軒を連ねています。御岳山でお土産物を買うならここですね。

武蔵御嶽神社

通りをぬけるとようやく御嶽神社の入口が見えてきました!

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階段がまだまだある…

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鳥居を超えてもまだまだ階段。

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まだまだ続きます。

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やっと本殿が見えた!

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ついに到着です。立派な本殿と社務所がありました。

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みごとな枝垂桜も。

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満開の時にまた来てみたい。

御朱印の記帳もしていただけるので、御朱印帳も頑張って持って行ったかいがあった

宿泊:御岳山荘

神社にお参りをしたら、本日宿泊する御岳山荘に行きます。

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江戸時代から続く由緒ある宿坊だそうで、宿坊といっても旅館のようなたたずまい。

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立派な門構え。

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整えられた中庭の奥にはお寺のような重厚な建物が。

御岳山荘:部屋

お部屋はそれほど種類はなかったですが、一番お安い部屋です。

朝夕つきで1万ちょっとかな。

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これは完全に旅館ですね!清潔感たっぷりの和室。

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窓の外の景色は、樹々の間から遠くの山も見通せました。

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部屋にお風呂はないですが、ウォシュレットのあるトイレつきで安心です。お風呂は大浴場があるので問題なし!

御岳山荘:夜ごはん

夜ご飯は大広間でいただきます。山を登ってもうお腹ペコペコです。

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宿坊ですが、精進料理ではなく動物性の食べ物もしっかりと用意された献立でした。

この写真の右側にある手作りこんにゃくがこんにゃくの概念を覆すレベルで美味しかったです。今まで食べたこんにゃくで一番おいしい

お土産用もあったんですが、翌朝帰るときにお願いをしたら、残念ながら売り切れとのこと…。残念・・・。

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グラタン。疲れた体に染みる・・・。

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味噌焼き的なやつ。

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鮎の塩焼き。焼き立てアツアツで美味しかった~!

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山菜の天ぷら。奥に海老も隠れてます。こちらも揚げたて。

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最後にごはん。ワサビ風味のごまがかかっていて、ご飯がすすみました。

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大広間にはなんだか歴史のありそうな木版がたくさんかかってました。調べてみたらこの御嶽神社を信仰し、お参りされる団体(講とよばれる)が奉納したものみたいですね。

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畠山重忠という方で、御嶽神社をあつく信仰し、武具を奉納した鎌倉時代の武将だそうです。

夜のお散歩

折角山頂の集落に泊まったので、疲れていますが夜のお散歩に繰り出します!

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夜の中庭もすてき。

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御嶽神社への参道は灯篭がともり、昼間とは違う幻想的な雰囲気になっていました。

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人気はほとんどなく、一人だとちょっと怖いかも。異世界に迷い込んだような気分です。

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本殿に到着!

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本殿前の広場からは遠く東京の夜景も見ることができました。

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夜の山は一気に気温も下がってひんやり。

山の上の澄んだ空気を感じながらお部屋に戻ります。

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お宿のあかりがほっとするね

部屋に戻ったら爆睡だった

日供祭

翌朝、山頂集落の宿坊に泊まった人だけが参加することができる日供祭(にっくさい)を体験することに!朝の7時から開催されるので早いですが頑張って起きました。

日供祭とは、御嶽神社に祭られている神様に朝食を捧げる祭事で、毎日執り行われているようです。そこに参加させてもらえるという感じですね。

参加する場合は前日の夜までにお宿の方を通じて申し込みをする必要があります!

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既に昨日から数えて神社と宿を三往復目・・・笑

また本殿まで頑張って登ります。空気が澄んでいて気持ちいい!

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社務所に予約している名前を伝えると、いったん奥のお部屋に通されて一通り説明を聞きます。

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日供祭は30分ほどで終了。宮司さんが儀式を執り行うところを見学するだけでなく、玉ぐしを自分で奉納し、その後祈祷までしていただけます。

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本殿の中から外を眺めると、ちょうど目線の先に皇居があり、徳川幕府時代に江戸城の西の護りをつかわされているからだそう。

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昨今の状況を鑑み、お神酒ではなくお神酒飴をいただけました笑

御岳山荘:朝ごはん

宿に戻って朝ごはん。シンプルですが美味しかったです。

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清潔だしご飯は美味しいし、良いお宿だった!

そうそう、大浴場もあって朝も使えたので、ここが山の上とは思えないレベル

日の出山への道

さて、御岳山からは日の出山に向かう登山道が整備されており、日の出山から下山することができます。今回は行きと違うルートで行きたかったので日の出山に向かいます。

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早朝の山道は歩いているだけでも気持ちいいです。

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杉並木の中の道を進んでいきます。高低差は少なくとても歩きやすい道。

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途中、鳥居がありました。ここが日の出山と御岳山の境目なのかな。

日の出山 山頂

鳥居からは日の出山山頂に向けて急こう配になりますが、全体としては宿から1時間もかからず日の出山山頂に到着!

山頂付近にはトイレもあるので安心です。

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日の出山山頂は開けていて、これまた絶景です。

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ここでお弁当を食べたら美味しいだろうな~。

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遠くに御嶽神社の本殿が見えます。1時間でここまで歩いてこられるんだ!

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桜の元で、日の出登頂記念。

日の出山制覇だ!

日の出山 下山道

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さて、後は気を付けて下山するだけ。下山道はしばらく開けた場所を通っていきます。

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1時間弱でふもとのバス停までたどり着きます。まだまだいい景色。

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せまーい道。下山するときは下れば下るほど視界が木々に阻まれるのでテンションあがらないのがちょっと残念…。

つるつる温泉

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日の出山を下山したあとは、ふもとのバス停からバスに乗ってJR武蔵五日市駅にアクセスすることができます。バス停の目の前にはつるつる温泉という日帰り温泉があるので最後そこで汗を流してスッキリして下山できるのも良いですね。

御岳山は山頂の集落の雰囲気も良く、泊まりがオススメ。

翌日は日の出山ルートで即下山せず、ロックガーデンをハイキングするのも良さそう

前回よりもレベルアップしたかな?次は神奈川県の丹沢大山に登ります!

前回の初心者登山の記事はこちら

2021年2月 初心者登山【千葉/鋸山】ロープウェーを使わず気軽に登れる!観光要素もあって登山入門にピッタリの山

こんにちは、しろいるかです
2021年2月、運動がてら、そうだ登山してみよう!と思い立ち近くの鋸山へ。初心者登山のはじまりです。

鋸山の歴史

房総半島の東京湾側にある標高329mの山です。鋸山(のこぎりやま)は通称で、正式には乾坤山(けんこんざん)というらしい。

山の中腹には日本寺という寺院があり、8世紀に開山し、空海も立ち寄ったとされるとても歴史のあるお寺です。

また、江戸時代から良質の石材を切り出す採石場として開拓がなされた歴史もあり、産業遺産としての側面も持ちます。

鋸山から切り出した石は横浜港や靖国神社早稲田大学の構内にも利用されているんだとか。

このような歴史的・産業的にも奥深いだけでなく、東京湾に開けた眺望も非常によく、ロープウェイや登山道が整備され現在では千葉県の人気観光地となっています。

地獄覗きをよくテレビで見るよね

鋸山のアクセス

東京からだとアクアラインを通って木更津から30分ほどの距離と非常に良好。

電車の場合もJR内房線浜金谷駅から徒歩圏内にロープウェイ山麓駅・登山道入り口があり、公共交通機関でも気軽に行くことができる山です。

登山ルート

 出典:鋸山公式ホームページ

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公式ホームページに登山ルートが紹介されています。私たちが登ったのはこの中で紹介されている、「3.鋸山登山家コース」の変型版。最後Cのところで日本寺のほうに抜けました。

いくつかルートが書いてありますが、基本的には徒歩の場合は車力道と関東ふれあいの道の2種類。どちらも途中までルートは同じ。山頂まで行くのなら車力道、日本寺に行くのなら関東ふれあいの道が良さそう。日本寺の方は、ロープウェイや自家用車でも来られるようになっています。

持って行ったもの

はじめての登山で、登山するにあたって専門的なものは何も持っておらず、とりあえず手持ちの装備で様子見することに。

  • 街歩き用の普通のリュック
  • 街歩き用スニーカー
  • ランニングウェア
  • 500mlのペットボトル1本

登ってみての振り返りとしては、登山靴まではいかなくてもグリップのよく効く靴と、水はひとり1,000mlと、カロリーのあるチョコとか持って行った方が良かったかな、と思います…。

あとは持って行ったものではないですが、山登りにおいて晴天は何より重要と思い、晴れ渡っている日を登山に選びました。真夏だと日差しがきついので敢えて曇りの日とかでも良さそうですが、雨が降りそうな日は避けるのが賢明ですね…。

日帰りだと直前まで予定調整できるのが良いね

鋸山ロープウェー 山麓駅駐車場

交通手段は車だったので、駐車場をちょっと心配していましたが、ロープウェー山麓駅に広い駐車場がありそこに無料で停めることができます。

入口の方にロープウェーは往復利用しなくても、帰り利用してくれれば停めて構わないよ、と許可もいただけました。

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駐車場の上をロープウェイが通っています。これに乗っていけば楽だけど、今日は自力で山を登ると決めたので我慢我慢。

車力道までの道のり

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駐車場から登山道まではこのような住宅街を抜けていきます。10分はかからないぐらいかな。

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住宅街の登山道への分岐で、美味しそうな地元のお肉屋さんを発見。登山客向けにコロッケなんかを売っていたので買っていきました!

自販機もこのあたりまでならあるので、足りない場合は買っておきたい

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住宅街を抜け、JRの線路をくぐります。

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線路を抜けてすぐあたりが登山道の分岐です。今回は車力道を選択し、そのまま登っていきます。ここまで駐車場から15分ぐらいだったかな?

このあたりがマップでいうA地点です。

真ん中の階段を登ると関東ふれいあの道ルートみたいだね

車力道

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しばらくは舗装路が続きますが、高速道路の高架をくぐって坂道を上ると、いよいよ舗装がなくなり、本格的な登山道に切り替わりました。このあたりがマップでいうB地点。

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本格的な登山道といっても、しっかり整備されていて基本的には階段続きです。ただ一気に登っていくのでこのあたりが一番きつかった!

ほぼずっと階段なのでところどころ休憩が大事

ベンチがところどころあったりするので、ベンチを見かけたら休憩していく感じ

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マップのE地点を抜けてからは階段が急になり、かなり体力を奪われます。ラストスパート!

東京湾を望む展望台

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階段を登り終えるとF地点、東京湾を望む展望台に到着です!

ここはとても開けた場所になっており、ベンチもあるのでお昼ご飯スポットになっていました。ただベンチ以上に人の数が多く、ここで座ってお昼を食べようと考えているならレジャーシートがあった方が良さそう。

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房総半島がずっと南の方まで続いています。

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よく見ると富士山まで見える!快晴ですね。

コーヒーとかここで飲んだら美味しいだろうな~

お湯を沸かす器具を買おうかな

山頂までの道のり

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最後に山頂を目指して進みます。ここからは先ほどとは違い、緩やかなアップダウンが続くのでそこまでしんどくありません。

鋸山山頂

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無事に山頂に到着!

山頂の方も眺望は開けているものの、先ほどの展望台の方がビューポイントですね。ベンチなどもないので、山頂に着いたという達成感がご褒美です。

ちなみにかかった時間はホームページで案内されている時間とほぼ同じぐらいでした。1時間半ぐらいかな?

休憩はちょこちょこしていたので、割とゆっくりめの時間に設定されているのかも。

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329mと低山なものの、ほぼ海抜0メートルから登ってきたことになるため、高低差はかなりあります。

山頂で一休みしたあとは、関東ふれあいの道を経由して日本寺に至るルートへ行くため、E地点まで戻ります。同じ道を通るのってちょっと新鮮味がかけてしまうので、なるべく一筆書きでいろんなルートを通りたいところですが仕方がない。

日本寺への道のり

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E地点の分岐を抜けて関東ふれあいの道に入ると、切り立った石が目立ち、石切り場の面影が色濃く出てきます。

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迷宮のような形です。石の切り出しって大変そう。

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途中、石切り場の間近まで接近することができます。刻まれた安全第一の文字が、ここで採石していた歴史を感じ取れますね。

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垂直の石の壁。景色に飽きずに登ることができました。

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マップのC地点、日本寺への入口に無事到着。ここからは日本寺の境内となり、有料エリアになります。

ここから急に人が増えます

日本寺

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さっそく石壁に彫られた立派な仏像がお出迎えしてくれました。

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日本寺に入ったら楽なのかと思いきや意外にガチでした。これ、ロープウェーで来た場合もしっかりした靴を履いていないとダメですね。

階段をしっかり登り、境内でおそらく一番高い場所、有名な地獄覗きができる場所まで来ました。

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裏側はこんな感じになっていて、地獄覗きの順番待ちが発生していました笑

人も多いので、そのあたりから景色を眺めることに。

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山頂付近の東京湾を望む展望台からの景色とほぼ同じですが、高さがちょっと違うかな?

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地獄覗きの場所から階段を延々と下り、日本寺の一番下の部分にある巨大な石仏を発見。岩盤をそのまま掘って作られた摩崖仏(まがいぶつ)としては日本一の大きさらしい!

薬師瑠璃光如来様で、人々を病から救ってくださるそうです。ご利益がありそうですね。

このあたりには自販機もあり飲み物も補給できました。

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階段の途中には羅漢像がたくさん。

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ようやく日本寺のロープウェーや駐車場のある出口に到着しました。

日本寺に入ってからここまでの行程で、多少休み休みしたものの1時間は歩いた気がします。

鋸山ロープウェー 山頂駅

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日本寺の出口を出て、さらにもうひと踏ん張り。5分ほど歩いてロープウェイ乗り場に到着です。ここもまた良い景色だ!

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にゃんこもいます。

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食堂が併設されており、ここで少し遅いお昼ご飯をとりました。

観光地化されている鋸山ですが、山の中に食べ物屋らしい食べ物屋はほんとうにここしか無かったです。

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びわカレーと山菜そば、あと郷土料理だというさんが焼き(魚のすり身のあげもの)をいただきました。頑張って歩いたからかめっちゃ染みるわー…。

そばの汁もすべて飲み干してしまった。

塩分が失われていたんだと実感

ちなみにアイスは今回の目的にもそぐわないため、ぐっと我慢した。

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ロープウェー乗り場の近くにあった、このお団子がものすごく美味しそうだったのですがロープウェーの時間がちょうどだったのでスルーしてしまったのをちょっと後悔。

ちなみにロープウェーは10分に1本間隔でした。混み具合に応じて5~15分間隔で変わるみたい。

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帰り道、木更津アウトレットモールに寄って帰宅。アウトレットモールでもしっかり歩いて、帰宅したころにはもう足が棒のようだった…

初心者でも気軽に登ることができた鋸山

前半は登山感あり、後半は観光地感ありと一粒で二度おいしい山だった

登山の楽しさに少し目覚めました。関東近郊の手近のところから攻めていくぞ!

鋸山の次に登りたい関東近郊の山たち

2020年12月 沖縄【4/4】「オリオンモトブ」泊 美ら海水族館も近く、かけ流しの温泉が楽しめるリゾートホテル

こんにちは、しろいるかです
2020年12月、沖縄へ行ってきた記録。美ら海水族館と、隣接するオリオンモトブリゾート&スパの宿泊記です。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
国際通り斎場御嶽
宿泊:百名伽藍

【二日目】
奥武島~リッツカールトン沖縄でアフタヌーンティ
宿泊:オクマプライベートビーチ&リゾート

【三日目】
古宇利島~今帰仁城跡公園~美ら海水族館
宿泊:ホテルオリオンモトブリゾート&スパ

【四日目】
那覇空港羽田空港

ホテル オリオンモトブリゾート&スパ

こちらのホテルはなんとオリオンビールの会社が経営するホテル

ただウェルカムドリンクにオリオンビールがあったりとちょっと関連は感じますが、言われなければわからない普通のリゾートホテルです。

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2014年にオープンしたばかりでまだまだ新しいホテルです。

特徴としては立地が抜群に良く、美ら海水族館は徒歩圏内、さらにエメラルドビーチ(海水浴場)も隣接しているという好立地。

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駐車場に車を置いて、エントランスの吹き抜け空間。絵画のように切り取られた先には伊江島が望め、真ん中のポコンとした城山がこちらからも良く見えます。

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そして、手前にはエメラルドビーチが。まさにその名の通りエメラルド色の美しいビーチです。

ここの空間はホテルへのワクワク感が出る良アプローチだと思う

写真だと伝わりづらいけど、天井もすごく高くて、思わずおぉーと声が出ちゃう

フロント

クラブフロア(クラブウイング)と通常フロア(オーシャンウイング)は完全に棟が分かれており、フロントから別になっています。今回は通常フロアの宿泊ということで、通常のフロントへ。

クラブ棟には専用プールやラウンジもあるようで、また雰囲気が全然違いそう。通常フロアはファミリー寄りだと思います。

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お正月らしい飾り付けがお出迎えしてくれます。

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なめらかな曲線を描く作りになっています。ガラス張りの面からは陽の光が取り込めて明るいロビー。

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フロントデスクからお魚が飛び出てますが、ここはツアーデスク。美ら海水族館のチケットもこちらで購入できるので買っておくと現地で並ばずにすみます。

部屋(ハリウッドツイン)

オーシャンウイング棟のお部屋は200室ほどとかなりの巨大ホテル。

お部屋はいくつか名前が分かれていますがベッドの配置や階層が違うだけでどれもほぼ同じ間取りみたい。

私たちが泊まったのはハリウッドツインのお部屋。

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全室オーシャンビューなので長ーい内廊下を通ります。

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お部屋は50㎡と十分な広さ。まだ造られてから期間もそこまで経っていないので新しさも感じます。

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一番部屋数の多いオーシャンツインとの違いはたぶんベッドがくっついていることだけだと思う笑

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テラスというよりはベランダのような感じでしたが、景色も良かったので外の椅子に座って外を眺める機会も結構ありました。ちょうど晴れ間が覗いてくれたのもよかった!

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バス・トイレは別になっています。

ガーデン

外観からはわかりづらいですが、ホテルは斜面に沿って作られているようで、駐車場はホテル裏にあり、フロントも3階にあります。徒歩で美ら海水族館等に出る場合は1階まで降りてちょっとしたガーデンを抜けていきます。

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ニコンサートができそうなステージもあったり、いい感じに整えられたお庭です。

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こちらは裏門。ここから出ていきます。

ちなみにこちらは閉門時間があって、夏場は夜7時まで、冬場は5時半に閉まってしまうので注意が必要です。

閉まったらぐるっと周って3階の正面から入らないとダメなのかな

美ら海水族館までの道

美ら海水族館へはビーチ沿いの小道を通って向かいます。

徒歩10分もかからない道ですが、ジンベエザメをモチーフにしたようなプチシャトルバスみたいなのも通っていたので、時間が合えばバスに乗ってもいいかも。

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エメラルドビーチはラグーンの中にあるビーチで、水質調査などでもAAランク(もっともよい)評価を受けている、良質のビーチみたいです。確かにこれは気持ちよさそう。

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ビーチを眺めながら小道を通っていきます。

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遠くに見えるのがホテル。ここまでくれば美ら海水族館です。

お散歩にピッタリ

美ら海水族館マナティー館とウミガメ館)

美ら海水族館は本館は有料ですが、その周辺にいくつか別館のような形で展示があり、そちらは無料で観ることができます。

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マナティー館。アメリマナティーが飼育されています。

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めっちゃでかいです。のそのそしていてカワイイ。確か500円かな?ごはんもあげることができるので食べる様子も観察できました。

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こちらはウミガメ館。たくさんのウミガメが元気に泳いでいました。

美ら海水族館(本館)

さて、本館に向かいます。

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今やジンベエザメの飼育で有名となった美ら海水族館ですが、もともとは1975年に開かれた沖縄国際海洋博覧会の跡地に水族館が開設されていました。

2002年に元の水族館の老朽化に伴い、建て替え・リニューアルオープンしたものが今の美ら海水族館だそうです。

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ヒラメかな?カレイかな? カレイかな。

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見るからに強そうなエビ。

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水槽のライティングが美しく、まるで海の中にいるような錯覚を覚えます。

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ここがジンベエザメの飼育されている大水槽。シアターのような設えになっているのが特徴的。

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青い光の中でお魚たちが泳いでいて、幻想的な空間です。

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ときおりジンベエザメが姿を現します。みんな回遊しているようで、定期的にやってくるみたい。

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マンタも数匹、ジンベエザメも二匹いて、みんな泳ぐスピードが微妙に違うのでじっと待ってタイミングが合わせれば全員集合写真を撮ることができます笑

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展示室にはなんと、かまいるかの脳が!!

…!

本館はさっと周るにしても1時間弱ぐらいは見ておきたく、大水槽やそのほかの展示もじっくり見ていくのであればもうちょっと時間が必要そうです。大水槽を見ながら楽しめるカフェなんかもあるんですが、大水槽間近の席は予約席になっているため、ゆっくりするつもりなら予約して行きたいところ。

美ら海水族館(オキちゃん劇場)

本館の展示を堪能したら、イルカショーをやっているオキちゃん劇場へ向かいます。

オキちゃんとは、オキゴンドウから取られたネーミングかな。

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こちらのイルカショー、なんと無料で観られてしまいます。ショーのレベルも非常に高く、これが無料とは太っ腹!まぁここまで来たら本館に行くからショーだけ見るなんてことはあまりないか。

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5匹のいるかたちの息がピッタリで、一斉ジャンプのタイミングにあぶれる子も全然いません!これはバキバキに仕上がってますね・・・。

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ジャンプ力もめっちゃ高い!見ごたえ抜群のショーでした。美ら海水族館に来たなら、開催時間を見計らって必ず見るべきポイントだと思います!

美ら海水族館(イルカラグーン)

最後の施設、イルカラグーンではショーの合間に休憩するいるか達を眺めたり、ごはんをあげることができます
ご飯をあげる体験は人気なので結構並びます。売り切れもあるようなので開始時間の少し早めに並ぶが良さそう。

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ごはんを待つオキゴンドウ達。大きな口をあけてめっちゃ静かに待ってます…。

つぶらな瞳とするどいキバがミスマッチで、どことなく怖さも感じますね笑

直接口の中に魚を投げ入れるとバクッと食べてくれて楽しかった…。

給餌体験はたのしいぞ

夜ごはん(オリオンモトブ内 シリウス

夜はホテルのプランについているブッフェです。美ら海水族館の徒歩圏内には夜にやってそうなレストランらしいレストランもあまりなかったので、ホテルで食べたほうがいろいろ都合が良さそう。

なお、ホテルのプランに夜ごはんがついていなくても、バーベキューレストランや居酒屋風レストランは普通に使えそうでした。

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ブッフェ形式ですが、ファミリー層とカップル層はエリアがある程度区別されて案内されたり、料理も人が集中しないような配置になっていたりと随所に配慮がみられてゆっくり食べられました。

お料理自体の品数や質も良くて満足できるブッフェでした!

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横に長ーい配置なので人も分散されてました。ただ料理に近い席だと人の移動が多くてちょっと嫌かも。。

朝も同じ場所でブッフェでした

朝食はあんまり記憶にないけど、悪くなかったと思う!

ジュラ紀温泉「美ら海の湯」

さて、最後に紹介するのですが、この温泉がオリオンモトブを選んだ一番の理由かもしれません。

沖縄県は一桁しか源泉数がない唯一の都道府県。一応温泉大浴場の付いたホテルやスーパー銭湯も存在はしているのですが、やはり数は非常に少ないです。

そんな沖縄県において、リゾートホテルでかけ流し温泉の大浴場がついているのがこちらのホテルの最大のウリだと思います!(温泉重視派の意見)

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こちらの大浴場はクラブフロア宿泊者は無料、通常フロア宿泊者は1,650円の追加料金がかかります。今回の宿泊ではプランに入浴券がついているものを選びました。

通常では有料にしているおかげか、客室数は200以上の大型ホテルで、当日はなかなかの稼働率のように思えましたが、大浴場では混雑せず快適に入ることができました。下手に無料にするより、こういう形で入場者数をコントロールする形が良いですね。

出典:オリオンモトブリゾート&スパ

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男女入れ替えで、どちらのお風呂にも半露天はついているのですが、広さや解放感はこのHPの写真にある方が断然上です。

また、小さいほうはスチームサウナ、大きい方はドライサウナ+水風呂なので、サウナ好きならぜひ宿泊日両日入って、こちらのお風呂を堪能したいところ!

お湯は薄く茶色く濁ったお湯がかけ流されていました。沖縄の温泉はほとんどがこのタイプだそうです。

ちなみに、那覇空港近くにある瀬長島ホテルは調べた限りでは沖縄県で唯一、かけ流しの温泉が楽しめる客室露天がついているそうなので今度はそっちにも泊まってみたい。

やっぱり温泉はいいね

大浴場入口にあるマッサージチェアもよかったよ

夜の雰囲気

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ガーデンに少し出てみると、カラフルなライトアップが。

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ガーデンも灯りがあるので、もう少しお散歩してみても良かったかな。

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お部屋から見た光景。遠くの岬では灯台が青く光っていました。

新しくてきれいな優等生リゾートホテル。好立地なのと温泉はまさに期待通り!

繁忙期はお値段があがりそうだけど、ひとり一泊2万以内で温泉、朝夕付きなら大満足だと思う。

冬場でも楽しい沖縄旅でした。

今回の旅のそのほかの記事はこちら